サウナ好きの方の聖地として有名な佐賀県武雄市にある「らかんの湯」は、御船山観光ホテルの中にあります。
徹底したこだわりのデザイン、そして意外性のあるおもてなしで多くのサウナ好きを骨抜きにしてきました。
今回は、御船山楽園ホテルに宿泊し「らかんの湯」を実際に体験してきたレポートです♪
スポンサーリンク
恍惚感を堪能できる男性用サウナ
チェックインを済ませ訪れたのは「らかんの湯」の男性用大浴場。大浴場に踏み入れると大きな木に目が奪われます。浴槽の奥には大きなガラス越しに御船山の大自然が望めます。大浴場の外はもちろん、室内でもこの自然溢れる環境を楽しんでほしいという想いが伝わります。
「らかんの湯」があるエリアは、透明で柔らかな湯ざわりが特徴的な武雄温泉で、古くは神功皇后もご入浴されたと伝えられていて、江戸時代には、長崎街道の宿場町として栄え、歴史上名高い宮本武蔵やシーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などが入浴した記録も残されています。
身体を洗い、内湯に浸かりながら外の自然をゆったりと楽しむだけで、すでに極上の時間。
程よく身体が温まったところでお目当てのサウナへ。男性用サウナは、大浴場内にあります。
サウナに足を踏み入れて驚いたのは、通常のサウナに比べてだいぶ暗いというところ。サウナ室内の照明はほのかに灯る程度で、外からの光も壁に設えられた細い窓からわずかに入るぐらい。
ただ、このおかげで、気が逸れることなくじっくりと室内で過ごすことができるのです。室内では御船山に設置されたマイクが拾う自然の音もスピーカーから流れる工夫がされ、サウナの室内なのに自然の中にいるような不思議な感覚にもなれます。
また、このサウナではセルフロウリュができるので、熱いサウナストーンに水が染み込んでいく音を暗い空間で静かに聴くのは堪らない時間です。
サウナでたっぷり汗をかいたら、露天に設置されている大きな武雄温泉の源泉を冷やした水風呂へ。水風呂脇に設置されたシャワーで汗を流して水風呂に入ってみると想像以上に深い!
大人の肩まですっぽり入ってしまう深さで、水温も16度と身体を冷やすのにちょうどいい温度。
日が落ちてくると水風呂の中のライトも灯り、幻想的な雰囲気を作り出してくれます。
水風呂で身体を一気に冷やした後は、露天の各所に配置された椅子やソファーに身を委ねてまったり。目を閉じれば鳥の囀や、風が木の葉を揺らす音が聞こえ、目を開ければ御船山の自然、そして日が沈めば星空も眺めることができます。
露天にも大きめのお風呂、そして薬湯もあります。薬湯は小さめなのですが、浴槽にリクライニングチェアが設置され横たわりながら浸かることができます。
後は、身体が冷えてきたらまた浴槽に浸かり、サウナ、水風呂、そして外気浴を繰り返すのみ。このセットを繰り返していくと、身体がゆるんで行き最高の"ととのう"状態を満喫できます。
趣がガラッと変わる女性用サウナ
御船山楽園ホテルに宿泊すると、翌日入浴できるサウナ(大浴場)が変わります。男性は翌日女性用の大浴場が、女性は翌日男性用の大浴場に追加料金無しで入浴できるのです。
ということで翌日体験したのは女性用のサウナ。
大浴場に入ると男性用の大浴場と同様に落ち着いた雰囲気で、大きな窓からは御船山の自然を楽しむことができます。
大浴場内にはミストサウナが設置されているので、こちらでサウナを楽しむこともできます。ミストサウナを楽しめるのは女性用の大浴場のみ。
そしてお目当ての女性用のドライサウナは一度露天に出て別の入り口からサウナ室建物に入ったところにありました。
驚いたのは、男性用のサウナと対照的なまばゆいほどの明るさ。白を基調に作られたサウナ室は曲線を帯び、座る箇所も緩やかなカーブを描いています。そして天井には小さい円でくり抜かれた多くの窓が自然光を取り入れ、柔らかい光で室内を満たします。
ここでもセルフロウリュを楽しむことができますが、面白いのはサウナ室に入る前に置かれた小さな冷凍庫。ここに球型の氷が並んでいます。これはアロマ水を凍らせた「キューゲル」と言われるボール。
「キューゲル」をそのまま熱せられたサウナストーンに乗せると、じゅわ〜っと静かに溶け出し、香りがサウナ室内を満たしていくのです。
このキューゲルがサウナストーンの上でゆっくり溶けていくのをじっと眺めるのも心地よい時間。1つのキューゲルが溶けきるのにおよそ3分~4分程度です。
