2024年冬の出張2日目の後編は、「カール・ファッツェルカフェ」で新作フレーバーのチェックをし、見応えある建築「ポポヨラ保険会社」、2023年秋にオープンしたばかりの「ムーミンショップ」、そして伝統とモダンを融合した人気サウナ「ウーシサウナ」を巡ります。
※2024年 北欧旅日記 2日目<前編>の様子はこちら
「カール・ファッツェル カフェ」で新フレーバーをチェック! -MAP①
ヘルシンキに訪れると必ず訪れるのがこの「カール・ファッツェルカフェ」。
ファッツェルのチョコレートは、フィンランドの定番土産としても知られていて、スーパーマーケットはもちろん、コンビニ、空港の免税店などでも必ず販売されています。
さまざまな場所で購入可能ですが、このフラッグシップストアに必ず寄る理由は、お得に購入できるのと、新フレーバーチェックのため。
このとき目にとまったのは「プレッツェル」味!
こちらは、サルミアッキと唐辛子を組み合わせたお菓子...。パッケージデザインから危険な匂いがプンプンします。
チョコレートに関しては、1年にいくつか新フレーバーが登場するようで、このフラッグシップストアに行けば確実に新しいフレーバーを見つけることができます。
そして、K-marketやS-marketよりも複数購入がお得だったりするので、まずはここを訪れてラインナップを確認し、スーパーマーケットも巡ってみるというのが編集部の日課なのです。
「フィンランドのお土産で必ずファッツェルのチョコレートを購入する!」という方は、まずはここで新フレーバーや価格をチェックすることをおすすめします♪
「カレワラ物語」に着想を得たポポヨラ保険会社の建物は必見! -MAP②
「カール・ファッツェルカフェ」を後にして向かったのは、アレクサンドル通りにある「ポポヨラ保険会社」。
この建物は、エリエル・サーリネン、H・ゲッセリウス、A・リンドグレンによって設計された石造りの建物で1901年に竣工されました。
堅牢な石造りの建物は、フィンランドのモダニズムの原点を築いた建築として知られています
建物に近づくと、壁面にさまざまな装飾が施されているのがわかります。
この建物は、フィンランドの叙事詩「カレワラ物語」に着想を得ていて、物語に登場する動物や植物の彫像が配されています。そもそも「ポポヨラ」という名前も「カレワラ物語」に登場する地名から来ています。
彫刻はバラエティに富み、本当に見応え充分。設計者の一人エリエル・サーリネンは、ヘルシンキ中央駅を設計した人でもあるので、ヘルシンキに訪れたらこの建物は是非ご覧になってみてください。
※「カレワラ物語」を紹介した記事はこちら
フードも充実している「カフェ・アアルト」 -MAP③
ポポヨラ保険会社の建物を堪能した後に向かったのはアカデミア書店の2Fにある「カフェ・アアルト」へ。
フィンランドを舞台にした映画『かもめ食堂』でロケ地となったカフェで、日本人観光客にも人気ですが、アカデミア書店を訪れた地元の人々も訪れるので、いつ来ても賑わいを見せています。
カフェ・アアルトは、アアルトの椅子に座りながら、雰囲気を楽しみつつコーヒーを飲む。という定番の楽しみ方もおすすめですが、お腹に余裕があればフードやスイーツも楽しんでいただきたい場所の一つ。
例えば、こちらは塩漬けされたニジマスのオープンサンド。下にライ麦パンが敷かれているのですが、見えないほどたっぷりニジマスがのっています。
塩漬けのあんばいもちょうど良く、サワークリームとディルとの相性も抜群。ボリュームもしっかりあるので食べ応え充分な一皿でした。
カフェ・アアルトで人気のスイーツと言えばブルーベリーパイですが、こちらのアップルパイもおすすめのスイーツ。
りんごがみっちり入っていて、ほどよい酸味と甘味を楽しめます。そしてバニラソースをかければさらにリッチな味わいに♪
そして、カフェ・アアルトではアルコールも提供していて、今回チョイスしたのは定番のサンデルス。ヘルシンキのレストラン、カフェでよく目にするビールで、軽い飲み口が特徴です。
とても飲みやすいので、どのような料理にもマッチしてくれるのが特徴です。
フィンランドで最大規模の書店アカデミア書店
カフェ・アアルトで一息ついたので、アカデミア書店を散策。
ここは、フィンランドで最大規模の書店としても知られていますが、フィンランドデザインの礎を築いたと言われる"アルヴァ・アアルト"が設計したことでも有名な場所。
天窓から降り注ぐ光も楽しみながら、ゆっくりと店内を散策することをおすすめします。
フィンランドでも日本の漫画は人気です。
『ONE PIECE』『SPY×FAMILY』など、さまざまなタイトルがフィンランド語に翻訳されて発刊されています。
フィンランド語の世界をちょっと楽しんでみたい!という方には、日本漫画を現地で購入してみるというのも良いかもしれません。
昨年秋にオープンしたばかり!エスプラナーディ通りの「ムーミンショップ」 -MAP④
アカデミア書店を後にして向かったのは、2023年の11月にオープンしたばかりの「ムーミンショップ」エスプラナーディ通り店。
大きなディスプレイも見応えが充分で、ムーミンファンにはたまりません♪
店内も広く、通路もゆったりとられているので、ゆっくりとショッピングが楽しめます。日本であまり見かけないアイテムも多いので、ムーミンファンの方は訪れる際は滞在時間をしっかり確保することをおすすめします。
大きな見所の一つは、このエリア。1954年に出版されたトーベ・ヤンソンの小説『ムーミン谷の夏まつり』から着想を得ていて、"エンマの劇場"が目の前に!
