食糧危機に未来のタンパク質!?フィンランドの昆虫食を食べてみた!

LifTe 北欧の暮らし コオロギ 昆虫食 ENTIS TASTY AS BUG フィンランド BUFBITES
世界人口は増え続け、2030年には90億人に達するというデータも出てきています。

現在新しいタンパク源として注目されているのが「昆虫食」。フィンランドでは2017年から昆虫を食品として使用することが認可され、様々な会社がコオロギを原料として食品が作られています。

今回は、フィンランドで入手した「昆虫食」を実食レポート

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フィンランドで初の昆虫食を生産した"ENTIS"!

"ENTIS"社は、フィンランドで初の昆虫食を製造販売した会社としても知られていて、フィンランド産のコオロギを使用しています。

今回紹介する2つの商品は、以前紹介したヘルシンキのオーガニック専門店「Ruohonjuuri Kamppi」や、昨年オープンして話題の「MUJI」ヘルシンキ店などでも購入が可能です。

普通のお菓子としていける!「TASTY AS BUG」

LifTe 北欧の暮らし コオロギ 昆虫食 ENTIS TASTY AS BUG フィンランド
こちらのおしゃれなパッケージは、コオロギを使ったチョコレート菓子
LifTe 北欧の暮らし コオロギ 昆虫食 ENTIS TASTY AS BUG フィンランド
左側がミルクチョコレート、右側がホワイトチョコレート。よーく見ると、コオロギらしき姿がちらほら見えます(笑)。1粒1粒にコオロギが1匹ずつ入っているのがこの「TASTY AS BUG」。

こちらも、変な臭みは全くありません。食べてみると、普通に美味しい!コオロギのサクサク感もあり、普通に食べ進んじゃいました。

シリアルな感覚の「BUGBITES」!

LifTe 北欧の暮らし コオロギ 昆虫食 ENTIS BUGS BITES フィンランド
お次は、黒のパッケージが印象的な「BUGBITES」。
LifTe 北欧の暮らし コオロギ 昆虫食 ENTIS BUGS BITES フィンランド
こちらは、コオロギの粉末を使用して作られているので、形状は言われないとコオロギが使用されているかわかりません。左側がナチュラル味、右側がチョコレート味。

臭みも特に感じることがありません。口に入れると「シリアル」!後味も口に残る味や香りもなく、すっと食べられるまさにシリアル。ボウルに入れて牛乳と一緒に、もしくはヨーグルトと一緒に食べても全然アリです!

コオロギをそのままロースト!「Makea Sirkka」!

LifTe 北欧の暮らし 昆虫食 コオロギ Makea Sirkka フィンランド
こちらは、ヘルシンキのスーパーマーケット「K-mart」のオーガニックコーナーで販売されていた「Makea Sirkka」。
LifTe 北欧の暮らし 昆虫食 コオロギ Makea Sirkka フィンランド
もうパッケージで分かるかもしれませんが、コオロギをそのままローストしています。初めて昆虫食を食べる方にはちょっと抵抗があるかもしれません。

僕は、田舎育ちでイナゴの佃煮を食べたことがあるので、抵抗なく実食。

正直いける!感覚でいうと桜えび煎餅みたいなサクサクした味わいです。「makea」はフィンランド語で「甘い」という意味ですが、佃煮のような強い甘みはなく、ちょと甘みを感じるくらい。

お酒のつまみにぴったりな印象で、実際、フィンランドでは、お酒を提供するレストランでこのコオロギローストを出しているお店もあるらしいです。

ファッツェルではかつて「コオロギパン」もあった!

LifTe 北欧の暮らし 昆虫食 コオロギ ファッツエル コオロギパン フィンランド
2017年11月に、チョコレートで有名な"ファッツェル"コオロギパン「Sirk Ka Leipä」を販売して大きな話題になりました。

パンにこだわりがあるファッツェルらしく、ベーカリーで焼いた焼きたてパンを限定販売していました。こちらもコオロギの粉末を利用して作られたパンなので、言われないとコオロギが入っているか分かりません。

パン自体もカリッと仕上げてあって、普通に美味しい!パッケージも可愛らしく販売当初は売り切れ続出の人気商品になりました。この商品には1つのパンに、なんとコオロギ70匹も使用する商品で、テストケースとして販売されたそうです。

現在は、残念ながらテスト販売が終了していますが、近い未来、きっとファッツェルの新しい昆虫食が登場するでしょう。

なぜ昆虫食が注目されているのか

「昆虫食」が注目されているのにはいくつか理由があります。

環境に優しい!

例えば、牛肉1キロを生産するのに飼料を約8キロ使いますが、昆虫は2キロで済むというデータがあります。

また、昆虫を育てるのに必要な水や土地が少なく済み、温室効果ガス放出量が少ない(畜産と比較して98%削減可能というデータも!)ことも優れた点です。

高タンパクで栄養価が高い!

コオロギは、高タンパク質に加え、鉄分、亜鉛、ビタミンも豊富に含んでいるため、栄養価も高いということでも優れています。

見た目を気にしなければ普通に食べられる!

実食レポートでも書きましたが、普通に食べられるし美味しい。粉末を利用した商品はコオロギ感を感じないですし、コオロギのローストは、見た目気になっちゃいますが、口に運べば、桜えび煎餅みたいな食感です。

日本でも無印良品が「コオロギせんべい」を販売開始!

5月20日(水)から、無印良品がオンラインで「コオロギせんべい」を販売開始します。こちらは徳島大学と協力してコオロギの粉末を利用して作られたもの。

未来のタンパク質とも言われる「昆虫食」。気になった方は試して見るのはいかがですか?

無印良品 5月20日(水)よりコオロギせんべい販売開始!

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