ニコライ・バーグマン特別展「KUMIAWASE」16日(日)まで原宿で開催中!| ルイスポールセンや名和晃平との圧巻コラボを徹底レポ

デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンの代表作「フラワーボックス」が誕生して今年で25周年。

その節目を祝う特別なエキシビション「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」が、原宿・ヨドバシJ6ビルで11月16日(日)まで開催されています。

25という数字にちなんで、25のフラワーアート作品が並びます




香りも楽しめる圧巻の展示空間

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」の様子
会場に足を踏み入れると、まず感じるのは自然の香り。

床一面には、「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」から運び込まれたクマザサや枯れ葉などが敷き詰められ、心地よい森のような香りが包み込みます。

自然素材が織りなす香りと、色とりどりの花々が織りなす空間は、まさに“五感で楽しむフラワーアート”。

北欧と日本の美が出会う「組み合わせ」

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」
展示される25の作品は、デンマークを代表するルイスポールセンやフリッツ・ハンセンとのコラボレーションをはじめ、中山秀征さんとの共演作など、ジャンルを超えたアートの“組み合わせ=KUMIAWASE”がテーマ。

どの作品も個性豊かで圧倒されます。

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」で展示されているルイスポールセンとのコラボアート

ルイスポールセン×ニコライ・バーグマン 「光」と「花」のKUMIAWASE

北欧デザインを象徴するデンマークの照明ブランド ルイスポールセンと、ニコライ・バーグマンのフラワーアートが出会った、会場の中でも特に存在感を放つインスタレーション。

柔らかな光を広げるルイスポールセンの名作ランプが、花々の色彩と立体感をそっと照らし、まるで“光そのものが花を育てている”ような温度をまとった作品に仕上がっています。

土台には木材を大胆に組み合わせ、その上にはダリアやガーベラ、グロリオサ、ドライ素材など、バーグマンらしい豊かな質感の花々がぎゅっと重なり合い、光の陰影によって表情がゆっくりと変わっていくのが魅力。

自然のエネルギーと北欧照明の静けさが溶け合う、まさに“KUMIAWASE”を象徴するコラボレーション作品の一つです。


LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」フリッツ・ハンセンとのコラボアート

フリッツ・ハンセン × ニコライ・バーグマン 名作チェアが“花の彫刻”へと生まれ変わる

デンマーク家具の名門フリッツ・ハンセンのチェアを大胆にアレンジした、今回の展示の中でも強烈なインパクトを放つフラワーアート。

滑らかな曲線美で知られる名作チェアに、バーグマンが無数の花びらや植物のパーツを丁寧に重ね、立体的な“花の皮膜”のように覆い尽くすことで、家具そのものが生命を宿した彫刻作品へと変貌しています。

オレンジやイエローを基調とした温かい色合いは、北欧家具の持つ包容力と、バーグマン特有の躍動感を見事に融合。

座面の中央に据えられた花の球体が、まるで“心臓”のように作品全体に命を吹き込んでいるようです。

チェアのフォルムを活かしながら、花材の色彩・質感で新たなキャラクターを与えるこの作品は、“使う家具”を超えた、“魅せる家具アート”そのもの。

北欧デザインとフラワーアートの可能性を感じさせる、挑戦的なKUMIAWASEです。


LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」タレントの中山秀征とのコラボアート

中山秀征 × ニコライ・バーグマン 「書」と「花」が共鳴し合う、静謐で力強いKUMIAWASE

タレントとして活躍する一方、書道家としても高い評価を受ける 中山秀征さん。

その“書”と、ニコライ・バーグマンのフラワーアートが出会い生まれたのが、この荘厳なインスタレーションです。

中央に掲げられた力強い文字は、空間の軸となる“精神性”を象徴。

その周囲を、バーグマンが枝物や実物、色づいた花々でしつらえ、まるで書から放たれるエネルギーが自然界へゆっくり広がっていくような構成に仕上がっています。

深い赤、柔らかなピンク、秋色の葉が重なり、「生命のうつろい」と「書の静けさ」が溶け合う空間は、眺めるほどに心がすっと落ち着くような静謐さと、作品全体を貫く芯の強さを併せ持っています。

ふたりの表現者が大切にしてきた“気配”と“間”。

その繊細な世界観が花と墨のコントラストによって鮮やかに浮かび上がる、唯一無二のKUMIAWASEです。


LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」スポーツブランドMIZUNO(ミズノ)とのコラボアート

MIZUNO × ニコライ・バーグマン スポーツの躍動感と自然素材が重なり合う、印象的なKUMIAWASE

スポーツブランド MIZUNO(ミズノ) のロゴマークがあしらわれたテキスタイルと、枝物・つる・実ものを組み合わせた立体的なインスタレーション。

天井まで伸びるかのような枝の構造と、作品全体を縦に走る細長いテキスタイルが交差することで、まるで“動きの軌跡”が空間に描かれているようにも見える、印象的な作品です。

白い実ものや淡いグリーンの花材がアクセントとなり、木々の持つ自然の力強さに、やわらかな生命感がそっと加わったバランスの良い構成。

MIZUNOの象徴であるロゴが、アートの中に軽やかに溶け込み、スポーツブランドならではのエネルギーがふんわりと漂うような、異素材のKUMIAWASEが楽しめる一作です。


LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」名和晃平さんの作品とコラボしたアート

名和晃平 × ニコライ・バーグマン 生き物の存在感と、自然の素材が響き合うKUMIAWASE

彫刻家として国内外で活躍する名和晃平さんと、ニコライ・バーグマンが組み合わせたインスタレーションは、会場の中でもひときわ存在感を放つ“花の彫刻”のような作品。

赤い実をびっしりとまとった鹿のシルエットは、名和さんの代表的な「PixCell」の表現を思わせるような、細やかな要素の集合で形が立ち現れるスタイル。

その佇まいは、まるで森の奥からふっと現れた精霊のようでもあり、生命の気配がそこに宿っているような不思議な魅力があります。

苔むした土台から連続して流れる赤い実のラインが、作品全体に“動き”と“息づかい”を与え、自然の素材ならではのあたたかさと緊張感が共存する仕上がりに。

名和晃平さんの彫刻的アプローチと、バーグマンのフラワーアートが重なったときに生まれる、力強くも優しいKUMIAWASEの世界観が感じられる一作です。


LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」盆栽アーティスト小島鉄平とのコラボアート

小島鉄平 × ニコライ・バーグマン 盆栽の“静”と、花々の“動”が呼応するKUMIAWASE

盆栽プロデューサーとして国際的にも知られる小島鉄平さんと、ニコライ・バーグマンが組み合わせた今回の作品は、深い時間を内包する盆栽と、華やかな花々が響き合う力強いインスタレーション。

太くねじれた幹が刻んできた長い年月、そこに寄り添うように添えられた鮮やかなピンクや深緑の花材。

盆栽がもつ“枯淡の美”と、バーグマンの“色と生命力の表現”が重なり、静と動、伝統と現代が共存する唯一無二の佇まいを生み出しています。

根元を取り囲む豊かな花々は大地のエネルギーのようでもあり、盆栽の枝ぶりはそのエネルギーが天へ伸びていく姿のようにも見え、自然の循環をそのまま造形化したようなKUMIAWASE作品。

物販&フォトスポットも充実

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」の2F物販コーナーで購入できるミニフラワーボックス
2Fの物販コーナーでは、KUMIAWASEらしい“色遊び”と“花の美しさ”を楽しめる、オリジナルのミニフラワーボックスづくりが体験できます。

ずらりと並んだのは、キャンディのようにカラフルな小箱たち。

柔らかいペールトーンからビビッドな色まで、さまざまなカラーパレットが揃い、選ぶだけで気持ちが高まるようなラインナップです。

中に入れるプリザーブドフラワーも、ローズやカーネーションなど色とりどり。

箱と花の組み合わせ次第で、可愛らしい雰囲気にも、シックで大人っぽい雰囲気にも仕上がります。
LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」の2F物販コーナーで購入できるフラワーボックスのキーホルダーとボックスクッキー
写真左のアイテムは、KUMIAWASEの象徴ともいえるフラワーボックスをモチーフにした キーホルダー。

ふんわりとした素材感の小さな花がぎゅっと並び、手のひらサイズながら存在感たっぷり。

しっかりとした 専用ケース付き なのも嬉しいポイント。

ギフトとしても映えるし、自分用でも“今日の気分”を連れて歩くような感覚で楽しめるアイテムです。

写真右側は、色とりどりのフラワーアレンジをイメージした オリジナルクッキーボックス。

蓋を開けると、花々のように彩り豊かなクッキーが並び、KUMIAWASEらしい“色の楽しさ”をそのまま味わえます。

パッケージデザインも華やかで、お土産にもぴったり。お茶の時間が一気にアートになるような、見ても食べても嬉しい一箱です。

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス生誕25周年を記念して開催している特別展「KUMIAWASE -25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間-」の2F物販コーナーに設置されたフラワーウォール
2Fの物販エリアでひときわ存在感を放っていたのが、この 高さ約2メートルのフラワーウォール。

秋色のリーフや実もの、ピンクの花々が重なり合い、まるで自然の中からそのまま切り取ってきたような、立体的で豊かなテクスチャーが魅力です。

近づくと、色や形の異なる植物たちが織り重なり、一つの風景として立ち上がってくるような迫力。

遠くから眺めても、細部を覗き込んでも美しく、まさに KUMIAWASEの“自然とアートの融合” を象徴する存在です。

フォトスポットとしても人気で、ウォールの前に立つと花々に包まれるような構図になり、どこから撮っても絵になる仕上がり。

会場の思い出を残す一枚にぴったりのスポットです。


2000年に誕生したニコライ・バーグマンのフラワーボックスは、これまでに世界で1400万個以上が届けられ、花とデザインの新しい価値を提案してきました。

本展は、そんな25年の軌跡を振り返ると同時に、次の時代へのメッセージを感じさせる特別な体験です。

👉「KUMIAWASE ‒ 25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間‒」チケット詳細はこちら

👉フラワーボックス25周年スペシャルサイトはこちら

「KUMIAWASE ‒ 25年の軌跡を、25のフラワーアートと組み合わせで紡ぐ5日間‒」概要

LifTe北欧の暮らし デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマンがフラワーボックス誕生25周年を記念して開催するイベント「KUMIAWASE」のメインビジュアル
■開催期間:2025年11月12日(水)〜11月16日(日)
■営業時間:10:00〜20:00 (最終入場19:30)
■場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6 ヨドバシJ6ビル
■チケット〈すべて税込〉
当日チケット 大人:1,000円 / 学生:800円(中学生以下無料)
※販売期間11月12日-16日




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