【北欧イベント】フィンランド オウルのブランドが来日!

LifTe 北欧の暮らし オウル TURN harajuku

アクセサリーやバッグなどのファッション雑貨、家具・照明などのライフスタイルインテリア、そして絵画・写真のアートなど生活と文化に関連したものを販売するアッシュ・ペー・フランスが、2000年から手がけているのがファッションとデザインの展示会「Rooms」。今年も2月20日(水)から22日(金)までの3日間「Rooms Experience38」と題して、五反田のTOCホールで開催されます。本イベントに合わせてフィンランドのオウルからいくつかのブランドとバンドが来日しています。今回は、Rooms開催に先駆けて行われた「フィンランド人クリエイター達の新たな挑戦」と題したイベントに参加してきました!会場は明治神宮前にある「TURN harajuku」。



|オウルってどんなところ?

LifTe 北欧の暮らし オウル オーロラ

Photo: Thomas Kast / Visit Finland mediabank

LifTe 北欧の暮らし オウル 説明
フィンランド首都ヘルシンキから北に600キロ程離れた場所にあるオウルは、フィンランドで5番目の大きな街で、北部フィンランドの首都とも呼ばれるそうです。自然環境が豊かな分、冬は-30度以下になることもありますが、逆に夏は白夜となり、いつまでも太陽が沈まない、魔法にかかったような体験ができます。また、北極圏にも近いため、オーロラも見ることが可能です。

ノキアからの脱却、そして成長

LifTe 北欧の暮らし オウル 街並み

Photo: Thomas Kast / Visit Finland mediabank

オウルを語る上で外せないのは「ノキア」の存在。ノキアの本社はヘルシンキ郊外のエスポーにありますが、オウルが力を入れてきた通信技術の高さに惚れ込み、オウルに拠点を設けます。ノキア効果もあり、雇用も増え、順調に産業の発展を迎えますが、2011年に発生したいわゆるノキアショックにより、オウルには多くの失業者が溢れました。暗くなりかけた街を支えたのが、オウル市が出資した支援組織機関「ビジネスオウル」。ビジネス・オウルは、スタートアップ起業に対して金融機関の紹介を行なったり、企業同士のマッチングを図る展示会などを主催しました。
これが功を制して、新しい成長局面を迎え、現在ではフィンランドの各都市の中で最も成長率が高い都市となっています。

環境の良さ、インパクトを与えるフェス

オウル市は、ヘルシンキと比べると自転車を利用する人の数が圧倒的に多く、通勤渋滞なども無く、住みやすい環境としても知られているそうなのですが、オウルを語る上でもう1つ忘れていけないものがあります。それは「エアギター選手権」。以前LifTeでもエアギター世界選手権の様子をお伝えしましたが、このフェスティバルはオウルが発祥です。

※昨年のエアギター世界選手権の様子はこちら


時代の最先端を行きながら、自然豊かで、ちょっと突き抜けてる、それがオウルという場所。今回のRoomsでは、このオウルを拠点として活躍しているブランド4つ、そしてバンドがお披露目となりました。

|フィンランド人クリエイターが生み出すもの

Bjarmia(ビャルミア)

LifTe 北欧の暮らし オウル Bjarmia(ビャルミア) カイサ
ヘッドデザイナー・Kaisa Valkama-Kettunen(カイサ ヴァルカマ-ケットゥネン)

ビャルミアは、オウル中心地からさらに北東に300キロ程行ったクーサモ(オウルエリア)という街に工房とショップをもつ陶器ブランド。設立は1974年で、カイサさんが2代目で、陶器のデザインも手がけており、製品は全て手作り。彼女のデザインアイディアは、彼女が美しいと感じるものから得られるもので、白樺をモチーフにした製品や、クーサモの自然が描かれている。ビャルミア製品の特徴でもある上塗りを重ねることによって表現するグラーデーションは、ラップランド(フィンランド北部)の丘に吹く風が上手く表現されています。また、機能性も重要だと語る彼女が手がける製品は、全て食洗機等で洗浄することも、電子レンジやオーブンでも使用が可能です。

Bjarmia オフィシャルサイトはこちら

YO ZEN(ヨウツェン)

LifTe 北欧の暮らし YO ZEN(ヨウツェン)
デザイナー・Kate Samisen(カテ サルミネン)& Paula Kouri(パウラ コウリ)

