先日ご紹介した北欧のボードゲームの続きで、今回は<後編>ということで、子供も大人も頭を使いながら存分に楽しめるモノをご紹介します！

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|🇩🇰やったら絶対ハマる！ミニエアーホッケー「クラスク」！

プレイ人数：2人
ルール難度：★
プレイ時間：10分
対象年齢：8歳〜大人
製作：Klask Aps(クラスク)/デンマーク

こちらは、デンマークで生まれた、エアーホッケーのようなゲーム「クラスク」。台の下から磁力で連動する盤上の駒を操作し、ボールを相手陣地のゴールに入れるアクションゲーム。

【「クラスク」準備】

台の下から盤上の駒に磁石で合わせます。盤上のセンターに描かれている小さい白い丸に、小さいキューブ状のチップを3つ配置。ブルーの円形チップを盤上脇の得点ゾーン「0」にそれぞれ置いたら準備完了。

【ルールは超シンプル！空いてのゴールにボールを入れる！】

「クラスク」のルールは超シンプルです。コーナーにボールを設置してスタート。自身の駒を操作して、ボールをぶつけて、相手のゴール(穴)に入れる。どちらかがゴールしたら、ブルーのチップを一つずらし、盤面を最初に戻して次のゲームに。どちらかが6点をあげるとゲーム終了となります。

【「クラスク」が面白い理由は失点パターンにあり！】

実は、この「クラクス」、得点パターンが他にもあります。得点パターンというか、相手に得点が入ってしまう"失点"パターン。このパターンがエアーホッケーにないパターンで、この「クラスク」を面白くしている要素でもあります。それがこの3パターン。

【写真左】最初中央に置いてある白いキューブが自身のコマに2つ以上ついてしまった時。この白いキューブが結構厄介で、駒に簡単にくっつきます。

【写真中央】これは自身の駒が相手の陣地に飛んでしまった場合です。実は盤下の中央部分に飛び出した仕切りが設置されていて、相手の陣地まで手を伸ばして自身の駒を操作することができません。ただ、ボールを勢い良く転がそうと駒を動かそうとして、このパターンになることがあります。

【写真右】自身のゴールを守るために駒を動かしているうちに、自身のゴールに駒がハマってしまうパターンです。

ゴールしたい！ゴールを守りたい！この気持ちが強くなると、ゴールを決めての得点ではなく、上のような3つの失点パターンに繋がることが多くなり、点数が加算されて行きます。ここがエアーホッケーにはない「クラスク」の面白いところで、やればやるほど白熱したゲームになって行くのです。

記事を書いていたらまた「クラスク」をやりたくなってきました(笑)。子供から大人まで楽しめる「クラスク」は、本当におすすめです♪

|番外編：北欧といえばバイキング！ キッズゲーム大賞受賞！「バイキングの谷」

プレイ人数：2~4人
ルール難度：★☆
プレイ時間：15〜20分
対象年齢：6歳〜大人
製作：HABA(ハバ)/ドイツ

こちらのボードゲームの舞台は、バイキング時代。プレーヤーはバイキングになり、恒例のボウリング大会で、他のプレーヤーより金貨を稼ぐというゲームです。

【「バイキングの谷」準備】

まずは、ボードを広げて、プレーヤー数分のバイキング船を作り、自身の陣地(4隅)を決めてバイキング船を置きます。

そして、ボードの上部に描かれた桟橋上の旗部分に、各プレーヤーや、コインが描かれた四角のプレートをランダムに置いたら準備完了。実際にプレイした写真をお見せしながら解説しましょう。

【色の付いた樽を自由に配置！】

プレーヤーは、自身の番になると、中央に色の付いた樽を設置します(上の写真は4人でプレイした様子の1手目)。その際、樽は中央に配置された穴の中であれば、配置する場所はプレーヤー次第。中央に各色の樽を固めても良いですし、バラバラに配置しても大丈夫。

【岩を転がして、色の付いた樽を倒す！】

樽を配置したら、自身の陣地に設置されている穴に岩をセットします。そして、板を弾いて、中央の樽に向かって岩を転がし、樽を倒します。

【倒れた樽の色に合わせて桟橋を進む】

樽を倒せたら、倒せた色の各プレーヤーが描かれた丸いチップを桟橋上で進めていきます。複数の樽が倒れている場合、好きな色から進めることができます。ポイントは、進める数は1マスずつという点と、次のマスに自身を含んだ、誰かのプレーヤーチップが置かれていた場合、重ねることはできず、飛び越して空いているマスに進めるという点。チップを進め終わったら、プレーヤーは交代になります。上の写真は、1投目で赤と黄色の樽を倒したので、まずは赤のプレーヤーチップを桟橋に置き、次に黄色のチップを次のマスに配置した様子。

