【2024 北欧旅日記 6日目】ストックホルム→ヨーテボリ<前編>

2024年冬の北欧出張6日目は、スウェーデンの首都ストックホルムから第二の都市ヨーテボリへの1日をご紹介します。

クラシックなヨーロッパ建築が美しいストックホルム中央駅と、温かみのあるデザインと細部へのこだわりが光るヨーテボリ中央駅。それぞれ異なる趣を持つ駅の風景が、旅の印象を豊かにしてくれます。

さらに、ヨーテボリでは花をテーマにした個性的なホテル「ホテル フローラ」に宿泊。遊び心のあるデザインやアートワークが、宿泊体験をより特別なものにしてくれます。歴史と現代が調和する「クラリオン ホテル ポスト」も加え、北欧ならではのデザインや文化が彩る1日です。

👉2024年 北欧旅日記 5日目<後編>の様子はこちら




ストックホルム中央駅の見どころを散策!ヨーロッパ建築の魅力 -MAP①

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデンの首都ストックホルムにあるストックホルム中央駅
ストックホルム中央駅は、建築家アドルフ・ヴィルヘルム・エドヴァルド・エーデルスヴァルドによって設計された、クラシックなヨーロッパ建築の傑作です。

白い外壁と柱のデザインは、どっしりとした歴史的な風格を感じさせます。

それでも、現代的な街並みに見事に溶け込み、「古き良きもの」と「新しいもの」が調和しているようです。

駅前に立つスウェーデン鉄道の発展に貢献したニルス・エリクソンの銅像は、まるで訪れる人々に歴史の重みを静かに語りかけているように感じられます。

中央にそびえる金色の時計塔は、旅のシンボルとして輝きを放ち、その上には翼を広げた像が旅立つ自由や新たな冒険への希望を象徴しています。

目を上げるたびに、この場所が単なる駅ではなく、ストックホルムらしい美しさと文化の一部であることを改めて感じさせられます。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデンの首都ストックホルムにあるストックホルム中央駅の内観
さらに内部に一歩足を踏み入れると、美しいアーチ型の天井が広がり、まるで美術館に迷い込んだような気分に。

やわらかなライトが空間を優しく包み込み、ただ通過するだけではもったいない、特別なひとときを作り出しています。

ストックホルム中央駅は単なる交通の拠点ではなく、旅の体験そのものを彩る素敵な空間なのです。

スウェーデン長距離列車で快適な移動!ストックホルムからヨーテボリへ

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデンの首都ストックホルム中央駅からヨーテボリに向かう長距離電車 SL
この日は、ストックホルム中央駅からヨーテボリ中央駅へ、約3時間の長距離鉄道の旅。

スウェーデンの長距離鉄道では、基本的に指定席が必要ですが、購入方法はとても簡単です。

今回は事前にアプリでチケットを購入しましたが、クレジットカードさえあれば窓口やオンラインで手配できます。

特にアプリは座席指定が視覚的にわかりやすく、旅行初心者にもおすすめです。

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン首都ストックホルム中央駅からヨーテボリに向かう長距離電車 SLの2等車 車内
今回は軽食付きの2等車を選びました。1等車よりも少しコンパクトな作りですが、座席はゆったりしており、木製のテーブルや充電用コンセントなどの設備。

座席横の窓からは移動中スウェーデンならではの美しい景色が広がります。

また、ヘッドレストや足元のスペースも十分に確保されており、長時間の移動でも快適に過ごせる設計です。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン首都ストックホルム中央駅からヨーテボリに向かう長距離電車 SLの食堂車
軽食とコーヒーは、食堂車でチケットを見せるともらうことができます(指定の時間がある場合もあるので、チケットの確認は忘れずに)。

広々としたカウンターには、サンドイッチや飲み物だけでなく、スウェーデンならではの軽食やスイーツが豊富に並んでいます。

旅の途中で立ち寄ると、ちょっとしたリフレッシュの場としても楽しめるのが魅力です。スタッフも親切で、明るい雰囲気の中で快適に注文ができます。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン首都ストックホルム中央駅からヨーテボリに向かう長距離電車 SLの2等車 車内で提供された軽食 kullamust
軽食付きのプランで、今回受け取ったのは、オストマック(チーズとパプリカ入りのサンドイッチ)と Kullamust のアップルジュース。

Kullamustは、パッケージの見た目から「ヨーグルトかも?」と思い込み、食堂車から木のスプーンを持ってきたのですが、蓋を開けてみると中身はリンゴジュース!多少びっくりしながらも、そのフレッシュで濃厚な味わいをじっくり楽しみました。

列車内での食事に、こうしたちょっとしたサプライズがあるのも旅の醍醐味です。

ヨーテボリ中央駅の魅力!歴史的建築と北欧デザインの融合 -MAP②

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリ中央駅の構内

3時間強の列車旅を終え、ついに目的地であるヨーテボリ中央駅に到着しました。車内でゆっくり過ごした後、この駅の独特な雰囲気に心が引きつけられます。

ヨーテボリ中央駅は、建築家アドルフ・ヴィルヘルム・エドヴァルド・トゥーリンによって設計された歴史ある駅です。駅全体はコンパクトながらも効率的にデザインされており、訪れる人々が快適に利用できるよう工夫されています。

