飛行機がホテルに!?スウェーデンのユースホステルはぶっ飛んでいた!!


前回は、ノルウェーのオススメユースホステルをご紹介しましたが、今回は、スウェーデンでオススメしたいユースホステルのご紹介。

事前に「ここは飛び抜けて面白いですよ!」という情報を貰っていましたが、本当にぶっ飛んでいました。今回宿泊したユースホステルがあるエリアは、スウェーデンの玄関アーランダ空港があるエリア。

※以前ご紹介したノルウェーのフロムにあるユースホステルの記事はこちら

発想がすごい!ジャンボを買い取ってユースホステルに!!

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル 巡回バス
アーランダ空港内を巡るシャトルバスに揺られること5分程度。到着したバス停を降りると、もちろん空港は間近。すぐ横に滑走路があり、離陸前や着陸後に航空機が自走するいわゆる"タキシング"している所を目の前で見られる場所。

そこにあるのが、今回の目的地(宿泊場所)の「ストックホルム・アーランダ・ジャンボステイ(Stockholm Arlanda Jumbo Stay)」。

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル 外観
息をのむほどのインパクトを持つこの機体はボーイング747-200。そう、実際に長年多くの人々を目的地まで送り届けていたボーイングを改装してユースホステルにしてしまったのです。

現役時は席数450もあった巨体は、近づいて行けば行くほどその大きさをまざまざと感じます。

今まで飛行機にタラップから搭乗したことはありますが、ここまでじっくりと、この近い距離で飛行機を見たことはないので、飛行機に詳しくない僕でもちょっと感動してしまいます。

テンションが上がるユースホステルの機内

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル 機長 フロント コスプレ
タラップを上がり、ドアを開けると正面にあるのが受付。今回はパイロットの格好をした男性が迎えてくれて「Welcome on board!」の一言細かい演出が粋で否が応でもテンションが上がります。
LifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル カフェエリア
中を見渡すと、当然なのですがきちんとホテル仕様になっていて、入って左側(ジャンボの先端部分)はカフェスペース。

窓が先端に向かって収束して行く光景は他では見られない光景。そして、入って右側が客室になっています。

細かい演出はさらに続く

ifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル 通路
チェックインを済ませ、客室に向かうため扉を開けると、スコーンと抜けたような直線の廊下。左右にそれぞれ客室が並びます。ドアと室内にはブルーのラインが入り、客室番号が書かれていて、ルームキーもブルーに統一。
LifTe 北欧の暮らし スウェーデン ジャンボステイ アーランダ空港 通常ルーム
今回の客室はツインルーム。心憎い演出だったのが、現役当時使用されていた収納ボックスをそのままにしているところ。

必要もないのに開け閉めを何回もやってしまいましたが、宿泊者のほとんどの人がやる光景だと思います。

そしてもう1つ心を奪われたのは、窓。先ほどのカフェスペースでもそうですが、自分が今飛行機の中にいると感じることができるのがこの窓だったのです。

窓の外は以前紹介したフロムのユースホステルのような大自然ではないのですが、この窓から外を誰にも邪魔されることなく眺められることができる、非日常感が大きな印象を残しました。

飛行機好きにはたまらないバラエティ豊かなルームタイプ!

このユースホステル売りの1つは機内を活かした特色豊かなルームタイプ。僕が宿泊したタイプはオーソドックスなタイプ。今回は、その他の目を疑うようなルームタイプをご紹介します。

エンジンの中で一夜を過ごせる!?

ifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル エンジンルーム
まず、一つ目は「エンジンルーム」。大型飛行機の翼の下に付いている丸みを帯びたエンジン。ここに宿泊ができるのです。

室内も丸みを帯びていて、このような内観。機内から入室はできないので、チェックイン後、一度外に出て、エンジンルームそれぞれに付いている階段から入室する形になります。

実際に宿泊した方の話によると、安全に支障はないですが、寝返りするだけでちょっと揺れるらしい。。ただ、4室しかない部屋なので、間違いなく貴重な体験になるはずです。

機体最後尾にあるブラックボックスイート

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン ジャンボステイ ユースホステル ブラックボックススイート
次にご紹介するのが、こちらの「ブラックボックススイート」。

事故があった際の究明をするために、飛行記録や管制塔とのやり取りを記録する装置、いわゆる「ブラックボックス」が設置されていた機体最後尾に作られ部屋。

通常の部屋に比べるとだいぶ広いしつらえで、壁面に空が描かれているのが印象的です。

あのコクピットが、スイートルームに!

ifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル コクピットスイートルーム
そして、一番人気なのが、こちらの「コクピットスイートルーム」。

そう、操縦室を改装して作られた部屋。操縦桿はもちろん、メーターなどの計器はもちろん、上部に設置されているスイッチもそのままなので、機長になったような体験も可能です。

コクピットで一夜を過ごすなんて、想像したことなんてない方が圧倒的に多いでしょうが、この「ストックホルム・アーランダ・ジャンボステイ」はそれが可能。

やはり一番人気な部屋ということに加え、もちろん1室しかないので、なかなか空いている日が無いというのが現状で、宿泊した当日も宿泊されていた方がいらっしゃいましたが、好意で撮影を許可して頂きました。動画も撮影したので、こちらもどうぞ。

夜のライトアップも見逃せない!

ifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル ライトアップ
「ストックホルム・アーランダ・ジャンボステイ」の楽しみ方はまだあります。宿泊したら必ず抑えたいのが、夜のスポットライト。スポットライトで照らされた夜のジャンボ機は、見ているだけでため息が出るほど美しい光景です。

|翼にも立てる!?フライト前の飛行機をゆっくりと眺められる贅沢な時間

次にお勧めしたいのは、ジャンボ機の左翼に設けられた展望スペース。

ここからはアーランダ空港の滑走路を見ることが可能。チェックアウト後にここから滑走路を眺めていると、数分置きに様々な飛行機がタキシングを行います。

アーランダ空港は国際空港なので、各国の実に様々な飛行機を目の当たりにすることができます。動画でも撮影しているので雰囲気を少しでも感じられるかもしれません。

近くで、じっくりとジャンボ機を観察できる

冒頭でもちょっと触れましたが、もちろんこのジャンボ機が飛ぶことは無いので「これでもか!」と言うほど近くで観察することができます。車輪、翼からボディの下まで、ゆっくりと心ゆくまで見ることができます。

特に車輪部分をじっくり見ることは初めてだったので(他の部分もそうでしたが)、車輪付近のケーブルや、パーツの多さに驚きました。こちらも動画の方がわかりやすいかもしれません。

飛行機好きはもちろん、そうでない人にもお勧めしたいユースホステル

ifTe 北欧の暮らし スウェーデン アーランダ空港 ステイジャンボ ユースホステル 外観2
この宿泊は、正直度肝を抜かれました。ジャンボを買い取って宿泊施設にするという発想はもちろん、飛行機好きが満足するような部屋の設え、細かい演出、そして宿泊場所にとどまらず目の前で様々なタキシングする飛行機を目の前で楽しめるロケーション。

飛行機好きはさらに、そうでない人でも飛行機に愛着が湧く素敵なユースホステルでした。

ストックホルム・アーランダ・ジャンボステイ(Stockholm Arlanda Jumbo Stay)の予約や空室状況を調べるのはこちら

コクピットスイートなどの特別ルーム状況を調べるのはこちら

アクセス

Stockholm Arlanda Jumbo Stay

住所: Jumbovägen 4, 190 47 Stockholm-Arlanda, スウェーデン
電話: +46 8 593 604 00




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