葉巻のような形で、さっくりとした食感が特徴の「シガール」。皆さんも一度は口にしたことがあると思います。お中元やお歳暮で使われるシーンも多く、僕もその時期家にシガールがたっぷり入った缶が届くとテンションが上がったのを覚えています。
そのシガールを販売しているのが、こちらも皆さんご存知の「ヨックモック」ですが、ヨックモックがスウェーデンとゆかりがあるという話はご存知でしょうか?
|スウェーデンに存在する「ヨックモック」
スウェーデンの首都ストックホルムから北に車で半日の所にあるのが「ヨックモック」という5000人が住む自然豊かな小さな市。市名の綴りは「Jokkmokk」、シガールのヨックモックの綴りは「Yoku Moku」と若干違いますが、ヨックモック社を創業した藤縄則一さんが、スウェーデンを旅行した際に訪れたヨックモックの街で受けた心あたたまるもてなしに感動をしたと言います。滞在時に頂いた手作りのお菓子は特に印象に残り、「真心のこもった手作りのあたたかみを感じられるお菓子作りをして、人々を幸せにしたい」と願いを込めて、綴りだけ日本人に馴染みやすいように「Yoku Moku」にしました。ヨックモック社は、その後も市の観光局と交流を続けており、毎年限定で作るクリスマス缶をプレゼントしているそうです。
ヨックモック社は来年2019年に設立50周年を迎え、その前年に当たる今年、スウェーデンと日本修好150周年を祝う形でコラボレーションが先日スウェーデン大使館で開催された「スウェーデントラベルデイ2018」で発表になりました。
※「スウェーデントラベルデイ2018」の様子はこちら
|コラボレーション監修は、スウェーデン大使専属シェフ!
コラボレーションの監修を担当したのは、スウェーデン大使専属シェフのマーリン・エリクソンさん。マーリンさんは、フランス・リヨンにてポール ボキュ−ズ氏のもとで学び、世界各国の料理や食材に造詣が深く、これまでに訪れた国はなんと42カ国(!)という実績を持ったシェフ。今回のコラボレーションでは、スウェーデンのフィーカをイメージして監修をしたそうです。
フィーカはFIKAという綴りで、お茶をするという意味を持つスウェーデン語でとても大事な文化です。
※フィーカに関しては、こちらの記事でも詳しく取り上げています
今回監修をされたマーリンさんにとってもフィーカは大切な物だそうで、今回のセットに関する想いと共に、こう語ってくれました。「幼い頃から毎日フィーカをしてきました。毎日10時と15時がフィーカタイムで、母はコーヒーを、私はジュースを、そして母が用意してくれたケーキを一緒に話をしながらゆっくり食べる。私にとってフィーカは母との絆を意味するものでもあるのです。大人になってからもこの習慣は変わらず、10時にはコーヒーとケーキを、15時にはまたみんなで集まってコーヒーを飲み仕事に戻る。フィーカなしの生活は考えられないのです。今回のヨックモックが提供するフィーカセットで、このスウェーデンの文化に少しでも触れていただけると嬉しいです」。
|4月20日(金)提供開始「〜フィーカ スウェーデンの伝統〜ブルー・ブリック・ティーセット」
ヨックモック青山本店内にある「ブルー・ブリック・ラウンジ」で提供されるのが、こちらの「〜フィーカ スウェーデンの伝統〜ブルー・ブリック・ティーセット」。お料理と小菓子と飲み物がセットになっています。気になるメニュー構成はこちら。
①スウェーデンのミートボールとビーツのオープンサンド
スウェーデンの伝統料理の1つとして知られるミートボールと、ビーツが入ったオープンサンド。ミートボールをベリー系のジャムと合わせて食べるのも良いですが、ビーツとの相性も抜群。
②サーモンのマリネ はちみつ入りマスタードソース添え
スウェーデンでは復活祭や夏至祭、クリスマスなどのお祝いの時にも食べられ料理で、サーモンは砂糖と塩で揉んだ後3日程マリネされていて、そこに定番のはちみつ入りマスタードが添えられています。ちょっと大ぶりですが、レモンも一緒に口に入れると爽やかな味わいが広がります。
③ルバーブのパイとバニラソース
ルバーブはスウェーデンの春にはよく食べられるもので、ルバーブを使ったジャムはスウェーデンでも多く見られます。茎が赤いため綺麗なピンクがかったジャムはルバーブ本来の酸味が柔らかくし、パイにも良く使われるのです。
④スウェーデンのシナモンロール
マーリンさんの大好物でもあるシナモンロールもスウェーデンでは定番です。優しい素朴な味わいはコーヒーや茶と是非一緒に味わいたい。
⑤クラッドカーカ
外はカリッと、中はしっとりしたスウェーデンでは誰しもが知っているチョコレートケーキ。まずケーキを作るとしたらこのクラッドカーカと言われるくらい馴染みが深く、フィーカの時によく食べられるものです。
⑥ハッロングロットル
ラズベリーの洞窟という名前の可愛らしいクッキーは、もちろんラズベリーが中に入っています。ラズベリーの軽い酸味とクッキーの甘さのバランスが絶妙。
⑦ダムスーガレは編集部一押し!
今回一番おすすめなのが、緑色のマジパンがあしらわれた長方形のこのお菓子。初めて見た方はちょっとびっくりするかもしれませんが、こちらもスウェーデンでは定番のお菓子。洋菓子屋さんに行くと、多くのお店でダムスーガレが売られているのを見ることができます。中はしっとりとしていて、チョコレートベースなのですが、口当たりが何故か日本の和菓子を感じ、びっくりするほど美味。ちなみに、ダムスーガレという名前は「掃除機」(!)を意味するそうです。
|プチギフトに最適!焼き菓子のセットもヨックモック本店限定パッケージが登場!
そして、青山本店売店のみ「Sma godingar(小さなごちそうたち)」という名前で、焼き菓子のセットをスウェーデンの象徴とも言えるダーラナホースがあしらわれた限定パッケージで販売がされます。自分へのご褒美用でも、ちょっとしたプチギフトでも大活躍しそう。友人の家に招かれた時、これを持って行ってフィーカをする、というような楽しみ方もできそうですね♪
この他にも店内にはスウェーデンの素晴らしい風景のパネル展示するそうです。この春はヨックモック本店でスウェーデン、そしてフィーカにどっぷり浸ってみませんか?
|「〜フィーカ スウェーデンの伝統〜ブルー・ブリック・ティーセット」を味わうための注意点!
予約がオススメ!
今回のブルー・ブリック・ティーセットはこだわりも強いため、かなり調理に手間をかけていることもあり、1日に提供できる数に限りがあるそうです。「確実に味わいたい!」という方は、まずはお店に予約の電話を入れ、席とセットを確保した上でお出かけすることをお勧めします。
提供期間
今回は特別企画ということもあり、提供期間があるのと、オーダーできる時間も限りがあるので要チェックです。
提供期間:2018年4月20日(金)~6月19日(火)予定
オーダー可能時間:14:00~20:00限定(日曜日・祝日は18:00ラストオーダー、19:00閉店)
|アクセス
【ヨックモック青山本店「ブルー・ブリック・ラウンジ」】
住所:東京都港区南青山5-3-3
電話:03-5485-3340
営業時間:月〜土 10:00~23:00
日・祝 10:00~19:00
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