新年が開けて、気持ちが引き締まり「今年は、たくさん読書をしよう!」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にオススメしたいのが、LifTeが昨年ご紹介したオススメ北欧BOOK10選!
哲学、現地を旅した気分になれる本、そして子供と一緒に読みたい絵本までバラエティ豊か!
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🇸🇪 🇫🇮 ゆっくり読みたい「わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ」(おさだゆかり 著)
北欧雑貨店「SPOONFUL」を運営し、多数の北欧に関連する書籍を出版している、おさだゆかりさんの「わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ」。
この本では、単なるお店や観光スポットの紹介ではなく、仕事柄北欧に40回以上通った、おさだゆかりさんの視点でスウェーデン、フィンランドの文化やライフスタイルも紹介されています。
自分用だけではなく、お土産としても使えそうなデザインに優れた、お店で購入できる紙袋の紹介も、他のガイドブックにはなかなか紹介されない視点です。
基本的に見開き1つのテーマになっているので、とても読みやすく、ゆっくりと読み進めたいガイドブックです。
🇪🇪 🇸🇪 まさにタイトル通り!「行った気になる世界遺産」(鈴木亮平 著)
こちらは、俳優の鈴木亮平さん著の「行った気になる世界遺産」。
1ページ目に書かれたこの言葉。そう、この本は俳優の鈴木亮平さんが、行ったことはないけど、想像で書き綴ったちょっと変わった紀行本。
鈴木亮平さんが描いた絵と文章のみ。
これが、とてつもなく面白い。鈴木亮平さんの文体も素敵で、スルスルとこの世界に入り込んでしまいます。また、写真が無い分想像力が働き、情景を思い浮かべながら読み進めることができます。
北欧からは、エストニアのタリン旧市街と、スウェーデンのヨックモックが紹介されています。
※この写真はイメージで、LifTe編集部が2018年3月にタリン旧市街で撮影したものです
タリン旧市街では、ヘルシンキからフェリーでタリンに渡り、クリスマス時期の旧市街散策。細かい描写で簡潔に書かれた文章で、情景が目の前に浮かびます。
そして、鈴木亮平さんの人柄なのか、各章にほっこりとしたエピソードが盛り込まれていることもあり、夜ベットに入りながら読むと幸せな夢が見れそうです。
🇸🇪 バイヤー目線で旅に出る「世界はもっと!ほしいモノにあふれてる」(NHK「世界はほしいモノにあふれてる」監修)
NHK総合で毎週木曜日の夜に放映されている「世界はほしいモノにあふれてる」。各界の名物バイヤーが巡る行程を一緒に見ながら、その土地土地の暮らしや生活スタイルが垣間見れる番組です。
この本は、各回で特に評判が高かった物を書籍化したもので、北欧ではIDDEのバイヤー大島忠智さんが、スウェーデン南部の街で、ビンテージ家具を買い付けを行う行程に密着。
大島さんの買い付けする目線、ビンテージ家具への愛情などが26ページにわたり紹介されています。
秀逸なのが、本当に自分も一緒に買い付けに参加しているかのような構成。
港町マルメを拠点に置いた理由、バイヤーとしての臨機応変な考え方など、ちょっとしたドキュメンタリーを見ている感覚にもなれるので、まさに一緒に旅した感覚になれる素敵な本です♪
🇫🇮 フィンランドデザインの魅力に触れる「ザ・フィンランドデザイン —自然が宿るライフスタイル— 」
本書は、1930~1970年代のフィンランドデザインに焦点をあて、名作とその誕生の背景をひもとき、グラフィック・テキスタイル・建築・陶磁器そして絵画まで、時代を越えて愛されるフィンランドデザインの魅力に触れる1冊です。
アルヴァ・アアルト、タピオ・ウィルカラ、カイ・フランクなどなど、フィンランドデザイン巨匠達の名作が余すところなく紹介しされているので、見応え充分!
そして、ヘルシンキ市立美術館(通称HAM)監修の元、作品の紹介だけではなく、各アーティストの説明も充実しているので、フィンランドデザインを押さえておきたい方にはとっておきの本ですよ〜♪
🇫🇮 子供目線が新しい!「子供と旅する北欧フィンランド」(ナシエ 著)
こちらは、北欧イラストレーターのナシエさんが手がけられた「子供と旅する北欧フィンランド」。
小さいお子さん(ナシ太郎君)と一緒に巡るフィンランドのヘルシンキとエストニアのタリンの旅が、シンプルで分かりやすいイラストで描かれています。
子供を持つ親であれば「これわかる〜」という描写も随所に出てきてクスッとさせられます。
ヘルシンキを走るトラムや、「ヘルシンキ自然史博物館」を楽しむナシ太郎君の姿と、それを見守りながらホッとするナシエさんの様子はほっこりします。
この本は「子供がいても楽しめる北欧」に重きを置いてはいますが、その他の見所もしっかり紹介されているのがポイント。
マリメッコのアウトレットショップ、マリメッコの社員食堂や、アルテック、イッタラなどの名所から、蚤の市が展開される様々なマーケットなども紹介され、主要なところはしっかり地図も掲載されているので、ガイド本としてもとても使いやすいですよ〜♪
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🇩🇰 フラワーアーティスト ニコライ・バーグマンのビジネス哲学に迫る!「いい我慢」(著:ニコライ・バーグマン)
デンマーク、日本に留まらず、現在では、国内外に9拠点を儲け、ビジネスマンとして、そしてフラワーアーティストとして、ワールドワイドで活躍するニコライ・バーグマン。
こちらは、彼の哲学に迫る書籍『いい我慢~日本で見つけた夢を叶える努力の言葉~』。
彼の仕事、そしてライフスタイルを紹介する書籍は今までにもありましたが、ビジネスマンとして彼が見てきた視点を紹介する書籍はこれが初。
彼が日本で学んだ成功のルールがまとめられた貴重な一冊です。
19歳で単身日本にやってきて修業を積み、世界を舞台にフラワーアーティストとして、また自身のブランドを展開するビジネスマンとして活躍するニコライ・バーグマン。そんな彼が好きな言葉は"我慢"。
「我慢とは、けっして辛いことや、苦しいことを耐え抜くという意味ではなく、夢や成功を成し遂げるためにやるべきことやり抜く力」だと言います。
本書は、デンマーク人のニコライ・バーグマンが、日本での成功をつかむ過程で学んだ大切な働き方を紹介していきます。
知らない場所で、しかも言葉すら通じない環境で、彼はどのようにやりたいこと=夢を実現し、成功をつかんできたのか?