2投目のプレーヤーが、赤と緑の樽を倒したので、桟橋では赤と緑のチップが移動します。まず緑のチップが、黄色のチップの奥に配置され、次に、赤のチップが黄色と緑を飛び越えて緑の奥に移動します。この岩を転がし、中央の樽を倒し、桟橋のチップを移動させるを繰り返していきます。

【誰かのチップが桟橋から落ちたら金貨を分ける！】

何回かプレイを続けると、あるプレーヤーのチップが桟橋の先から落ちる場面になります。そうなると「分前の決算」が発生します。つまり、桟橋に残っているプレーヤーに、コインが分配されます。

コインの分配は桟橋の先から左に進んで行きます。旗がコインになっているマスにいるプレーヤーは、その数分のコインをストックコインからもらえます。

旗がプレーヤーになっているマスにいた場合は、2パターンに別れます。まず、他のプレーヤーが描かれた旗に止まっている場合は、その旗のプレーヤーからコインを1枚もらいます。そして、プレーヤー自身が描かれた旗に止まっている場合は、全プレーヤーからコインを1枚ずつもらえます。ただし、コインをほかのプレーヤーからもらう際、そのプレーヤーがコインを持っていなければ、コインをもらうことは出来ません。もちろん、桟橋から落ちてしまったプレーヤーはコインをもらうことができません。

上の写真のパターンでいくと、まず「赤」のプレーヤは桟橋から落ちているので獲得コイン"0"。「黄」のプレイヤーは、「青」から1枚コインをもらえるのですが、この時点では「青」が1枚もコインを持っていないので「黄」も獲得"0"。「緑」はコイン1枚の旗に止まっているので、獲得コイン"1"。そして「青」はコイン4枚の旗に止まっているので、獲得コイン"4"となります。もらったコインをプレーヤー自身の船に入れ、コインの分配が終わったら1ターン終了。

また桟橋上の旗に、ランダムでコイン、プレーヤーを配置して次のターンに入ります。コインのストックが全て無くなった時点でゲーム終了。一番コインを持っているプレーヤーが勝ちとなります。

【桟橋の進めかたがポイント！でもそもそも樽を上手く倒さないと・・】

このゲームはコインを集めた人が勝ちになるので、桟橋の進め方がポイントになります。ゲーム序盤は誰もコインを持っていないので、うまく自身のチップをコインの旗に止めて「分前の決算」を迎えたい。ゲームが進むと各プレーヤーにコインが溜まって行くので、最後に多いプレーヤーの旗に止まって、そのプレーヤーのコインを減らすという事も大事になってきます。

ただ、それを自分の思う通りに進めて行くために、必要なのが岩を転がして、うまく樽を倒すこと。岩を転がす際に配置する樽の位置は、転がすプレーヤーが決めることができるので、簡単にできるイメージがありますが、やってみると結構これが難しい。

シンプルでありながら、頭も使う、そしてみんなでワイワイやりながら出来る秀逸なボードゲームです。

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今回、取材で訪れたのは「すごろくや 神保町店」。清潔感あふれる店内には、世界のボードゲームがずらりと並び、コアなボードゲームファンはもちろん、これからボードゲームを楽しみたいと言う方も含め、連日賑わいを見せます。ボードゲームに関するスタッフの知識も豊富なので、明確に買いたいボードゲームをイメージしていなくても、過去どんな物が面白かったとか、こんなシーンでやりたいと言う話をすると、シチュエーションにぴったりのボードゲームをオススメしてくれます。

サンプルの用意があるゲームであれば、実際に中身を見て、確認してから購入できるのも「すごろくや」ならでは。毎週金曜日の17時からは、スタッフオススメのボードゲームを説明付きで体験できるイベントや、「お寿司を食べながらボードゲームで遊ぶ」と言う変わったイベントも定期的に開催中！気になった方は是非足を運んでみてくださいね♪

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【すごろくや 神保町店 アクセス】

営業時間：11:00〜20:00
定休日： 毎週水曜日、年末年始
問合せ： 03-6261-2122
住所： 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センター7階

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