大阪・関西万博の北欧パビリオンでは、来場者が資源循環を実際に体感できるユニークな取り組みが進められています。
紙容器入りのボトルドウォーター40万本を無償配布し、専用回収ボックスを設置。
飲み終わった後のリサイクルまでを自分の手で体験できる仕組みです。
紙容器で飲み、回収し、リサイクルする一連の流れを体感

北欧パビリオンで配布される紙容器入りのボトルドウォーター*は、光や酸素を遮断する多層構造で、中身をしっかり守る高い機能性を備えています。牛乳パックと同じようにリサイクルが可能であることも大きな特徴です。
しかし現状では、アルミ付き紙容器のリサイクル率はまだ低く、多くが可燃ごみとして焼却されています。
その背景には、地域ごとのリサイクル拠点不足や、消費者への認知不足といった課題があります。

そこで日本テトラパックは、来場者が水を飲み、容器をパビリオン内や会場内の「紙ごみ」専用ボックスへ投函することで、飲用から回収、再生までの流れをまるごと体験できる機会を提供しています。
小さな行動が持続可能な社会につながることを、身をもって実感できる仕掛けです。
*数量限定のため、配布がない日もあります。
回収された容器はトイレットペーパーに再生
集められた紙容器は、万博の「難再生古紙リサイクル」協賛企業であるコアレックス信栄株式会社によってトイレットペーパーへと再資源化され、会場のトイレで実際に使われています。
自分が飲んだ後の容器が、会場で別のかたちに生まれ変わる——そんな循環のストーリーを体感できるのは、まさに万博ならではの体験といえるでしょう。

サステナブルな未来を“体験”できる北欧パビリオンは、大阪・関西万博の見どころのひとつ。
来場の際は、外観デザインや展示とあわせて、この取り組みにもぜひ注目してみてください。
【テトラパックについて】

テトラパックは1951年にスウェーデンで誕生し、食品加工処理や紙容器充填システムで世界をリードしてきました。現在は160以上の国と地域で事業を展開し、24,000人を超える従業員が「大切なものを包んでいます (PROTECTS WHAT’S GOOD)™」をモットーに活動。食品の安全、健康、そして地球環境を守る取り組みを続けています。
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