働き方が多様化する今だからこそ読んでおきたい、思考、行動、ビジネス哲学がつまった一冊です。
🇸🇪 漫画と文章で読み解く死後「しりあがり寿の死後の世界」
(漫画:しりあがり寿 文:寺井広樹 監修:島田裕巳)
生と死を見つめ続ける巨匠・しりあがり寿が古今東西の宗教などをもとに独自の世界観で描く「死後の世界」。
本書はしりあがり寿さん独自の世界観、伝統的な宗教で語られる、死後の世界を描いています。
仏教やキリスト教、イスラム教・神道など現代でも多くの信者がいる宗教で定義づけられている死後の世界、古代エジプトやチベット仏教で作られた「死者の書」など、生と死にまつわるさまざまなエピソードを漫画と専門家の解説を含めて深く楽しく知ることができる読み応えたっぷり。
第3章では、スウェーデン出身の科学者・神学者・神秘主義思想家のエマニュエル・スウェーデンボルグが登場し、彼が記した『天界と地獄』、『霊界日記』を中心に解説がされます。
「人は死んだらどこへ行くのか」という大きな問いかけに様々な視点で答えてくれる本著。時間があるときにじっくり読み進めたい良著です。
🇫🇮 カラフルな色彩が楽しい!『くまのムル はじめてゆきをみる』【小学生低学年向け】
カラフルな表紙が目を引くフィンランド発の絵本『くまのムル はじめてゆきをみる』。
他のくまたちは、冬になると冬眠をしますが、ムルは眠たくない、冬眠をしたくない。なんでみんなと同じことをしなくちゃいけないのか。ムルはそこで...
やはりこの絵本で印象に残るのは、イラストレーターのアンネ・ヴァスコが手掛けたカラフルなイラスト。
森の中のお話なので、ブルーベリーやキノコなどフィンランドの森でお馴染みのモノがたくさん出てきます。ムルの表情もコミカルで笑いを誘ってくれます。
そして「人と一緒じゃなくていい」というメッセージは、フィンランドの教育姿勢を映し出しているような気もします。
日本も最近は変わってきていますが、まだまだ他人と合わせる同調論を大事にする風土があります。
"1人1人の個性を尊重する"大切さを学ばせてくれるこの絵本は、とても素敵です。
🇩🇰 🇫🇮 マリメッコのデザイナーが描く ため息が出るほど美しいイラスト『雪の女王』【小学生高学年以上】
世界的に大ヒットを記録したディズニー映画『アナと雪の女王』の原作として、近年また注目されているアンデルセン原作の『雪の女王』。
いくつか『雪の女王』で絵本はありますが、こちらはマリメッコのデザイナー"サンナ・アンヌッカ"がイラストを手がけています。
幼馴染のカイとゲイルは、遊ぶ時はいつも一緒。幸せな日々を過ごしていたある日、悲劇が訪れます。カイが雪の女王に連れ去られてしまうのです。カイを連れ戻すために、勇気を奮い立たせゲイルはひとり旅たつのですが...
この作品の注目点は、やはりこのサンナ・アンヌッカが描き出すイラスト。
ページ構成としては、基本的に左側ストーリー、右側イラストという形で進んで行きます。
ストーリを読んで、隣のイラストを見て、またストーリーを読み返してしまうほど、それくらい各ページのイラストが素晴らしい出来栄えになっています。
そして、本の装丁も丁寧に作られていて、インテリアとしても棚に飾っておきたくなります。
小学生高学年以上と書きましたが、充分大人も楽しめる内容になっています。
🇫🇮 風を通して感じるフィンランドの季節「風と出会う日々のこと」
最後に紹介するのは、フィンランドのアーティスト兼イラストレーター"ハンナ・コノラ"による『風と出会う日々のこと』。
装丁が、パステルカラー、そして柔らかい印象のイラストでほっこりします。
「風と出会う日々のこと」は2016年に発刊され、同年、フィンランドで最も美しい絵本を選ぶ「The Most Beautiful Books of the Year 2016」に選ばれました。
風はいつ生まれ、どこへ行くのでしょう?
私たちは、風を見ることはできませんが、その動きや音を暮らしの中で感じることができます。
この絵本は風が織りなす1年の物語であり、私たちの日々の物語です。
訳をしたのは"ミナ ペルホネン"の皆川明さん。見開き2ページでフィンランドの1ヶ月が描かれています。
風を通して感じていくフィンランドの1年。読み通して目をつぶると自然あふれるフィンランドの情景が頭に浮かぶようです。
装丁も美しいので、インテリアの一部として飾っておくのもオススメです♪
そしてフィンランドの季節、日本の季節の違いをお子様と一緒に楽しみながらゆっくり読み進めていくのも楽しい素敵な絵本です。
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