東京・神田にある「TOBICHI東京」で開催されている、絵本『アームとイルタ』の原画展。
会場の入り口には、ほぼ日刊イトイ新聞が運営するショップらしい落ち着いた雰囲気の看板が掲げられ、ガラス越しに店内の様子が見えます。北欧の小さなギャラリーのような、静かであたたかな空気が漂う空間です。
今回の原画展では、フィンランドの絵本作家アンネ・ヴァスコさんと、日本のイラストレーター福田利之さんによる絵本『アームとイルタ』の原画を中心に展示。
作品の世界観をじっくり味わえる構成になっています。

白い空間に広がる『アームとイルタ』の物語

会場に足を踏み入れると、白い壁いっぱいに飾られた原画が目に入ります。
小さな額に収められた作品たちは、まるで絵本のページがそのまま空間に広がったかのよう。
ページで見ると一瞬で過ぎてしまうシーンも、原画として向き合うと細かな色の重なりや質感、線のやわらかさまで感じ取ることができます。
絵本の物語を追うように展示されているため、会場を歩きながら自然と物語の世界に入り込んでいくような体験ができるのも魅力です。

福田さんの作品は、やわらかな色彩とあたたかみのある線が特徴。
動物がどこか素朴で愛らしく描かれ、見ているだけで心がほどけるようなやさしい空気が広がります。
今回展示されている作品でも、クマのキャラクターが登場し、森の中で動物たちと出会う場面が描かれています。
淡いグリーンやブルーを基調とした色合いが印象的で、まるで北欧の森の静かな時間を切り取ったかのような雰囲気。
また、福田さんの作品には「余白」の美しさも感じられます。
絵の中に広がる静かな空間や、柔らかくにじむような色の重なりが、物語の奥行きを生み出しています。
シンプルな構図でありながら、どこか詩的で、見る人の想像力をそっと広げてくれる。それが福田利之さんの作品の魅力と言えるでしょう。

アンネ・ヴァスコさんの作品は、独特のコラージュ表現と大胆な色使いが特徴。
布のような模様やテクスチャーを重ねながら、人物や風景を構成していくスタイルは、どこか北欧のテキスタイルデザインを思わせます。
展示されている作品では、やわらかな色彩と大胆な構図が印象的です。
人物の周囲にはテキスタイルのような模様やコラージュ的な表現が重ねられ、空や自然のモチーフが広がることで、物語のワンシーンが描き出されています。
シンプルな形と大胆な色彩で構成されていながら、見るほどに細かな発見がある。
それが、アンネ・ヴァスコさんの作品の魅力です。

会場内のショップスペースでは、絵本『アームとイルタ』をはじめ、関連グッズも販売されています。
ポストカードや小さなグッズなど、作品の世界観を日常に持ち帰れるアイテムも並び、原画を楽しんだあとにゆっくり選ぶのも楽しみのひとつ。
絵本をすでに読んでいる人はもちろん、今回初めて作品を知る人にとっても、その魅力をより深く感じられる展示になっています。
アンネ・ヴァスコさん&福田利之さんのサイン本をプレゼント

原画展の開催にあわせて、会場にはアンネ・ヴァスコさんと、福田利之さんも在廊するタイミングがあり、会場で実際に購入した絵本『アームとイルタ』に、お二人からサインをいただくことができました。
そこで、読者の皆さまへのプレゼントとして、このサイン入り絵本を1名様にプレゼントいたします。

当日は、お二人がその場で丁寧にサインを入れてくださいました。
ページを開きながら、ペンを走らせる様子からは、作品を手に取る読者へのあたたかな思いが感じられます。

福田利之さん、アンネ・ヴァスコさん、それぞれのサインが入った特別な一冊。
世界に一冊だけの、貴重な絵本になりました。
今回ご紹介したサイン入り絵本『アームとイルタ』を1名様にプレゼントします。
応募方法や締切は、下記のリンクよりご確認ください。
👉LifTeプレゼントキャンペーン!福田利之さん、アンネ・ヴァスコさんサイン付き絵本『アームとイルタ』詳細はこちら
絵本の世界を、ページの中だけでなく空間で味わえる今回の原画展。
福田利之さんのやさしくあたたかな表現と、アンネ・ヴァスコさんのグラフィカルで物語性あふれる世界が同じ空間に並ぶことで、『アームとイルタ』の物語はより豊かに広がります。
気になった方は、ぜひ会場でその世界観をゆっくりと体感してみてください。
イベント概要&アクセス

[TOBICHI東京]
■会期:2026年3月6日(金)~2026年3月29日(日)
■時間:11:00〜19:00 入場無料
■会場:東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル1F
[TOBICHI京都]
■会期:2026年4月10日(金)~2026年4月22日(水)※木曜日定休
■時間:11:00〜18:00 入場無料
■会場:京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2 寿ビルデイング5階
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