日本・スウェーデン修好150周年イベント 糸を紡ぐ物語

今年2018年はスウェーデンと日本が外交を樹立して150周年という記念すべき年。この一年を通して、様々なスウェーデン関連イベントが予定されています。

その一年を象徴するようなイベントが1月24日(水)にスウェーデン大使館で開催されました。

今回のイベントは、「Nokiimo」というブランドを展開しているMylla Ekさんが行うパフォーマンスイベント
「Textile Art in motion Sweden / Japan by Nokiimo」

|「Nokiimo」を支えるビジュアルアーティスト/デザイナー Mylla Ek

LifTe ビジュアルアーティスト/デザイナー Mylla Ekさん

Mylla Ekさんは、手織りのタペストリーで有名な母と、舞台ダンサーそして俳優でもある父の家庭に生まれ成長したので、手工芸品、テキスタイル、芸術、現代舞踊への関心が出たことはごく自然のことでした。
ストックホルムのベックマン美術学校でテキスタイルとファッションを学び、その後オランダので美術と舞台デザインを学び、衣装デザイナーとしてキャリアをスタートさせました。

その後、ドイツの「ドイツ・オペラ・アム・ライン」、ノルウェーの国立バレエ、スウェーデンの王立歌劇場、ヨーテボリ・オペラなど活躍の場を広げ、日本でもC/Ompany(大植真太郎、柳本雅寛、平原慎太郎ら)とコラボレーションして脚光を浴びます。

活躍の場を広げるMylla Ekさんは、アジア特に日本への興味を持つようになり、1998年以降、実際に京都で生活をするようにもなります。そこの生活で、着物が持つ日本の歴史において人々の生活に長年密接に関わっていた部分、そして歌舞伎や能で使われる象徴的なイメージに感銘を受けます。この着物にインスピレーションを得て、Mylla Ekさんが成し遂げたかった東西の融合を象徴する「Nokiimo」が2013年に誕生しました。

|Textile Art in motion Sweden / Japan by Nokiimo

LifTe パフォーマンスをする木田真理子さん

今回は、Mylla EkさんがデザインしたNokiimoの衣装が展示されたスペースで、Mylla Ekさんと、スウェーデン王立バレエ・プリンシパルダンサーの木田真理子さん二人で行うパフォーマンスイベント。

木田さんの洗練された優雅な踊りとMylla Ekさんのゆっくりとしながらも、語りかけるようなパフォーマンスがセリフ無しで10分弱展開されました。

LifTe Mylla Ek,木田真理子

今回のパフォーマンスはスウェーデンを代表したMylla Ekさん、日本を代表した木田真理子さんが、少しづつお互いに関心を示しながら近づいていき、最後寄り添い、お互いが向き合って終了します。まさにスウェーデンと日本が少しずつ歩み寄って行く姿を描いたもの。

|日本・スウェーデン外交関係樹立150周年ロゴの意味

LifTe 日本・スウェーデン外交樹立150周年ロゴ

記念ロゴは、日本の国旗を象徴する日の丸が赤い縦線で、スウェーデンの国旗を象徴する青と黄色の横線で、お互いが交わるように描かれています。これはもちろんお互いの外交、国交を表しているものですが、それぞれ「糸」の意味合いもあるそうです。

縦の糸と横の糸が絡み合い、硬い絆を作り上げていく、日本とスウェーデンの国交もそれだけ強い絆を今後も作り出していくという意味ですが、布や衣装を作る過程も一緒。通常、縦糸、横糸が絡み合いながら衣装は作られていきます。

今回のイベントは、日本とスウェーデンがお互い興味を持ちながら近づいていき、寄り添っていくイメージを、衣装を効果的に使いながら表現しています。まさに、「糸を紡ぐ物語」と言ってもいいような、150周年のロゴをイメージさせるパフォーマンスでした。

LifTe Textile Art in motion Sweden / Japan by Nokiimo

「Textile Art in motion Sweden / Japan by Nokiimo」は、2月1日(木)までスウェーデン大使館展示ホールで開催中。Mylla Ekさんと木田真理子さんのパフォーマンスは観られませんが、Mylla Ekさんデザインの衣装は数多く展示されています。

LifTe Nokiimo柄パターン

Mylla Ekさんは、自身が気に入ったテキスタイルデザインのコレクションを使って、このNokiimoの衣装を製作しています。日本の影響を受けたテキスタイルデザインも入った衣装もあり、パターンはとても豊富で必見の価値あり。入場は無料なので、是非この機会をお見逃しなく。

「Textile Art in motion Sweden / Japan by Nokiimo」
日時:1月24日(水)〜2月1日(木) 9:00〜12:30 13:30〜17:30
場所:スウェーデン大使館
住所:〒106-0032 東京都港区六本木1-10-3
Nokiimoオフィシャルサイト(英語)

|ブノワ賞を日本人として初めて受賞した木田真理子さん

LifTe スウェーデン王立バレエ団第一ソリスト 木田真理子さん

今回、Mylla Ekさんと共にパフォーマンスをしたのが、こちらの木田真理子さん。4歳からクラシックバレエを始め、2000年のローザンヌ国際バレエコンクールに入賞し脚光を浴び、その後カナダのアルバータバレエ団、レ・グランバレエ・カナディアンで7年間活躍をして、2009年にスウェーデンのヨーテボリ・バレエ団へ移籍をし、2010年にはダンス誌で「2010年最優秀ダンサー」の一人として選出される活躍を見せます。

2012年にはスウェーデン王立バレエへ移籍、2014年よりプリンシパルダンサーとして活躍をし、同年、バレエ界の「アカデミー賞」とも呼ばれ、最も権威的な賞として知られる「ブノワ賞」を日本人として初めて受賞しました。

2014年9月には第42回レオニード・マシーン賞を受賞(イタリア)。2014年文化庁にて文化庁長官表彰(国際芸術部門)、在スウェーデン日本大使館にて在外公館表彰を受ける。2014年12月ノーベル賞晩餐会にて踊りを披露し、その時の様子が世界中に配信され、活躍の場は益々広がっています。

木田真理子さん 公式HP
http://marikokida.com

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