1年で日照時間が長い日として知られる「夏至」。この夏至に最も近い週末、ヨーロッパの各地で行われるのが「夏至祭」です。中でも北欧は、冬が長い分、夏の到来を告げるとも言われる夏至祭を多くの人々が待ち望んでいます。
|北欧諸国でも楽しみ方が変わる夏至祭
距離的に近い北欧諸国でも少しずつ楽しみ方が違うのも面白いところ。スウェーデンはメイポールと言われる白樺で作ったポールを立てて、その周りを踊い踊り、ノルウェーは大きな篝火を焚くエリアがあります。そして、フィンランドでは焚き火(コッコ)を焚いたり、サマーコテージでサウナに入ったりゆっくり過ごすのが定番。
今回ご紹介するイベントは、そのフィンランドの夏至祭を日本で楽しむ、それも「銭湯」で。
|日本でフィンランドの夏至祭を楽しめちゃうイベント !?
会場となるのは、東京高円寺駅にほど近い場所にある「小杉湯」。銭湯でのお仕事体験や、フェスを銭湯でやってしまうという、銭湯の概念を上手く壊しながらコミュニティの場として再生しようと試みを続け話題になっている場所。
ここの番台としても勤務し、「銭湯図解」という様々な地域にある銭湯をイラストにして、こちらも話題になっているのが塩谷歩波(えんや ほなみ)さんで、彼女が今年訪れたフィンランドのサウナに感動し、そこから生まれた繋がりで実施にこぎつけたのが本イベント「小杉湯×フィンランド夏至祭」です。
|盛りだくさんな内容で楽しめる3日間!
フィンランドの森が浴室に出現!?
フィンランドは森と湖の国としても知られていますが、今回は銭湯の浴室内に森を作り出そうという突飛な企画。手がけるのは植物アーティストACCO SUZUKI(密林東京)。
白樺の湯、ベリーの湯、そしてヴィヒタもご用意
お風呂も変わり種が用意されています。フィンランドの国樹、白樺の葉を束ね、白樺オイルを入れた「シラカバ湯」。フィンランドの人々が愛するベリーのエキスが入った「ミックスベリー湯」。サウナ本場のフィンランドでは、白樺の葉を背中や、胸、腕、脚、などをたたき血行促進を促すヴィヒタという風習があります。今回はそのヴィヒタも体験できる「ヴィヒタ水風呂」も体験できちゃいます。
フィンランドBAR、フィンランドミュージアムも!
お風呂上がりは喉が乾くので、水分を欲するもの。銭湯だとコーヒー牛乳が定番ですが、今回はフィンランドBARが設置されます。せっかくですから、フィンランドビール「ラピンクルタ」やフィンランド国民的アルコール飲料「ロンケロ」をクイッと飲んでみるのも良い選択です。
そして円谷さんが描いたフィンランドサウナ図解、銭湯図解の展示や、フィンランド公衆サウナの写真なども展示されるフィンランドミュージアムも見所の一つ。
最終日の24日はさらにボリュームアップ!
そして24日(日)の最終日はさらに企画が盛りだくさん。サウナヨガ第一人者のIzumiさんのレクチャーによる「サウナヨガ in 女湯」。
フィンランド大使館のLaura Kopilow(ラウラ・コピロウ)さんをゲストに招き、以前LifTeでも紹介した西荻窪にある、フィンランド一色に染まったカフェ「キエロティエ」さんが作るシナモンロールや、サーモンスープを食べる「フィンランドランチ交流会 in 女湯」。
※キエロティエさんをご紹介した記事はこちら
フィンランドのサウナ文化を研究し、書籍なども執筆されている、こばやしあやなさんと、塩谷さんのトークイベント「銭湯と公衆サウナ in 男湯」。
フードはランチ交流会以外でも、キエロティエさんが特別ブースを設置し、フィンランドのソウルフードとしても知られるカレリアパイ、サーモンスープが提供され、フィンランド人で知らない人はいない有名ドーナツ店「アーノルド」さんのドーナツ販売もされます。
※吉祥寺にあるアーノルドさんを紹介した記事はこちら
そして屋外も楽しめる!
まさにサウナデイ!サウナ関連グッズも見逃せない!
そして24日(日)は屋外スペースにフィンランドを感じさせる様々な会場に変身!インスタ映えしそうな見た目にキレイなフィンランドジュースにフルーツスムージーを提供する「フィンランドCafeバー」さんのほか、サウナ関連商品がとても充実!
「メトス」さんが設置するテントサウナは、着衣で体験できるので、サウナに入って、小杉湯のヴィヒタ水風呂に入るという、まさにフィンランドの黄金式サウナが体験できますし、「Sauna Camp.」さんは1人用の、テントサウナ「Tent Sauna Solo」を参考展示。そして、サウナ好きが高じて、DIY製作したできたてほやほやのモバイルサウナ「サウナトラック」も展示される予定です。
サウナに入ることが日常のフィンランドでは、様々なサウナ関連商品が販売されていますが、今回のイベントでも、可愛いいものから、便利なものまで勢揃い!中でも注目は以前LifTeでも紹介した、フィンランドの天然石を使用して作られる「HUKKA DESIGN」さんのマッサージストーン、フィンランド式の交互浴(体を温め、冷やすを繰り返す)を推奨する「KougoNewyork」さんが提供する、専用のウェア&グッズ。その他にもサウナに入りたくなっちゃうような素敵な商品が目白押し!
※HUKKA DESIGNさんを紹介した記事はこちら
フィンランドのサウナを巡るオリジナルツアーも!
そして、フィンツアーと小杉湯が共同で企画をした「フィンランド 銭湯&サウナ旅」のパッケージもお目見え。イベントでサウナに興味を持ったら、サウナの本場フィンランドに実際に行ってしまおう!というものが実現しちゃいます♪
「フィンツアー提供 銭湯&サウナ旅」は終了いたしました
フィンランドと、銭湯。二つの言葉を並べると全くイメージが異なるように見えますが、サウナという文化が日本の銭湯文化は、コミュニティという側面から考えると、とても近しい存在になります。それを正攻法に表現するのではなく、フードや、斬新な企画を盛り込むのが小杉湯らしいところ。今週末はぜひフィンランドの夏至祭を体験しに出かけてみませんか?
|アクセス
【小杉湯×フィンランド 夏至祭】
会期:2018年6月22日(金)〜24日(日)
時間:15時30分〜深夜1時45分
会場:小杉湯
住所:東京都杉並区高円寺北3-32-2
|記事内で紹介したブランドやショップはこちら(記事登場順)
「今回会場となっている小杉湯」
「植物アーティストACCO SUZUKI(密林東京)」
「西荻窪にある北欧カフェ キエロティエ Facebookページ」
「吉祥寺のフィンランドドーナツ アーノルド」
「テントサウナを展開する メトス」
「サウナ×アウトドアを提案する Sauna Camp.」
「サウナトラックを作り上げたプロジェクト」
「フィンランドの天然石を使用したマッサージストーン HUKKADESIGN」
「サウナウェア&グッズを提案する KougoNewyork」
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