【北欧イベント】東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」は必見の企画展!

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7月23日(土)から、上野にある東京都美術館で開催中の企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」。

歴史的傑作と言われるデンマークのデザイナー"フィン・ユール"が創り出した椅子はもちろん、デンマークデザインの歴史を辿れる素晴らしい展示内容。

デンマークの名作椅子がここまで揃う企画展は、日本での開催はこれまでなかったと言われるほどの充実ぶり。そしてその名作椅子に座れるスペースもあるということでデンマークデザイン、北欧デザイン、北欧家具に関心がある方は必見の内容です!




企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」見どころ

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今回の企画展は、大きく分けて3つの構成に別れています。第1章は、20世紀初頭から生まれたデンマーク・デザインとその発展、第2章は、フィン・ユールの生涯、そして第3章は体験という構成です。

第1章 デンマークの椅子

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第1章では、デンマークの家具デザインがどのように生まれ、どのように発展してきたかを貴重な当時の写真、映像、そして椅子を通して知ることができます。
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デンマーク・デザインが生まれるきっかけとなった1930年のストックホルム博覧会の様子や、デンマーク国民の消費生活のレベル向上を目指して設立された「デンマーク生活協同組合連合会(FDB)」のカタログやポスターなども展示されています。

デンマーク・モダンデザインの父と称されるコーア・クリント、彼を師と仰いだポーエ・モーエンセンなどの作品がずらりと並び、歴史の流れ、そしてそれを汲んで生まれた作品を見ることができる素晴らしい構成です。

第2章 フィン・ユールの世界

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第2章では、フィン・ユールの生い立ちから、彼の晩年までを彼の作品を通して知ることができます。

フィン・ユールが作り出した椅子の特徴の一つは、彫刻のような滑らかで美しい曲線と、どこから見ても絵になるフォルムと言われます。

彼が生み出した椅子がずらりと並び、そしてじっくり見ることができるまたとないチャンス。この章は特にじっくり見たいエリアです。

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また、この章では、彼がデザインした自宅(フィン・ユール邸)をイメージした展示もあります。

フィン・ユール邸は、彼が実際に家具を作る上で試す場でもあったそうです。
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フィン・ユールと言うと家具デザインをイメージする方が多いと思いますが、実は仕事として多かったのがインテリアデザインの仕事。

銀器で名を知られる"ジョージ・イェンセン"や、テーブルウェアを扱う"ビング&グリュンダール"などの店舗デザインを手がけており、そのスケッチも展示されています。

第3章 デンマーク・デザインを体験する

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そして、今回の企画展の目玉といっても過言ではないのが、デンマークの歴史的名作と言われる椅子を実際に座れるスペース。
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この3章で実際に座れる椅子は、フィン・ユールはもちろん、ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセンなどの椅子が実に30脚以上並びます。

ハンス・J・ウェグナーが、ボーエ・エモンセンの長男ピーターが生まれた時に作った"ピーターズチェア"もこのフロアに展示されているので、小さいお子様に座らせてみるのもいいかもしれません。

照明と椅子 生活に溶け込むデザインを知ることができる

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「フィン・ユールとデンマークの椅子」は、もちろん椅子をベースに展示がされ、デンマーク・デザイン、そしてフィン・ユールの軌跡が辿れる内容になっていますが、もう1つ注目したいのが「照明」です。

デンマーク・モダンデザインの父と言われた、コーア・クリントは、デンマーク老舗照明ブランド"レ・クリント"の一族でもあります。

生活には、家具はもちろん、日々を彩る照明も必要です。デンマーク家具のデザインが世に知られるようになったように、デンマークの照明も世界各国で支持を受けるようになりました。

今回の企画展では、椅子を優しく照らすように、デンマークの名作と言われる照明も展示されています。「フィン・ユールとデンマークの椅子」は、椅子と照明の名作を同時に楽しめる企画展でもあるのです。

入り口付近にあるショップや3パターンある図録にも注目!

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会場を出てすぐに「MUSEUM SHOP」があり、数量限定でデンマークから輸入されたカードサイズのフィン・ユールのデザイン画複製や、彼がこれまで手がけた数々の名作が実に97種類ずらりとデザインされたポスターのほか、関連アイテムが販売されています。
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また、会場内では本企画展の図録も販売されています。中身は全て一緒ですが、表紙のタイプがフォレストグリーン、サンドベージュ、アドリアブルーの3パターン。

東京都美術館ミュージアムのオンラインショップでも購入できますが、オンラインはフォレストグリーンのみの販売。会場では3タイプ全て販売されています(売り切れ次第終了)。


フィン・ユールが創り出した椅子、そして名だたるデンマークのデザイナーが生み出した椅子を目の当たりにできるだけではなく、その歴史的名作と言われる椅子の数々に実際座れるのはとても貴重な体験。

これを体験するだけのためにでも行く価値がある企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」は、上野の東京都美術館で10月9日(日)まで開催中です。

7月23日(土)〜10月9日(日) 東京都美術館 企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」公式サイトはこちら

開催概要

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■会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
■会期:2022年7月23日(土)~10月9日(日)
■休室日:月曜日、9月20日(火)
※ただし8月22日(月)、8月29日(月)、9月12日(月)、9月19日(月・祝)、9月26日(月)は開室
■開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
※金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
■観覧料:一般 1100円 / 大学生・専門学校生 700円 / 65歳以上 800円
※高校生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください
※特別展「ボストン美術館展 芸術×力」のチケット提示にて、各料金より300円引き
※10月1日(土)は「都民の日」により、どなたでも無料
※事前予約は不要ですが、混雑時に入場制限を行う場合があります。
■主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
■後援:デンマーク王国大使館
■特別協力:北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合、デンマーク・デザイン・ミュージアム、ヴィルヘルム・ハンセン財団
■協力:Onecollection A/S / House of Finn Juhl、デニッシュインテリアス株式会社、カール・ハンセン&サンジャパン株式会社、フリッツ・ハンセン、スカンジナビアンリビング、ルイスポールセンジャパン、レ・クリント
■学術協力:織田憲嗣(東海大学名誉教授)、多田羅景太(京都工芸繊維大学助教)
■助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
■お問い合わせ:東京都美術館 03-3823-6921
■住所:東京都台東区上野公園8-36




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