2019年、冬の北欧出張は5日目。5日目はストックホルム市内を中心に巡り、夜にデンマークの首都コペンハーゲンへ入る行程です。4日目の様子はこちら。
|スウェーデン人気急上昇の絶品キャラメル
5日目、最初に訪れたのは、ストックホルム市内にある「Pärlans Konfektyr(パーランス コンフェクチュール)」。2010年にオープンしたパーランスが市民の心を鷲掴みにしたのは、この可愛らしいキャラメルです。パッケージセンスも抜群で、お店の雰囲気も可愛らしい。
話を伺ったのは、創業者のLisa Ericson(リーサ エリクソン)さん。1930~40年代にはスウェーデンのポピュラーな食文化でもあったキャラメルが近年廃れてきたことに危惧した彼女が立ち上げたお店のこだわりは様々ですが、特筆すべきは、実際に作っている工程が外から見れること。素材とハンドメイドにこだわる彼女のお店は、その日も多くの子供連れのお母さんで賑わっていました。
※リーサ・エリクソンのインタビュー記事はこちらの雑誌で掲載しています
Pärlans Konfektyr アクセス
営業時間:11:00~18:00(月~金)
11:00~16:00(土)
定休日:日曜日
電話:+46 8 660 70 10
住所:Nytorgsgatan 38, 116 40 Stockholm, スウェーデン
Pärlans Konfektyr オフィシャルサイト
|ストックホルムに点在する写真スポット!
パーランスを後にして、この時期には欠かせないセムラをペロリとたいらげて、点在する写真映えするスポットへ!
地下鉄駅がものすごいことになってる!
まず訪れたのは地下鉄の駅。ただの地下鉄の駅と侮るなかれ、ストックホルムの地下鉄は「世界一長い美術館」と評されることもあるくらい、各駅の構内が独特のデザインとなっています。地下鉄の総距離は110キロを超え、駅数は90!時間があれば全て巡りたいところですが、今回許されている時間は僅かということで、2つの駅に集中してめぐることに!
T-Centralen(ティーセントラーレン)駅
鮮やかなブルーを基調として描かれているのは、ここティーセントラーレン駅。ストックホルムを走る地下鉄は3線あり、それぞれブルーライン、レッドライン、グリーンラインと呼ばれますが、このティーセントラーレン駅は3線とも通過する、いわばターミナル駅。
面白いのは、ホームのある1箇所にアートが描かれているというわけではなく、ホーム全体に描かれているところ。NHKの「世界ふれあい街歩き」で紹介された駅もこの場所。職人がこの駅を作り上げていく様子も壁面に描かれているので、時間を掛けてゆっくり見ることをお勧めします。
T-Centralen(ティーセントラーレン)駅 アクセス
Solna centrum(ソルナセントゥルム)駅
一方燃えたぎるような赤を中心に描かれているのは、このソルナセントゥルム駅。鮮烈な赤が印象的で、何かの秘密基地に迷い込んだような錯覚になります。
ホームには、1970年代にスウェーデンで起こった、田舎の過疎化や環境問題を取り上げたアートが描かれています。スウェーデンの田舎で見られるような牧歌的な風景を見ることができます。
Solna centrum(ソルナセントゥルム)駅 アクセス
世界1美しいと言われた図書館「ストックホルム市立図書館」
次に訪れたのは、この世界1美しいと評された「ストックホルム市立図書館」。入り口の階段を上がりきると、360度囲われた円形の作りになっている本棚は、まさに圧巻。北欧は冬が長い分、室内を快適に過ごす手法が重要視され、そこからインテリアの北欧デザインが洗練されていったという話もありますが、「読書」も室内で快適に過ごす手法の1つ。本を読む量が日本に比べて圧倒的に多いというのは、こういった市民が日常的に訪れたいと思う図書館があるということが理由の1つにもあげられそうです。
ストックホルム市立図書館 アクセス
開館時間:10:00~21:00(月〜木)
10:00~19:00(金)
11:00~17:00(土・日)
電話:+46 8 508 309 00
住所:Sveavägen 73, 113 50 Stockholm, スウェーデン
|『魔女の宅急便』の舞台となったと言われるガムラスタン
次に訪れたのは、ストックホルム中心地から少し南に行った小さい島のようになっているガムラスタン。ここはスタジオジブリ『魔女の宅急便』の舞台ともなったと言われる場所で、どこを切っても絵になる素晴らしい場所。
絶品ニシンバーガー Nystekt Strömming(ニューステクト ストレミング)
ガムラスタンの中心地から、ちょっと南に外れた海岸沿いにあるのが「ニューステクト ストレミング」。スタンド形態のお店作りですが、超がつくほど人気のお店。お店の一押しは「ニシンバーガー」。
日本では鰊(にしん)は、蕎麦やお正月の昆布巻きをイメージする方が多いですが、ここ北欧ではニシンは様々な食べ方をします。ホテルの朝食には欠かせない酢漬けや、世界一臭いと言われる缶詰「シュールストレミング」はニシンの塩漬け。
ここのお店が提供するのは絶品のニシンバーガー。ハンバーガーに入っているニシンはもちろん、野菜やポテト類もその日調理したものしか使用しないポリシーもあり、多くの観光客、地元客に長年愛されています。スタンドということもあり、値段が手頃なのもポイントで、人気のニシンバーガーは日本円にすると500~600円程度。ボリュームもかなりあるのでオススメ♪
Nystekt Strömming(ニューステクト ストレミング) アクセス
営業時間:10:00~22:00(月~土)
11:00~22:00(日)
電話:+46 73 971 92 47
住所:Kornhamnstorg, 111 27 Stockholm, スウェーデン
夕闇が街をより光らせる
そのあとは、ガムラスタンを探索。昼間の明るい時間帯も多くの観光客で賑わいを見せますが、お勧めしたいのは、夕方から夜になる前までの時間。夕闇と軒先のライトによって街の雰囲気が変わり、より一層雰囲気が増す時間帯です。
後編に続きます。後編の記事はこちら。
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