世界一幸福な国はフィンランド!でもどうやって決まったの?

3月14日に国連が発表した「世界幸福度ランキング」の発表はみなさんご覧になったでしょうか。

今年も北欧5か国が全て上位にランキングをされました。1位にフィンランド、2位ノルウェー、3位デンマーク、4位アイスランド、そして9位にスウェーデン、今回調査の対象となった156か国中北欧5か国が全て10位以内にランキングされるという快挙。

でも、この幸福度ってなんだろうと思いませんか?

|幸福度はどうやって調査されるのか

まず、この調査が誰によってどの様に分析されているのかを理解することから始めましょう。

この調査は国連が2012年から発表され、今年で6回目。まずそもそもの基準になっているのは、各国で行われる世論調査です。「自分の幸福度が0(最低)から10(最高)のどこの段階に位置するか」という調査が基本項目となっており、過去3年間の平均点が基本となっていて、それぞれを「GDP」「社会的支援」「人生選択の自由度」「健康寿命」「腐敗の認識」「寛容さ」という6つの項目が説明変数として、この平均点の内訳が説明されています。

なので、この調査はあくまで国民が自分の感覚に基づいて回答しているもので、第三者が「この国の幸福度はこうだな」といった分析からなるものではないということです。

|幸福度が高い北欧諸国

LifTe 幸福度ランキング

©visit finland

 

とは言っても、指標として参考にはなるこの調査。この調査が始まって以降、必ず上位に食い込むのが北欧諸国です。税金が日本と比べると、とても高い北欧ですが、教育、福祉、社会での男女平等、税金の使われ方に対する透明性、メディアのあり方など、日本より進んでいる部分が北欧諸国は沢山あります。

幸せを感じる尺度は人それぞれではありますが、こう言った社会的なインフラを昔から整えている北欧に住む人々は日本に住む我々よりも「幸福」を感じる瞬間が多いのは間違いなさそうです。

|新しい尺度「移民が感じる幸福」

LifTe スウェーデン 移民

©Faramarz Gosheh/imagebank.sweden.se

 

今回この幸福度調査とは別に「移民が感じる幸福度」も調査がされました。ここも北欧諸国に焦点を当ててみると、1位にフィンランド、2位デンマーク、3位ノルウェー、4位アイスランド、8位にスウェーデンとこちらも上位10位に北欧5か国が全てランクインをしています。

移民の政策に関しては北欧諸国は昔から門戸を開いていて、実際に政策として始まったのは1940年代から1960年代のこと。背景としては、経済成長期を迎えるにあたり、そもそも総人口が少ない北欧諸国は、労働力として移民を受けいるようになりました。

移民が住みやすい環境作りということで、スウェーデン、フィンランドでは母国語が異なる人たち向けの語学学習制度も充実していて、北欧社会に馴染める仕組みが各国とも比較的充実しているのが特長です。

lifte 北欧5か国 国旗

フィンランドを実際に訪れて思ったのは「外国人として見られている瞬間がない」ということ。他の国だと視線で「あ、外国人として見られている」という瞬間があったりしますが、フィンランドでは一切その瞬間がなかったのが印象的です。これも移民政策の歴史があるフィンランドならではのことなのかもしれません。

また、「政治的難民」に関しても、北欧諸国は積極的に門戸を開いてきた過去があります。ただ、他の周辺諸国同様、そのことによって問題が起こっていることもあるそうです。この部分はまだ難民の話題が昇ることが少ない日本では想像することは難しいですが、参考になるのがこちら。

フィンランドを代表する映画監督の一人アキ・カウリスマキがテーマに取り上げているのが「難民」。特に最近手がけている彼の作品は「難民三部作」と言われ、フィンランドが抱える難民に対する問題にメスを入れています。

今回は、世界幸福度ランキングの話から、難民の話まで掘り下げてしまいましたが、それぞれの側面を見るのは、その国を理解する上でとても大事なことです。

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