春を呼ぶスウェーデンのスイーツ「セムラ」 今年のセムラの日はいつ?

スウェーデンで春を呼ぶスイーツとしても親しまれ、新年からイースターまで、カフェやレストラン、そしてスーパーなどで販売されるスイーツ「セムラ」。

その期間中に1日「セムラの日」というのがあり、スウェーデンでは、多くの方がセムラを楽しみます。

そしてこのセムラの日は毎年違う日になることでも有名です。

今回は、そもそもセムラとは何か、セムラの日はなぜ毎年変わるのか、そして今年のセムラの日はいつなのかを解説します♪




春を呼ぶスイーツ"セムラ"とはなにか?

LifTe北欧の暮らし スウェーデンの首都ストックホルム郊外にある人気ベーカリー&カフェ「Lundbergs Konditor(ルンドベリコンディトリ)」のセムラ
シュークリームのような形状をした可愛らしいスイーツが「セムラ」。

カルダモンが練り込まれたパンの中に、アーモンドペーストと生クリームが入っているのが伝統的なセムラ。見た目から想像ができますが、なかなかハイカロリーなスイーツです。

後で触れますが、新年からイースターまでの期間よく食べられるので、「春を呼ぶスイーツ」とも呼ばれるのです。

セムラが面白いところは、お店によってさまざまなアレンジがあること。チョコレートやストロベリーなどの味があったり、スティック状になったセムラなども見ることができます。

そして、ストックホルムでは新聞社主催の「今年のセムラNo.1」を決めるランキングなども発表されるなど、毎年この時期を楽しみにしているスウェーデンの人々は多いのです。

他の北欧各国にもあるの?

LifTe北欧の暮らし フィンランドの人気カフェ「カフェエスプラナード」のラスキアイスプッラ
このセムラは、北欧各国でも同じようなスイーツがあります。

スウェーデン文化の影響も多く受けている隣国のフィンランドでは、「ラスキアイスプッラ」という名前で親しまれています。セムラがアーモンドペーストを入れるのが伝統的な味なのに対して、ラスキアイスプッラはジャムが入れられているのが伝統的な味。

もちろん今ではさまざまな味があるので、スウェーデンのセムラでもジャムが入っていたり、フィンランドのラスキアイスプッラでもアーモンドペーストが入っているものもあります。

同様に、近隣のデンマーク、ノルウェー、エストニアでも同じようなスイーツがあります♪

それぞれの国で呼び方が違うので、その時期に訪れることがあれば是非チェックしてみてください。

🇸🇪 Semla(セムラ)
🇫🇮 Laskiaispulla(ラスキアイスプッラ)
🇩🇰 Fastelavnsbolle(ファステラーヴンボッレ)
🇳🇴 Fastelavnbolle(ファステラーヴンスボッレ)
🇪🇪 Vastlakukkel(ヴァストゥラクッケル)

セムラの日とは?なぜセムラの日は毎年変わるのか

LifTe北欧の暮らし スウェーデンのストックホルムにあったカフェで食べたセムラ
さて、気になるセムラの日ですが、これはセムラの歴史を紐解くと理解が進みます。

なぜセムラが食べられるようになったかというと、キリスト教が深く関わっています。

キリスト教にはイースター(復活祭)と呼ばれるお祝いの日があります。復活祭、つまりイエス・キリストが生き返った日です。

"イースター"という名前は、古代ゲルマン神話の春の女神の名前「Eoster(エオストレ)」に由来しているため、イースターは、キリストの復活を祝うと同時に、春の訪れを祝うと言うことで、キリスト教の方にとってはクリスマスと同様に大切にされています。

イースターの前にある40日間を四旬節(しじゅんせつ)と言い、イエス・キリストが40日間何も食べずに荒野をさまよったことから、この40日間を断食期間としています。

40日間の四旬節(断食期間)に入る直前の日を"告解の火曜日"と呼び、四旬節に入る前に教会に行き自身の罪を告白しスッキリとした気持ちで断食に入るのです。

そして、断食に入る前にしっかりと栄養をつけようということで、この"告解の火曜日"にカロリーが高いものを食べることからセムラが食べられるようになったのです。

なぜセムラの日は毎年変わる?

LifTe北欧の暮らし フィンランドの首都ヘルシンキなるカフェウルスラのラスキアイスプッラ
それでは、なぜセムラの日は毎年変わるのでしょうか?それはイースターが毎年変わることに由来しています。

イエス・キリストが死から復活を果たしたのが日曜日だったことから、イースターの日付は「春分の日以降、最初の満月を迎えたあとの日曜日」と決められています。

セムラの日は、イースターから40日前の火曜日になるため、イースターが毎年変わる以上セムラの日も毎日変わるというわけです。

2024年、今年のセムラの日はいつ?

LifTe 北欧の暮らし スウェーデンストックホルム TOSSE トッセ 老舗カフェ 有名カフェ セムラ

セムラの日がイースターと深く関わっていると言うことが理解できたと思います。では、今年のセムラの日は、いつなのでしょうか。

まず今年のイースターは2024年3月31日です。セムラの日はそこから逆算して40日前の火曜日になるので、、

2月13日(火)

となります。

もちろん、来年以降もセムラの日は変わります。2025年から2030年の日程はこのようになっています。

・2025年3月4日
・2026年2月17日
・2027年2月9日
・2028年2月29日
・2029年2月13日
・2030年3月5日

先ほどお伝えしたとおり、セムラの日は"告解の火曜日"になるので、どの日程も火曜日となります。


いかがだったでしょうか?セムラの日がイースターによって変動することが分かったかと思います。

確かにセムラの日には多くの方が現地ではセムラを食べますが、オススメしたいのは"食べ歩き"。

セムラの日に限らず、年明けからイースターまで多くのカフェやレストラン、そしてスーパーなどでセムラが販売されます。それぞれのお店で味や形などバリエーションが異なるので食べ歩きが楽しいのです♪

ただ、このセムラの日は"太っちょの火曜日"とも称されるほど、セムラはカロリーが高いことでも知られています。

美味しいからと言って、食べ過ぎには注意が必要です♪




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