ノルウェーの第2の都市、そして近年では、ディズニー映画『アナと雪の女王』の舞台としても知られるようになったベルゲン。
おとぎの国に迷い込んだという表現は言い過ぎかもしれませんが、緑あふれ風光明媚な景色、歴史を感じる建築物、そして魅力溢れる美食の街でした。
そして世界遺産としても登録されているブリッゲンもある街としても知られています。そんなベルゲンはコンパクトな街なので、徒歩で1日もあれば主要な観光名所を巡ることができます。
今回は、編集部がオススメするモデルコースをご紹介♪
ベルゲン観光のスタートは中央駅から MAP-①
モデルコースの最初はベルゲン中央駅。このベルゲン中央駅は外観が石造りで、ここも絵になります。駅にはコインロッカーがあるので、そこに荷物を預けてベルゲン散策に向かいます。
ベルゲン中央駅目の前の緑溢れる公園 MAP-②
ベルゲン中央駅目の前に広がるのが、この中央に湖が設えられた大きな公園。湖の中央には噴水も備えられ、ベルゲン市民の憩いの場となっています。
湖に面して多くの木製ベンチが設置されているのもポイントが高く、訪れた日は天候も良く、多くの人々がベンチで談笑しているのを目にしました。
※ベルゲン中央駅から徒歩1分
ベルゲンの街並みを見下ろせる教会「St.John's Church」 MAP-③
北欧の街散策で是非オススメしたいのが教会巡り。ヨーロッパの影響も受けつつ北欧独自のテイストも加えられた教会などもあるので、特に建築が好きな方にはオススメなのです。
北欧諸国は個性的な教会が多いことでも有名ですが、ベルゲンの教会は歴史を感じる教会が多い印象を受けました。
この「St.John's Church」は、住宅街の中心地にあります。高台になっているので、ベルゲンの街並みを見下ろす景観を得られるのも魅力的。
教会に着く前は上り坂なのでちょっと息が切れますが、振り返って眺めるベルゲンの街並みは格別です♪
※ベルゲン中央駅前の公園から徒歩10分
港が目の前にある魚市場「Fish Me Fishmarket」 MAP-④
ベルゲンは魚介類の商いで大きくなった港町なので、せっかくだったら美味しい魚介類を食べたい!と思い、向かったのは魚市場(Fisketorget)。
北欧諸国の各都市ではこのような魚市場がある所が多いのですが、ベルゲンの魚市場も良い雰囲気。
ノルウェーサーモンはもちろん、瓶やチューブに入ったちょっとしたお土産にも良さそうな加工品も並びます。
ぷりっぷりの白身が堪らない魚介たっぷりのクリームスープを堪能できる「Fjellskål」
魚市場の中には、食事ができるスペースもあるのが嬉しい所。今回は「Fjellskål」というお店へ。ここの市場でも人気店で、休日などの食事時間だと列ができるようなお店ですが、今回は平日ということもあり、すぐ席に案内されました。
今回注文したのは"魚のクリームスープ"と"ノルウェー産の生牡蠣"。生牡蠣は大きいサイズではないですが、味は濃厚で美味。
何より美味しかったのがクリームスープ。白身魚の歯ごたえはぷりっぷりで、スープにゴロゴロ入っています。クリームスープも優しい味わいで、フードを注文すると着いてくるパンと絶妙な相性。人気店というのが頷ける味わいでした。
※「St.John's Church」から徒歩10分強
外観も内観も美しいベルゲンのスターバックスコーヒー MAP-⑤
次に向かったのは、市場から徒歩数分のところにあるのが、こちらのスターバックスコーヒー。
スターバックスコーヒーとは思えない歴史を感じる外観、中に入ると窓から大量の光が入ることで、明るく居心地の良い空間になっています。
ブラウンチーズ(山羊の乳で作られた甘いチーズ)も食べられるのがノルウェーらしいところ。
また、ここでしか手に入らないマグカップにも注目!ベルゲンマグと称されるこのマグカップには、ベルゲン出身のノルウェーを代表する音楽家のエドヴァルド・グリーグが描かれています。