キューゲルは様々な種類が用意されていて、みかん、はっか、薔薇など香って心地よい香りばかり。もちろん、キューゲルを使用せずに普通の水でセルフロウリュを楽しむことも可能です。
サウナでたっぷり汗をかいたら、サウナ室を出たところにあるシャワーで汗を流し、タイル張りのデザインが素敵な水風呂へ。
こちらも武雄温泉の源泉を冷やしたもので、17度に設定されています。男性用の水風呂と比較するとやや狭目ですが、天井からの自然光が降り注ぎ、気持ちよく身体を冷やすことができます。
身体を冷やしたら露天で外気浴。男性用の露天と比較するとやや狭目ですが、女性用の露天には石でくり抜かれた円形のベンチが設置されています。座るとちょっとヒヤッとしていて身体の芯から温まった身にはとても心地よい。
女性用にももちろん露天風呂が設置されており、その奥にはなんと茶室があります。
茶室では、デトックスウォータや、自家製プリン、ドライフルーツ、そして楊枝でプスっと刺して食べる"玉羊羹"まで用意されています。
特に自家製プリンが絶品で、備え付けられている塩を少しふりかけて食べると口の中にとろけていく塩味と甘みの絶妙なバランスが味わえます。
茶室内にもゆったり座れる椅子が設置されているので、飲み物や甘味を少し口に入れ余韻を椅子に座りながら楽しむのもおすすめです。
2021年10月に男女共有の薪サウナもオープン!
この2つのサウナで充分至福の時間を堪能できる「らかんの湯」ですが、進化はまだまだ止まりません。
昨年10月には、男女共有の薪サウナもオープンしました。薪は地元の間伐材を使用し、サウナストーンは御船山の古いしを使用するという、サスティナブルな森のサウナ。
サウナ室内には、世界最大級(横2m×縦1.8m)の薪ストーブが設置されています。
スポンサーリンク
御船山楽園ホテルにはサウナが設置された特別ルームも!
圧巻のらかんの湯がある御船山楽園ホテルには、サウナが室内に設置されている特別ルームもあります。
自分だけのサウナ、そして自分だけの水風呂を堪能して、窓際で御船山の大自然を眺めながらまったりするという贅沢な時間を過ごすことができます。
地元の食材を楽しめる夕食と朝食
らかんの湯は日帰り入浴も可能なのですが、ここまでタイプが異なりハイクオリティのサウナを楽しみ尽くすのであれば、やはり宿泊がおすすめです。
先ほども述べたとおり、宿泊をすれば男性用、女性用それぞれのサウナが一泊で楽しめるからです。
宿泊となるときになるのが食事ですが、御船山楽園ホテルは食事でも地のものを堪能できます。
料理長お任せの会席スタンダードは月代わりで、宿泊した時は、近海のお刺身、白身魚のパイ包み焼き、佐賀牛と武雄若楠ポークせいろ蒸し、有田の棚田米など、地元の食材をふんだんに活かした料理を楽しませてくれました。
朝食も同様に、季節の小鉢、湯豆腐、焼き魚、有田棚田米の土鍋ご飯、そして特上の有明海苔と、しっかり地場の食材を味わえます。
チームラボの演出も圧巻!
らかんの湯に入る前に、実はチェックインの時に心を打たれたのが、このチームラボによる演出でした。
フロント前に設置された無数のライトが不定期に色味が変わり、鏡に映ることでどこまでもこの幻想的な灯りが続いているように見える仕掛け。
これを目の当たりにするだけでも来た価値があったと思わせるほど魅力的な仕掛けです。
チームラボ演出の箇所は、フロント以外にもいくつかあるので、訪れた際にはぜひチェックしてみてください。
サウナ好きの方から聖地と呼ばれる「らかんの湯」は、想像をはるかに超える圧倒的な体験を与えてくれました。
細かいところまでのこだわりと意外性のバランスが心地よく、身も心もとろけ、最高の滞在となりました。
至福のサウナ時間を体験したい方には是非お勧めしたい場所です♪
「御船山楽園ホテル(らかんの湯)オフィシャルサイトはこちら」
御船山楽園ホテル(らかんの湯)アクセス
電話:0954-23-3131
住所:佐賀県武雄市武雄町武雄4100
北欧の今を知ることができるライフスタイルマガジンLifTe!
地元客にも長年愛される北欧各国の絶品レストラン!
人気ブランドのテキスタイルデザイナーが明かす制作秘話!
そして観光定番から最新スポット情報も!
北欧の今を知ることができるライフスタイルマガジンLifTe「Vol.01」「Vol.02」「Vol.03」は、絶賛発売中!
↓ ↓ ↓ ↓
北欧ライフスタイルマガジン「LifTe vol.03」
スポンサーリンク
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。