北欧に訪れたことがある方が口を揃えて言うのは「びっくりしたのは物価の高さ」。
消費税が25%前後という事もあり、何かと現地での滞在費、購入費がかさんでいくというのは北欧5カ国共通です。
そして、北欧に訪れた事がある方が口を揃えて言うのが「また必ず行きたい」という言葉。
そんな方々にお勧めしたいのがユースホステルの活用です。
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|ユースホステルとは
ユースホステルの発祥はドイツ。1909年にリヒャルト・シルマンという「教師」が考えたものからスタートしています。
彼は教室で勉強するのではなく、山や森を巡りながら勉強することが子供達を逞しくすると考え、そのための施設としてユースホステルという仕組みを考えつきました。
使用した施設は、利用者が綺麗にして返すという姿勢は当初からあり、現在まで脈々と引き継がれています。
つまりユースホステルは「教育」という概念からスタートしているのが特徴的で、「人種を超え、異文化を受け入れていく場所を作り提供する」というマインドがあります。
そのため、多くのユースホステルには、共有のキッチンがあり、宿泊者同士がコミュニケーションを取れる場所になっています。
ユースホステルの代名詞とも言えるかもしれない相部屋(ドミトリータイプ)も、宿泊者通しのコミュニケーションを活性化する1つの要素です。
|環境を考える、未来を考える
もう1つユースホステルが特徴的なのは、多くの施設が「環境に対して真剣に考えている」ところ。
ペットボトル飲料販売の廃止を行うところもあれば、地場の食材を積極的に活用して料理を提供するところもあります。
「今」だけではなく、「未来」にこの地域を残していくために何ができるかを考え実施していく。
そしてこういった取り組みは各国のユースホステル協会を通じて各施設に情報として共有され、良い取り組みで実現できるものを取り込んでいく風土になっています。
こういった各施設の働きは、もちろん宿泊費から捻出されているので、「宿泊する事で環境問題に貢献できる」とも言えるのではないでしょうか。
|財布に優しい価格設定 お得な世界共通会員制度も!
ユースホステルの多くは、近隣の通常ホテル価格より安く設定されているのがほとんどです。
また基本素泊まりなので、近くのスーパーマーケットや、市場でその時期旬の食材を買い込み、キッチンで調理をして食費を浮かす事も可能。
キッチンで調理をすれば、現地に住んでいるかのような感覚もちょっと味わえちゃいます。地理感覚や慣れが出てくる2回目、3回目くらいの北欧旅行で是非お勧めしたいのがユースホステルなのです。
そして、ユースホステルには会員制度があり、ユースホステル会員になると宿泊割引や、各地の美術館や博物館などの観光施設の入場料、鉄道運賃の割引を受けられます。
全世界で380万人もの人々が会員になっていて、その会員証があれば、世界各地のユースホステルで利用可能です。
紙の会員証もありますが、スマートフォンやパソコンで手続きをして、その日から使える「ユースホステル デジタルメンバーシップ」の登録も可能です。もちろん、会員にならずに宿泊する事も可能ですが、もし宿泊するのであればチェックしておいて損はありません。
|ユースホステルはなぜ安く宿泊ができるのか
ユースホステルは、通常のホテルより安く宿泊できるケースが多いのですが、その理由はどこから来るのでしょう。
まずあげられるのが、過剰なアメニティを置いていないところ。そしてベットカバー、枕カバーなどは宿泊者がセットして、翌日フロントや、回収ボックスに戻すということも多くのユースホステルで見られます。
そして、ユースホステルを運営する組織は、基本「非営利組織」なので、国によっては税制の優遇措置が取られるケースも多く、その優遇された部分を宿泊費を抑えることによって、宿泊者に還元するという風土が昔からあります。
つまり、過剰なサービスを控えて、宿泊者の泊まりやすい環境を価格面含め積極的に努力をしていることが、低価格で宿泊可能な理由なのです。
|世界各国にあるユースホステル
国際ユースホステル連盟に所属している宿泊施設は、世界になんと3,600箇所以上。
日本人に人気がある国やエリアは、ほぼ網羅されており、もちろん北欧にも数多くのユースホステルがあります。
今回訪れたのは、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド合計4カ国のユースホステル。どれも特徴的なホテルだったのでその魅力を数回に分けて今後アップしていきますので、お楽しみに!
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