|ミニマリズムという概念、そして曲線美
世界的にデンマークデザインを知らしめたのは、家具デザインだと良く言われます。実際、デンマークには家具デザインの巨匠が数多く存在し、今まで多くの傑作と言われる家具が創られてきました。
それらの家具全てに共通するわけではありませんが、多くの共通項として「ミニマリズム」「曲線美」が挙げられます。
ミニマリズムとは、余計なものを一切排除し、機能性は残しながらもシンプルに仕上げていくこと。そして、シンプルでありながらも人間の身体にフィットする曲線美を与えることによって、個性的かつ機能的な家具が生まれるのです。
この「ミニマリズム」「曲線美」という系譜は、家具以外の様々なデンマークデザイン製品にも活かされています。今回ご紹介するのは、その系譜をしっかりと引き継いだデンマークの腕時計「Nordgreen」。
|巨匠 ヤコブ・ワグナーが考える 永遠に価値あるものを生み出すためのキーワードとは?
「Nordgreen」のチーフデザイナーは、あのヤコブ・ワグナー。彼はデンマークを代表するオーディオメーカーの「バング&オルフセン」や、イタリアのハウスウェアメーカー「アレッシィ」などのプロダクトデザインを手がけ、ニューヨーク近代美術館にもコレクションされるなどデンマークデザイン界の巨匠です。
彼がいつも心に留めているのは「人間中心」「忠実」「有意義」という3つのキーワード。つまり、利益や便利さを追求するあまり“人間がモノに使われてしまう”のではなく、“人間が幸せになるために使うモノ”を追求し表現しているということ。
この3つのポイントが備わったデザインには、永遠に持ち続けたいと思えるほどのストーリーが宿っているそうなのです。
|コペンハーゲン発の腕時計ブランド「Nordgreen」
そんな彼が手がけるNordgreenの腕時計は、一切の無駄を省いたシンプルさに加え、デンマークデザインならではの美しい曲線と、上品さが兼ね備えられたデザインです。ベストセラーの"Philosopher"は、「過去に学び、"今"を行動することで、より良い未来を作る」ことをコンセプトに設計されました。
1秒1秒、休むことなく動き続ける秒針は、先に伸びるほど細くなっています。そこには、過去から流れていくだけの“今”ではなく、新たなチャンスを切り開いていく“今”を生きて欲しいという彼の想いが、非対称のシャープな秒針により体現されています。
文字盤のデザインもさることながら、ストラップが付け替えできるのも嬉しいところ。オン・オフを切り替えて着用できるので、様々なライフスタイルに適用できるのも彼らしいアイディアです。
|コペンハーゲンを愛するヤコブ・ワグナーが表現したかったもの
25年以上デザインを生み出してきているヤコブ・ワグナーは、コペンハーゲンに長年事務所を構え、コペンハーゲンで生活する人々と接してきました。
彼がデザインした腕時計には、コペンハーゲンという街、そこで生活する人々に対する愛が込められています。
全てのバランスが整った、質の高い生活を送ることができる街、コペンハーゲン。彼が創り出した腕時計には、クラシックかつ、洗練されたシンプルさがあり、そこに人間らしさがエッセンスに加えられています。魅力的な街と人からインスピレーションされた腕時計は、誰がどこで身につけていても調和します。
そんな彼が手がけたコペンハーゲン発祥の腕時計から、あなたのお気に入りを見つけてみませんか?
instagram フォトコンテスト実施中!
7月19日(金)〜8月20日(水)の期間、Nordgreen主催のinstagram フォトコンテストが開催中です。Nordgreenの腕時計、そして賞金がもらえるチャンス!気になる方は下記のリンクを要チェック♪
※フォトコンテストは終了致しました
|ヤコブ・ワグナープロフィール
デンマークの首都コペンハーゲン出身のプロダクト・デザイナー。デンマークのデザイン工学の学位を取得後、ヨーロッパで留学とインターンを経験。その後、スイスで工業デザインの学位を取得し、コペンハーゲンに戻り自身のスタジオを立ち上げる。そこからアレッシイ、バング&オルフセン、B&Bといった世界のブランドの新しいデザインを生み出し続けてきた。巨匠の一人として、デザイナー・オブ・ザ・イヤーなど数々の国際的な賞を受賞し、世界的に支持を得ている。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。