華やぐ街並みと、ショップに流れる曲でクリスマスムードがだいぶ高まってきました。日本のクリスマスのイメージは、12月に入ると盛り上がり、24日、25日が最高潮で、26日になると一気にお正月ムードになる印象がありますが、北欧スウェーデンはどんなクリスマスなのでしょうか?
|ベングト&ロッタのロッタ・グラーヴェさんが教えるクリスマスワークショップ
現在松屋銀座で開催中の「ベングト&ロッタのクリスマス」。ベングト&ロッタの2人が織りなす可愛らしいデザインのグッズの数々が販売されており、多くのお客様で賑わっています。オープニングに合わせて来日していたお二人ですが、ロッタさんによるワークショップが開催されるということで伺ってきました。
|スウェーデンのクリスマスでは欠かせない「スメルカラメル」
ワークショップのテーマは「スメルカラメル」。このスメルカラメルはスウェーデンのクリスマスでは欠かせないものです。スウェーデンでは最も一般的なオーナメントの一つとして知られていて、この筒の中にキャンディーやチョコレートを入れてクリスマスツリーに飾ります。そしてクリスマスを迎えると、子供達がこの筒を「ポン!」と割って中のお菓子を食べるのだそうです。ちなみに「スメル」は「ポン!」、「カラメル」は「キャンディー」の意味なんだとか。
今回のワークショップでは、このスメルカラメルを作るというもの。紙と筒で作るシンプルなもので、色紙、筒、あとはハサミと糊だけで作っていきます。ワークショップは日本でも何回か開催経験があるロッタさんですが、地元スウェーデンでも友人や、デザイナー仲間にワークショップを開く機会が多いそうで、話をしながらも手は止まらず、あっという間にカラフルなスメルカラメルが出来上がっていきます。作りながらスウェーデンのクリスマスに関しても話してくれました。
|スタイリッシュではなく、暖かみがあるクリスマス
キリスト教圏のヨーロッパにおけるクリスマスは、まずアドヴェントが基本になります。11月30日に近い日曜日がアドヴェント1日目となり、今年は12月2日。そのアドヴェント1日目に家族や友人が家に集まって、食事をしたり、スメルカラメルを含めたオーナメントを作ったりするそうです。大人はもちろん、小さい子供達もスメルカラメルを作り、クリスマスツリーにたくさん飾ります。ロッタさんのご家庭では、クリスマスツリーだけではなく、窓際にもスメルカラメルを飾るそうで、その装飾はスタイリッシュというよりも、家庭的な暖かみがある装飾なんだそうです。そして、子供が作ったスメルカラメルは捨てずに取っておく家庭も多いそうで、ロッタさんのご家庭でも子供が小さい時に作ったスメルカラメルを長年捨てずに取っておくそうです。
|長い期間、ゆっくりと楽しむスウェーデンのクリスマス
面白かったのがクリスマスツリーの話。スウェーデンではクリスマスツリーを片付ける日が、クリスマスから数えて19日目の1月13日と大体決まっているそうです。つまり、それまでクリスマスツリーを飾っているということで、アドヴェント1日目から考えても、1ヶ月半クリスマスをゆっくり楽しむそうです。
ロッタさんはクリスマスのクラフトブックも出版しています。伝統的なスウェーデンのクリスマスに関するクラフトをロッタさんの新しい解釈も入れて作られたもの。見ているだけでも楽しくなるこの本、是非日本語版も出して欲しい!
|ベングト&ロッタのデザイン、そして人柄
今回のワークショップは、ただ作るだけではなく、スウェーデンのクリスマスの伝統を学べるワークショップ。ロッタさんの人柄の良さもあり、参加者通しのコミニュケーションが活発でとてもいい雰囲気の会でした。ご夫妻で活動をしている「ベングト&ロッタ」はスウェーデンを代表するブランドにもなり、日本でも多くのファンに愛されています。評価が高い理由の一つとして、「素朴で可愛らしいデザイン」が挙げられますが、彼らの人柄も大きな要素に感じました。
|ベングト&ロッタのクリスマス@松屋銀座
そんな彼らの魅力が詰まった「ベングト&ロッタのクリスマス」が松屋銀座で開催中です。彼らの代表作でもあるキャンドルホルダーはもちろん、チケットファイルや、一筆メモなど日常使いできるものも豊富に揃っています。クリスマスにはやっぱりギフト!ということで、LifTe編集部オススメ商品はこちら!
ギフトは中身も重要ですが、パッケージにもこだわりたいところ。このベングト&ロッタのシルバーペンダントは、高級感がありながらも暖かみのあるボックスに入っています。シンプルでありながら、暖かみのある、まさにベングト&ロッタを象徴するようなギフトにふさわしい商品です。
■ペンダント ベングトカッテン SV9118 10.800円(税込)
※会期等の詳細はこちらをご確認ください
|せっかく行くのであれば抑えたい、ベングト&ロッタに染まった松屋銀座
そして、松屋銀座に行かれた方に見ていただきたいのが、松屋銀座館内にある数々のベングト&ロッタの作品。今回の松屋銀座のクリスマス、メインビジュアルはベングト&ロッタが描いています。エスカレータ横の吹き抜けや、ショップの棚、天井など、いろんなところにベングト&ロッタの作品があるので、そちらもお見逃しなく!
© Bengt & Lotta
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