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリ中央駅の構内 三つの王冠(Tre Kronor)内部には鉄と木を巧みに組み合わせた構造が広がり、温かみと力強さが共存しています。

駅内には大きな木々が配置され、都市部でも緑を感じられる癒しの空間を作り出しています。

さらに、ガラス張りの天井や大きな窓が空間を明るく照らし、開放感を演出しています。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリ中央駅の構内
特に目を引くのは、壁一面に描かれた古地図の装飾。これはヨーテボリ周辺の鉄道路線や地域を表しており、この駅が地域交通の中心として長い間機能してきたことを物語っています。

また、駅の構内掲げられたスウェーデンを象徴する「三つの王冠(Tre Kronor)」の紋章が、この駅の歴史的重要性を感じさせます。

こうした歴史的な要素と現代的な機能性が調和するヨーテボリ中央駅は、スウェーデン第二の都市にふさわしい地域のランドマークです。

Clarion Hotel Post(クラリオン ホテル ポスト):歴史と現代アートが調和するホテル -MAP③

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリにある昔の郵便局を改装してつくられたホテル クラリオン ホテル ポスト
ヨーテボリ中央駅を出てすぐ目の前に見えたのが「クラリオン ホテル ポスト」。

この建物は1920年代に建設されたネオ・クラシック調の中央郵便局を改装して作られたホテルで、2012年にオープンしました。

歴史的な外観はそのままに、大きな柱やアーチ型の窓、屋根に見られる丸い装飾が、郵便局時代の名残を色濃く残しています。

建物全体は左右対称のデザインで、階段を登ると正面玄関が現れる構造になっています。淡いベージュ色のレンガ造りの壁は、当時の威厳を感じさせながらも、街並みに調和した落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリにある昔の郵便局を改装してつくられたホテル クラリオン ホテル ポスト

少し興味を惹かれ、中に入ってみると、そこには驚くほど洗練された北欧デザインの空間が広がっていました。ロビーは天井が高く開放感があり、歴史的な建物の重厚感を残しつつ、モダンな要素が見事に融合しています。

特に目を引いたのが、正面の壁に大胆に飾られた赤いアート作品。ノルウェーの郵便車両のパーツを分解したようなデザインが大胆に配置されており、そのユニークなアートが建物全体のクラシカルな雰囲気と対照的で、目を引きます。このインパクトのあるアートが、クラシカルな建築と対照的に空間を引き締め、訪れる人々を魅了します。

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリの玄関口ヨーテボリにある昔の郵便局を改装してつくられたホテル クラリオン ホテル ポスト
他のエリアにもアート作品が点在しており、ホテル全体がまるで現代アートのギャラリーのようです。

歴史的な建築にこうした現代アートが加わることで、クラリオン ホテル ポストはただの宿泊施設ではなく、ヨーテボリの文化やアートを体感できる特別な空間となっています。

ヨーテボリでユニクロ発見!北欧の街並みに溶け込む店舗 -MAP④

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン第二の都市ヨーテボリにあるユニクロ
その日の宿泊先に向かう途中、目に飛び込んできたのがヨーテボリの「ユニクロ」。

黄金色の外壁が特徴的な建物の一角に店舗があり、ヨーテボリの街並みの中でもひときわ目を引きます。

店舗内は日本と同様に広々としており、定番のアイテムから北欧の気候に合わせた厚手の服まで、幅広いラインナップが揃っています。地元の人々や観光客にも人気が高く、店内は多くの人で賑わっていました。

Hotel Flora(ホテル・フローラ):北欧デザインと快適な滞在が魅力の宿泊先 -MAP⑤

LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン 第二の都市ヨーテボリにあるホテル HOTEL FLORA(ホテル フローラ)
ヨーテボリ中央駅から徒歩15分の場所、ヨーテボリの中心部、グローンサクトリエット広場に位置する「ホテル・フローラ」が宿泊場所。

「ホテル・フローラ」は花をテーマにした魅力的なブティックホテルです。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン 第二の都市ヨーテボリにあるホテル HOTEL FLORA(ホテル フローラ)
各客室は個別にデザインされており、北欧らしい洗練されたインテリアが特徴です。

今回宿泊した部屋がこちら。壁には大胆な色使いとアートが施され、シンプルな家具や白いベッドリネンとのコントラストが美しく、落ち着きと遊び心が同居した空間を作り出しています。

ブルーを基調としたヘッドボードや温かみのある間接照明が、リラックスできる雰囲気を演出していました。

広さも十分で、ゆったりとしたベッドは家族旅行やグループ旅行にも最適です。
LifTe北欧の暮らし 北欧旅日記北欧出張 2024年冬 スウェーデン 第二の都市ヨーテボリにあるホテル HOTEL FLORA(ホテル フローラ)

1階のロビーは、洗練されたデザインと華やかなアートが調和した空間です。壁一面に描かれた花のアートワークが印象的で、間接照明の柔らかな光と相まって、温かみのある雰囲気を演出しています。

奥にはバー&レストラン「Södra Larm Bar & Bistro」が併設されており、フレンチと北欧の風味を融合させたクラシックなビストロメニューを楽しむことができます。

主要な観光スポットやショッピングエリアへのアクセスも良好なこのホテルは、観光にもビジネスにも便利な拠点となるでしょう。無料Wi-Fiも完備されており、快適な滞在をサポートします。

※6日目<後編>に続く




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