ここ最近注目されている「サスティナブル」。サスティナブルには様々な形式がありますが、その基本となるのが「リサイクル」。
今回は、フィンランドのリサイクル事情をレポート!
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フィンランドは、ペットボトルや空き缶のリサイクル率が高い!!
ヨーロッパ各国の平均リサイクル率が50%前後なのと比較して、フィンランドはペットボトル、空き缶、ガラス瓶のリサイクル率がそれぞれ、90%、95%、87%となっています(2019年統計データ)。
ちなみにペットボトルリサイクル率が高い日本でも84.8%という数値(2017年統計データ)なので、日本よりも進んでいると言えます。
その脅威のリサイクル率に一役買っているのが、様々なスーパーに置かれたリサイクルマシン。
様々なスーパーに置かれているリサイクルマシーン「PULLO-JA TÖLKKIPALAUTUS」!
訪れたのは、ヘルシンキの住宅街カタヤノッカエリアにあるスーパー「ALEPA」。
「ALEPA」は、ヘルシンキ市内にも各地にある平均的なスーパーです。
店内に入ってすぐの場所にあるのが、この「PULLO-JA TÖLKKIPALAUTUS」と名付けられた機械。
この機械に、ペットボトルや、空き缶、ガラス瓶を入れると、返金されるシステムなのです!
機械の隣には、ペットボトル、空き缶、ガラス瓶の容量をリサイクルした時の返金される金額が書かれています。
やり方は超簡単!中身を空にして、ラベル等剥がさずに、そのまま入れるだけ!
返金してもらうためのステップは、超簡単。画面は通常だとフィンランド語表記になっていますが、言語選択で「英語」を選びます。
そのあと、持っている空き缶やペットボトルを入れるだけ。
日本人の感覚だと、ペットボトルのラベルを剥がしたくなりますが、ラベルに印字されたバーコードを元に機会が識別するため、剥がさずにそのまま入れます。
機械に投入すると画面に、入れたものに対しての返金額が表示されるので、問題がなければ緑のボタンを押します。
そうするとこのようなバーコードが印字されたレシートが発行されます。
このレシートをレジに持っていけば、金額をそのままもらうこともできますし、ほかの買い物があれば、このレシート分値引きして会計になります。
空き缶を入れるところから、レシート発行までの動画がこちら!
日本に比べると還元率が高い!!
日本でもペットボトル等の回収機械はありますが、ラベルを剥がす必要などがあり、ちょっと手間だったり、ポイント制だったりします。
その点、フィンランドのこの機械は、手間がないですし、現金としてしっかり戻ってくるというのがポイント。
しかも、今回のレシートだと500mlのペットボトルで、40セント、つまり日本円にすると約53円(取材時 2018年2月10日時点)がバックされます。
利便性も重要ですが、こうやって目に見えたお得感があるのはとても重要です。
街中にある衣類の回収ボックスにも注目!
ヘルシンキの住宅街を歩くと、このゴミ箱のようなボックスを発見することがあります。
実は、正確にいうとゴミ箱ではなく、不要になった衣類やバッグ、ブーツ、アクセサリー、そして子供が使ったおもちゃも回収してくれるボックス。
これは、フィンランドのUFFという民間非営利団体が行なっているもので、回収したものは、彼らが運営しているリサイクルショップや、ヨーロッパ諸国で販売されます。
UFFは1987年に設立され、現在では、毎年100万人以上の人がこの仕組みを使って衣類等を寄付しているそうです。
フィンランドに住む人々の利用が圧倒的なのはもちろんですが、旅行中に荷物が多くなってしまい、かさばってしまう衣類を捨てなくてはいけないという人にも需要があるのだとか。
※利用する際は、洗濯をした上で、袋に入れ密封した状態で投函しましょう!
リサイクルが進むフィンランド。人々の生活に近い場所に機械やボックスを設置するのはもちろん、多くの人が利用しやすい環境をしっかり整えています。
フィンランドに訪れた際には、是非チェックしてみてくださいね〜♪
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