6月9日は"ロックの日"!!
そんな日に是非ご覧いただきたい映画が、傑作フィンランドメタル映画『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』。
2019年に日本公開となり、「後悔するなら、クソを漏らせ!」という強烈なキャッチコピーと、ポスタービジュアルが大きな話題となりました。
随所にメタル愛が盛り込まれていることもあり、公開当初はメタルファンに注目されましたが、笑いの要素もふんだんに織り込まれていたためメタルファン以外にも波及し脅威のロングランに。
観ると元気になれる素晴らしい作品のご紹介♪
ストーリー
フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る 25歳のトゥロがボーカルをつとめる 4人組ヘヴィ・メタルバンドは結成から12年間、ライヴ経験なし、オリジナル曲なしの単なるコピーバンドだ。
だがある日、遂にとてつもない自作曲「溢れ出す分泌物」が誕生し、さらにはひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェス、ノーザン・ダムネーション出演という千載一遇のチャンスが舞い降りる。
バンド名は"インペイルド・レクタム"(Impaled Rektum ※直訳すると直腸陥没)に決定、ジャンルは“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”とした。
だが、いざ地元ライブハウスで前座を務めたとき、緊張したトゥロが大嘔吐、初ライヴは前代未聞の惨劇に終わった。
ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散、しかも愛すべきドラマーのユンキがハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故で死んだ。
この猛悲惨の連鎖をまえにトゥロは亡き友人を想い涙し、自身の不甲斐なさを恨んだ。
このままではダメだ。ユンキのため、仲間のため、そして自身のため、トゥロはバンドを再結成してノルウェーに乗り込む決意を固める。進め!インペイルド・レクタム!目指せ巨大フェス!
北欧メタルを知らなくても存分に楽しめる!!
タイトルと、このビジュアルを見ると「北欧メタルを知らないと楽しめないかも」と思ってしまいがちですが、まったくそんなことはありません。
簡単にいうと「お馬鹿映画」の部類に入る作品で、笑えるネタがテンポ良く入ってくるので、終始ニヤニヤが止まらない。詳細は書けませんが、自分たちの宣材写真を撮影するシーンは、文字通り爆笑もの。
中盤から終盤に書けては、怒涛の展開で、ちょっと盛り込みすぎな感もありますが、笑えるネタの宝庫。思いっきり笑いたい人には間違いなくオススメできる映画です。
そして、この作品の良いところは、"前向きな気持ちをもらえる"ところ。紆余曲折がありますが、自分たちの信念を曲げずに突き進んでいく姿は胸にグッとくるものもあります。
キャッチコピーの「後悔するなら、クソを漏らせ!」は、作品の中で出てくるセリフでもありますが、"後悔する前に、行動しろ!!"と強く自分の背中を押してくれるような、元気をくれる作品になっています。
『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』予告編
観る前に知っておくとさらに楽しい、フィンランドのメタル事情
音楽のジャンルに"北欧メタル"というものがある通り、フィンランドを始めとした北欧諸国はメタルバンドが多いことで知られています。
特にフィンランドは、メタルバンドの数だけで考えても、びっくりするような数ですが、世界的な興行として成功しているバンドも数多くいます(AMORPHIS、STRATOVARIUS等)。
日本のメタル好きでもフィンランドは、メタルの聖地というイメージがあります。自他共に認めるメタル好き吉本芸人の"橋山メイデン"は、フィンランドに1ヶ月メタル修行にも行くほど、フィンランドはメタル大国なのです。
音楽は、あのシベリウスのひ孫!そしてSTRATOVARIUSのメンバー!
最後にもう一つの豆知識。今回の音楽を製作しているのは、フィンランドが世界に誇るメタルバンド「STRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)」の現メンバー"ラウリ・ポーラー"。
彼は、フィンランドの第二の国歌と言われる"フィンランディア"を作曲した"ジャン・シベリウス"のひ孫にあたります。
"インペイルド・レクタム"が歌う曲はもちろん、バックで流れるドラマティックな曲なども意識しながら聴くとさらに作品を楽しめるはず♪
とにもかくにも、メタル大国フィンランドが本気で創ったメタルバンドが主役の傑作コメディ映画!間違いなくおすすめデス🤘
「『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』が気になった方はこちら」
キャスト・スタッフ
プロデューサー:カイ・ヌールドベリ、カールレ・アホ
監督:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン
脚本:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン、アレクシ・プラネン、ヤリ・ランタラ
主演:ヨハンネス・ホロパイネン、ミンカ・クーストネン、ヴィッレ・ティーホネン、マックス・オヴァスカ
マッティ・シュルヤ、ルーン・タムティ 他
原題:Hevi reissu / Heavy Trip|2018 年|フィンランド=ノルウェー|言語:フィンランド語、ノルウェー語、英語 92 分|カラー|シネマスコープ(2.35 : 1)|5.1ch|DCP|R15+
提供:キングレコード+スペースシャワーネットワーク
配給:SPACE SHOWER FILMS
「『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』オフィシャルサイトはこちら」
© Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mutant Koala Pictures 2018
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。