以前、フィンランドのオーガーニック事情をご紹介しました。ここ近年、食を取り巻く環境は物凄いスピードで進化しています。
それは、宗教上によるものもありますが、人々の食に対する嗜好性が多様化したものでもあります。ベジタリアン、ビーガン、マクロビなど、みなさんも最近良く聞く言葉なのではないでしょうか?
|ベジタリアン、ビーガン、マクロビオティックの違い
この3つのワード、何となくお肉を食べないというイメージを持ちますが、簡単に整理をしておきましょう。
ベジタリアン:菜食主義者とも呼ばれ、基本的にお肉は食べませんが、動物の乳が原料になっている乳製品や、卵、お魚を食べる人もいます。
ビーガン:絶対菜食主義者とも言われ、ベジタリアンより厳密に摂取する食べ方を心がけている人々で、卵、乳製品、魚など、動物性タンパク質は全て摂取しません。
マクロビオティック:動物性食品は禁止されていません。根本に「陰陽調和」「一物全体」「身土不二」という3つの考えがあり、そこがクリアされていれば問題がなく、上記の2つよりは制限が多くありません。
では、ベジタリアンやビーガンの人々が、お肉の代わりに何を食べているのでしょうか?
彼らはサラダばかりを食べているという訳ではなく、大豆などをお肉のように加工したものを料理し楽しんでいます。
欧米をはじめとして、お肉の代わりになる食品が、ここ近年シェアを伸ばしています。
今回ご紹介するのは、フィンランドのビーガンや、ベジタリアンの人々に急速な支持を集めている食品です。
|フィンランドのそら豆から作られるスーパーフード「HÄRKIS」
HÄRKISは、フィンランドのそら豆を加工してできた「そぼろ」です。
フィンランドのそら豆は、日本のそら豆に比べると、一回り小さいサイズですが、たんぱく質、食物繊維が多く含まれており、栄養価がとても高く、それをミンチ状(そぼろ)にしたHÄRKISはスーパーフードとして認知を高めています。
2016年に発売を開始して、わずか2年でフィンランド国内でのブランド認知度は79%という驚異の数字を叩き出したのは、お肉を思わせる商品の完成度の高さ、グルテンフリー、ミートフリー、アレルゲンフリーなどの基本的要素に加え、おそらく料理アレンジのしやすさが多く寄与していると思われます。
|いろんなレシピで、様々なシーンで楽しめるHÄRKIS
HÄRKISが行なっているのは、単純な商品紹介ではなく、多様な食べ方提案。基本的なサラダはもちろん、生春巻き、ピザ、キッシュ風など、見ているだけでお腹がすいてくるメニューの数々。
3月25日(月)から発売されたHÄRKISは、「プレーン」「メキシカン」「エスニックカレー」の3種類。フィンランドではもっと多くの種類が発売されているそうですが、日本のマーケットに合わせてこの3種類が発売されたそうです。
いつもの料理の、お肉の代わりにHÄRKISを使えばOKという手軽さは、日本のベジタリアンやビーガンの人々はもちろん、ちょっとヘルシーなレシピを作ろうと思っている方々の大きな手助けになる食品です。HÄRKISは冷凍なので、スーパーの冷凍コーナーを是非のぞいてみて下さいね!
フィンランドの文化や情報を伝える「HÄRKISフィンランド通信」開始!
HÄRKISのオフィシャルサイトでは、フィンランドの文化やお祭り、食の情報などを発信する「HÄRKISフィンランド通信」も配信がスタートしています。1回目はフィンランドのマーケットに関するお話。フィンランド好きな方々は、こちらも注目ですよ!
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