毎年国連が発表する「世界幸福度ランキング」。
今年も3月20日に発表となり、フィンランドがなんと7年連続世界一位という結果になりました。
他の北欧諸国はどうなのか、日本は何位なのか、そしてそもそも幸福度ランキングとは何かを解説♪
スポンサーリンク
世界幸福度ランキングとは?
毎年発表される国連の「The World Happiness Report」の中に、この「世界幸福度ランキング」がふくまれているのですが、このランキングは、各国で行われる世論調査が元になっています。
そして、その年の調査結果がそのままランキングに直結される訳ではなく、その年の結果と過去3年間の平均値が加味される形となります。
※世界幸福度ランキングの決まり方を解説した記事はこちら
設問項目は様々ですが、「昨日、たくさん笑ったか」「昨日の多くの時間に楽しみを経験したか」などの設問の他に、政府への信頼、生活面での安全、社会保障制度の充実など多岐に渡ります。
気になる2024年の結果は、フィンランドが7年連続1位に輝きました。他の北欧諸国スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランドも昨年に引き続きベスト10にランクイン。エストニア、リトアニア、ラトビアも50位以内に入る健闘を見せました。
具体的には、1位フィンランド、2位はデンマーク、3位アイスランド、4位スウェーデン、7位ノルウェー、リトアニアは19位、エストニアは34位、ラトビアは46位という結果。
日本は、51位という結果でした。
「The World Happiness Report」は総ページ150ページ以上にもわたるレポートになっていて、その年のトピックを加味したランキングなども発表されています。
若い世代の中での幸福度はリトアニアが世界一位に!
2024年のレポートで新しかったのが全体的なランキングとは別に、30歳未満の若い世代と60歳以上の回答をそれぞれまとめた物が発表されたこと。
上記のグラフは「30歳未満の若い世代の回答をまとめたランキング」。
ここで世界一位になったのは、バルト三国のリトアニア!
全世代のランキングで1位のフィンランドは7位、同じく全世代ランキング2位のデンマークは5位となっています。
日本はこの世代だと73位。
そして、こちらは「60歳以上の世代の回答をまとめたランキング」。
世界一位に輝いたのはデンマーク。2位にフィンランド、3位にノルウェー、4位にスウェーデン、5位にアイスランドという結果に。
30歳未満のランキングで世界一位に輝いたリトアニアは、この世代のランキングだと44位にとどまっています。
日本はこの世代だと36位。
若い世代と団塊世代では幸せの価値観がずいぶん違うことが、日本だけではなく、世界各国でも共通していることが今回のレポートでよく分かりました。
その他にも今回のレポートでは、ウェルビーイングと認知症の関連性や、子どもと青少年の幸福に関しても触れられています。
下記のリンクから無料でどなたでもご覧になれるので、気になった方は是非チェックしてみてください。
「「The World Happiness Report 2024」の詳細はこちら(英語)」
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。