北欧デザインの巨匠、アルネ・ヤコブセンの名作に出会える特別展がはじまりました。
フリッツ・ハンセン ジャパンの全面協力のもと、名作家具の数々とともに、その魅力にじっくり触れられる内容となっています。
会期は2025年6月7日(土)から7月13日(日)までの約1か月間。
「Arne Jacobsen Exhibition(アルネ・ヤコブセン展)」
2025年は、北欧デザインを象徴する椅子「セブンチェア」が誕生して70周年の節目の年。
本展では、アルネ・ヤコブセンの名作を多数展示し、フリッツ・ハンセンが手がける現行コレクションのほか、貴重なヴィンテージアイテムやアーカイブ資料も登場します。
また、デンマーク・コペンハーゲンにある名ホテル「SAS ロイヤルホテル(現ラディソン コレクション ロイヤル ホテル)」の伝説の一室「JACOBSEN SUITE 606」を再現した空間も設けられ、時を超えて受け継がれる北欧デザインの真髄を体感できます。
SERIES7™(1955)
1952年の「アリンコチェア」から3年後に誕生した「セブンチェア」。
9層のベニヤで構成された成形合板のシェルは、しなやかな曲線美と高い強度・柔軟性を兼ね備え、現在でもフリッツ・ハンセンを代表するベストセラー。
暮らしの中に“北欧の美意識”を添えてくれる、まさに永遠のスタンダードです。
ANT™(1952)
「アントチェア(アリンコチェア)」は、デンマークの製薬会社・ノヴォノルディスクの社員食堂のためにデザインされた一脚。
3本脚の軽やかなフォルム、そして一体型の成形合板シェルは、まるで楽器のような優雅さを感じさせます。
80年代に発表されて以来、世界中のデザイン愛好家に愛され続けています。
EGG™(1958)
その名の通り“卵”のようなフォルムを持つ「エッグチェア」は、ヤコブセンの代表作のひとつ。
自身のガレージでワイヤーと石膏を用いて試作を重ねたというこの椅子は、空間に包まれるような安心感と、北欧のクラフトマンシップの結晶ともいえる造形美を兼ね備えています。
POT™(1959)
「ポットチェア」は、SASロイヤルホテルのために1959年にデザインされたラウンジチェア。
オリジナルの印象的なフォルムはそのままに、現代的な快適さと機能性を加えてアップデートされています。
北欧デザインが持つ“変わらない良さ”と“進化する心地よさ”を体感できる一脚です。
北欧デザインの巨匠・ヤコブセンの世界にじっくりと浸れるこの特別展。
会期中の6月28日(土)には、フリッツ・ハンセンの担当者によるガイドツアーイベントも予定されているとのこと。
名作家具の背景やこだわりにふれながら、さらに深くヤコブセンの魅力を感じてみてはいかがでしょうか?
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開催概要
■期間:2025年6月7日(土)から7月13日(日)※水曜日定休
■営業時間:10:30~18:30
■会場:FRITZ HANSEN IN SHOP @ MURAUCHI SAGAMIHARA(村内ファニチャーアクセス相模原店1F)
■住所:神奈川県相模原市南区鵜野森3-50-1
アルネ・ヤコブセン
1902年-1971年
デンマーク生まれ/ 建築家・デザイナー
20世紀においてデンマークのデザイン及び建築業界を牽引し続け、デンマーク国立銀行のような複雑な建物からカトラリーセットのティースプーンといった細やかなアイテムに至るまで、様々なプロジェクトを指揮していました。ヤコブセンのアイデアの数々はスカンジナビアから波及して世界中の建築家やデザイナーに影響を与えています。
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