wi-fi環境も整っているので、休憩しながらネットで調べ物というシチュエーションにもぴったりな場所です。
※「魚市場(Fisketorget)」から徒歩5分弱
ベルゲンといえば世界遺産のブリッゲン地区! MAP-⑥
スターバックスから歩いて1分程度の場所にあるのが、正面側にはカラフルな建物が並ぶ、世界遺産に登録されている「ブリッケン地区」。
13世紀から17世紀まで存続していた北ドイツの都市同盟"ハンザ同盟"の象徴とも言われる場所です。
ハンザ同盟を簡単に説明すると、王族や貴族の支配を受けず、商人たちで利益を作り、それを守ろうとした動きで、その動きに呼応して商人が多くいる都市がハンザ同盟に加わり組織体が大きくなり、繁栄を極めました。このブリッゲンもその都市同盟の1つで、14世紀に加盟をし、名産でもある干しダラの輸出で発展しました。
ブリッゲンの木造家屋は、13世紀から16世紀にかけて建設されたもので、これまでに何度も火災被害がありましたが、その度に修復され、現在ではベルゲン随一の観光地になっています。
ブリッゲン地区の面白いところは正面のカラフルな木造家屋の裏側にある、迷路のような細い路地。床も木造になっていて、当時の趣をそのままに残しています。レストランや、雑貨を扱うお店なども入っており、散策がとても楽しい空間になっています。
※「スターバックスコーヒー」から徒歩数分
ベルゲンで最も古い建物「St. Mary's Church」 MAP-⑦
ブリッケン地区を楽しんだらオススメしたいのがほど近い場所にある教会「St. Mary's Church」。
白い石造りが印象的なこの教会は、なんとベルゲンで最も古い建物。
1180年頃に建立されたと言われているので、実に800年以上の歴史を持つ建物なのです。
※「ブリッゲン地区」地区から徒歩3分
美しい街並みを楽しみながらの散歩!
「St. Mary's Church」をあとにして、ベルゲン中央駅に向かって歩きます。
このエリアは石畳になっていて、建物もパステルカラー。どこを切っても絵になるとはこのことで、キョロキョロしながら歩くのがとても楽しい場所。
途中にはカフェやレストランはもちろん、ギターを扱うショップなどもあるので、ゆっくり歩いて楽しみましょう♪
北欧らしいベルゲン公共図書館! MAP-⑧
北欧は、日本と比べて読書率が高いことでも有名です。個人的に訪れた都市の図書館を覗くのも日課になっています。ベルゲンでは、中央駅の隣にある「ベルゲン公共図書館(Bergen Public Library)」に行ってみました。
外観からは歴史を感じ、中は洗練されている北欧らしい公共図書館。日本でも少しずつ増えてきているようですが、カフェスペースもしっかりと完備されています。チェスがおいてあるのも印象的でした。
※「St. Mary's Church」から徒歩15分
いかがでしたか?ご覧の通りベルゲンはとてもコンパクトなので主要な観光スポットは1日で巡ることが可能です。
今回ご紹介したコースはおよそ3時間のコースです。教会2箇所が当日どちらも閉まっていて中の見学ができませんでしたので、もしそれができるのであれば、もう少し時間がかかる計算です。
時間の都合上いけなかったケーブルカーで登れる「フロイエン山」にも行くのであれば、プラス1時間~1時間30分見ておくと良いかも。
街並みも綺麗なので、ベルゲンは本当に散策が楽しい場所。皆さんも訪れた際には是非ゆっくり散策を楽しんでみてください。
紹介したスポットはここ!
今回紹介したスポットがこちらの地図内の赤色でマッピングされた箇所です。ベルゲンを訪れた際の参考になさってみてくださいね♪
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。