2019年、冬の北欧出張は4日目に入りました。3日目の様子はこちら。
|スウェーデンを代表するアーティストの暖かいおもてなし
4日目、まずは、スウェーデンが誇る世界的なアーティスト、アグネータ・フロックさんのお宅へ取材に。スウェーデンらしい、外観が赤の可愛らしい建物を見ると早速ほっこりしてしまいます。
取材はスウェーデンらしくFika(フィーカ)を頂きながら。フィーカはスウェーデン語でコーヒータイムという意味で、スウェーデンではとても大切な時間です。お客様をもてなす時はもちろん、普通の時間でもフィーカは頻繁に行われます。
切り絵作家としても有名な彼女の作品がインテリアのアクセントとしても使用されていて、家の温もりをさらに高めてくれます。アグネータさんもそうですが、同席頂いた旦那様もとても優しい瞳をしていて、こちらの心も暖まるインタビューとなりました。
※当日のアグネータ・フロックへのインタビューはこちらでお読みいただけます
|今回出張の最北端エリアは幻想的な風景が
その後は、スウェーデンの玄関とも言えるアーランダ空港から、北のフローソーと呼ばれるエリアへフライト。フライト時間は1時間程度。
今回の出張で最北端エリアということもあり、だいぶ雪深い。目的地までの車中で「いい景色の場所だよ」と言われ外へ。あたり一面真っ白な雪景色。木の奥に広がっている場所は湖で、夏の時期は、それはもう絶景が広がるのだとか。うっすらと陽が入ってきて淡いグラデーションの空と白一色のこの風景も絶景。
|70年以上続く職人が作り出すテキスタイルメーカー
空港から10分ほど走らせた場所にあるのがテキスタイルメーカー「Frösö Handtryck」。1946年に設立され、会社名に「Hand」と入っているように、現在でも手染めで製品を作っている。工程の殆どが手作業ということもあり、工場内は驚くほど静か。1色ずつ色を入れ込んで行く過程はまさに「職人技」。
そして刷り上がったものを間近に見ると、ものの見事な綺麗な配色。この行程は職人2人で行うのですが、作業中は殆ど会話がなく、まさに"阿吽の呼吸"で進んでいく事に軽い感動を覚えました。
工場入り口には、プロダクツを購入できるショップも併設されており、カウンターの壁面には、製品を作るためにまず作られる「原版」が飾られていて、そこだけで絵になる。
商談後は、地元の食材がふんだんに使われたケータリングでおもてなしを受ける。フローソーがあるエステルスンドエリアは食材が豊かで、どれも絶品。特にチーズに合わせたグースベリーのジャム、そして肉類のアレンジが秀逸。「Take Mikado」と言う日本食レストランも近くにあり、ここは、海外で一番美味しい日本食を出す店という評判もあるくらい、このエリアは「食」という部分も面白そう。
アクセス
営業時間:11:00〜17:00(月〜金)
11:00〜15:00(土)
日曜定休日
電話: +46 63 434 40
住所: Storgatan 19, 831 30 Östersund, スウェーデン
その後ストックホルムに戻り、またも深夜→就寝。移動距離が長いけど充実した日々。5日目に続きます。5日目の記事はこちら。
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