先日吉祥寺を巡った際に、吉祥寺の大型商業施設コピスで行われていた個展を覗いてきました。
訪れたのはコピスの4F。コピスはA館とB館に分かれていて、そこの連絡通路が「Artギャラリー」として吉祥寺にゆかりのあるアーティストや若手デザイナーの発掘の場として活用されています。
今回7月8月と2ヶ月に渡り展示されているのが「きたがわゆきこ」さんの作品。
きたがわさんがはテキスタイル ファイバー アーティスト(繊維を使って立体作品を作る)で、創作される作品は薄い布を染めて重ねて縫うため「布のステンドグラス」と呼ばれています。
きたがわさんは東京藝術大学時代に染色を学び、その後プリントテキスタイルで作品を作っていましたが、子育て中にベビーベッドの前で創作ができる薄い布を縫って創り上げる手法をオリジナルで創り上げました。
2004年に六本木のスウェーデン大使館ホールで開催された「スウェーデン&日本の現代美術アーティストの交流展」で日本人作家4名に選ばれ、それ以降スウェーデンとの関わりを大事にしています。
2006年には、植物学者カールフォンリンネ生誕300年(その前の年2006年にウプサラで行われた)記念プレ展の為に、ウプサラに三週間滞在し作品を創作し、その後もストックホルム、セーデルエリエを訪れています。
今回の展示は「Svensk birds - スウェーデンの風」と題されたもので、きたがわさんがスウェーデンの風景、自然をモチーフとして創作された作品が展示されています。
「作品はそれぞれが思い思いに自分の心を重ねて見るものだから、言葉はいらない」ときたがわさんは仰います。
スウェーデンの夏を通り過ぎる柔らかい風や光を感じられる展覧会は、8月31日(木)まで、入場料は無料で、気に入った作品はwebで購入することも可能です。
吉祥寺にお出かけの予定がある方は、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
Sevens Birds-スウェーデンの風
会期:8月6日(日)〜8月31日(木)
時間:10:00〜21:00
場所:コピス吉祥寺4Fアートギャラリー
ちなみに、会場となっているコピス吉祥寺。コピスは英語で「雑木林・小さな森」という意味の"Coppice"であり、またco(共に生きる)+(s)pice(活気づける・刺激する)の2つの意味合いも込められているそうです。
それを象徴するかのような場所が、3Fにガーデンテラスがあります。ベンチも多数用意されていますし、ガーデンテラス内には幾つかテラス席ありのレストランもあります。
個展を観て、ガーデンテラスで風を感じながらランチやカフェを楽しむ。そんなゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
https://www.coppice.jp/archives/95424
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