ヨウツェンは、カテさんとパウラさんの2人のデザイナーによって立ち上げられたアクセサリーブランド。ブランド名になっている「ヨウツェン」はフィンランド語で「白鳥」。白鳥はフィンランドの国鳥でもあり、その白鳥が折り紙を彷彿させるようなブランドロゴに昇華し、そして主力商品のデザインにもなっています。アクリルや白樺などの木材を使用した、自然を感じさせる柔らかい味わいを持った商品が多いのが彼女たちのブランドの特徴。ヨウツェンは、この他にも子供服や、インテリア商品など生活にまつわる商品を幅広くラインナップしています。

YO ZEN オフィシャルサイトはこちら

KIKS(キクス)/IIjana(イリヤナ)

LifTe 北欧の暮らし オウル KIKS(キクス)/IIjana(イリヤナ)
デザイナー・Katja IIjana(カトヤ イリヤナ)

2003年にキクス、2017年にイリヤナというブランドを立ち上げたのがカトヤさん。使い古された衣類等を再利用し、新しいものに作り変えるだけでは無く、従来のものより価値をあげる、いわゆるアップサイクルを意識した製品作りをしています。彼女が作り出すウェアの特徴はジェンダーフリーが意識されていることと、全てハンドメイドで作られている点。男女平等の世界観が日本より進んでいるフィンランドならではの感覚で、ほとんどのウェアが男性、女性問わず着ることが可能。そして基本2つのブランドとも受注生産を行うテーラーメイド的な手法をとり、ストックをあまり持たないファストファッションとは真逆のスローファッションにこだわりを持ち、手作りの良さを伝えています。

KIKS オフィシャルサイトはこちr

Venka & Vinka(ヴェンカ&ヴィンカ)

LifTe 北欧の暮らし オウル Venka & Vinka(ヴェンカ&ヴィンカ)
デザイナー・Katri Luttinen(カトリ ルッティネン)
オウルは自転車の街としても有名で、1年を通して自転車で移動する人々を街中で見ることができます。カトリさんが手がけているのは、この自転車で使用されるタイヤのインナーチューブをアップサイクルした製品。彼女は廃棄となるインナーチューブをハンドメイドで新しいアクセサリーに仕立て上げています。また、彼女は音楽との関わりも大事にしており、今回演奏するバンド「Juuni&Olkimaa」のオリジナル製品を作ったり、フィンランドで開催される音楽フェスティバルと協力し、残ったチケットを再利用して新しいアクセサリーを生み出しています。

https://venkavinka.fi

Juuni&Olkimaa(ユーニ&オルキマー)

LifTe 北欧の暮らし オウル Juuni&Olkimaa(ユーニ&オルキマー)

イベント終盤には、オウルに拠点を置く、フォークポップ&ワールドミュージックバンドの「Juuni&Olkimaa」がミニライブを行いました。ボーカルのユリアさんが全曲の作詞作曲を手がけており、軽やかで透き通った声と、優しいタッチの演奏が会場を包み込みます。「Juuni&Olkimaa」は今回の来日期間中、Roomsの他、横浜の老舗ライブハウス「7th avenue」でもライブを行う予定です。

「Juuni&Olkimaa」のミュージックビデオはこちら

|会場に華を添えたのはライ麦ハウスベーカリー!

LifTe 北欧の暮らし ライ麦ハウスベーカリー

今回のイベントで提供されたのは、鎌倉の「ライ麦ハウスベーカリー」のシナモンロールやブレッド!!ライ麦ハウスベーカリーは、ご主人のフィンランド人アキさんと、奥様優子さんが2017年に鎌倉小町通り近くにオープンしたベーカリー。フィンランド、そして日本でも長年修行を重ねたお二人が作るシナモンロールの味わいは絶妙!

※ライ麦ハウスベーカリーの商品は、今回のイベントのために特別に用意されたものなので、Roomsでは召し上がることはできません。気になる方は是非お店に伺ってみてください!

ライ麦ハウスベーカリー オフィシャルFacebook

アットホームな雰囲気で開催された本イベントでしたが、今回紹介したブランド、バンドがお披露目されるのは「Rooms Experience38」!Roomsの面白いところは、見るだけでは無くて、一部の商品を購入できるところ。紹介したブランドは日本未進出なので、日本ではなかなか購入できないものばかり。一般の方も入場可能なので、気になった方は是非会場に足を運んでみてくださいね♪

Rooms Experience オフィシャルサイトはこちら

|アクセス

【Rooms Experience38】
会期:2019年2月20日(水)~22日(金)
時間:10:00~19:00(最終日は18:00まで)
会場:五反田TOC 13F
料金:入場料 : 2,000円
住所:東京都品川区西五反田7-22-17




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