北欧に取材に赴き、1年に1冊ずつ発行している雑誌「Lifte 北欧の暮らし」。
1冊ごと北欧で活躍するイラストレーターやデザイナーに表紙を手がけてもらっています。
まもなく発刊されるvol.05を前に、改めて今までの雑誌の表紙を手がけてきた方をご紹介します♪
Vol.01の表紙は"SAANA JA OLLI〈サーナ・ヤ・オッリ〉"
juhannus(ユハヌス)
Vol.01の表紙を手がけたのは、フィンランドの古都トゥルクを拠点に活動するデザインユニット"サーナ・ヤ・オッリ"。
作品名は夏至祭をフィンランド語で表した「juhannus(ユハンヌス)」。サウナ、帽子、サヤエンドウ、夏の到来を告げるとも言われるいちごなど、多様なイラストで夏の喜びを表現しています。
SAANA JA OLLI〈サーナ・ヤ・オッリ〉
Olli Sallinen(左)とSaana Sipilä(右)の2人で結成したユニット。フィンランドの自然豊かなトゥルクで生活する彼らのデザインに対する姿勢、そして素材選びは早くから注目を浴びている。
Vol.02の表紙は"Piia Emilia〈ピーア・エミリア〉"
Puutarha(プータルハ)
vol.02の表紙を手がけたのは、フィンランドのヘルシンキで活動をするピーア・エミリア。
作品タイトルは「Puutalha(プータルハ)」。フィンランド語で庭の意。
夏になると夜まで輝き続ける太陽。その夜の光に照らされ、様々な色を見せる庭の花や植物を描いています。
Piia Emilia〈ピーア・エミリア〉
ラハティ応用科学大学デザイン研究所ファッションデザインを卒業後、デザインのアシスタントやインターンの経験を経て、現在はフリーランスをしながらもブランドのファッションデザインも行なっている
vol.03の表紙はEmmi Jormalainen(エンミ・ヨルマライネン)
Midsummer Night Picking flowers with forest animals
vol.03の表紙を手がけたのは、フィンランドのヘルシンキを拠点として活躍するピーア・エミリア。
フィンランドでは、夏至祭の夜に7つの摘んだ花を枕の下に入れて寝ると、将来の伴侶が出てくるという言い伝えがあります。
彼女の作品では、夏至祭の夜、森の動物たちと花を摘む1人の女の子が描かれています。2つの作品が対になる事で、ストーリーを感じさせる作品になっています。
Emmi Jormalainen(エンミ・ヨルマライネン)
アアルト大学グラフィックデザイン学科卒業。鉛筆や色鉛筆などを使用した手書きの技法を得意とし、主に児童書を含めた書籍のデザイン、映画タイトル、パッケージなどのグラフィックデザインを行っている。
Vol.04の表紙は島塚絵里
vol.04の表紙でデザイン提供してくれたのは、フィンランドのヘルシンキで長年活動しているテキスタイルデザイナー島塚絵里。
作品名は「Hedelmäpuu(ヘデルマプー)」。日本語の意味は果物の木。
島塚さんが子供の頃に想像したさまざまな果物がなる木がデザインされています。フィンランドにはレモンやぶどうの実がなる木は育ちませんが、冬が厳しい北欧に暮らしながら暖かい南の地方を夢見る気持ちも込められています。
島塚絵里
テキスタイルデザイナー、イラストレーター。2007年フィンランドに移住し、アアルト大学でテキスタイルデザインを学び、マリメッコ社でテクニカルデザイナーとして勤務。2014年より独立し、国内外の企業にデザインを提供する他、CMの衣装、宮古島のHotel Locusのテキスタイルデザインを担当。
雑誌「LifTe 北欧の暮らし」の最新刊vol.05は、5月末に発刊予定です。
今回ご紹介したvol.01~vol.04は、下記のサイトで購入することも可能です。
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