ムーミン好きの方は、あまりのアイテムの豊富さに見逃さないように注意です!
フィンランドはプロテイン天国!? -MAP⑤
「ムーミンショップ」を後にして向かったのは、「K-スーパーマーケット」。
ヘルシンキだと「K-スーパーマーケット」「S-スーパーマーケット」が人気を二分しますが今回は「K」を視察。
びっくりしたのが「プロテインフード」ラインナップの豊富さ!
日本でも、コロナ禍以降おうちでの筋トレ需要などから、その食品でプロテインが何グラム摂取できるかの表示が増えてきていますが、バリエーションは圧倒的にフィンランドが上に感じます。
2024年2月の段階で、日本ではタンパク質20gを摂取できる食品はまだまだごく少数でしたが、フィンランドでは普通に置かれています。中にはさらにそれを超える物もありました。
そしてフレーバーも豊富で、やっぱりありました。フィンランドらしいフレーバー「リコリス」。
アイスクリームやポテトチップスでもリコリスやサルミアッキ味がありますが、プロテインバーでも「リコリス」がある。さすがフィンランドです。
カンピのK-スーパーマーケットも視察 -MAP⑥
そのあと、あるアイテムを求めて「K-スーパーマーケット」のカンピ店をハシゴ。
お目当てのアイテムは、このビール。「PAPU」はフィンランド語で「豆」という意味。
つまり、この「PAPU ALE」は、そら豆を使用して作ったビールなのです♪フィンランドで初めてそら豆を原料にして作られたビールで、昨年販売されて大きな話題となりました。
早速購入して気になる味を確認しました。フルーティーな香りで、しっかりしたビールの味が楽しめ、"豆感"は、あまり感じませんでした。
いままで廃棄するしかなかったそら豆を活用したサスティナブルなビール。次回ヘルシンキに訪れた際に是非チェックしてみてください。
モダンと伝統を掛け合わせた人気サウナ「ウーシサウナ」 -MAP⑦
夜に向かったのが2018年にオープンしたばかりの「UUSI SAUNA(ウーシサウナ)」。
ヘルシンキ中央駅からトラムで2駅行ったエリアにあります。ここは、ヘルシンキで2番目に古い公衆サウナ「Arla Sauna(アルラサウナ)」のオーナー、キンモ・へリストさんが手がけたことで一躍有名なサウナに。
建物を入るとマリメッコで統一されたおしゃれな雰囲気の、サウナとは思えないレストランスペースが広がります。
奥にあるカウンターでサウナ利用を伝え、料金を支払います。
カウンターの脇には、マリメッコのプリントデザインされたサウナシートが積まれているので、好きな物をチョイスしてサウナ内で使用することが可能。手折るんレンタルも可能で、こちらもマリメッコデザインのタオルを使用できます。
サウナは男女別々のサウナと、男女共用のサウナ、計3つ用意されています。
木の温もりを感じるおしゃれなサウナで、ライティングも落ち着いていてしっかりとサウナを楽しめます。もちろんセルフロウリュ可能。
中庭があるので、ここで外気浴が可能です。カウンターでアルコールを注文して、ここで飲むこともできますし、カウンターにある無料の水を注いで、飲みながら外気浴を楽しむこともできます。
そして、おすすめしたいのがレストランで注文できるハンバーガー。ジューシーなパテにチーズがトッピングされたボリューム感ある一品です。
サウナ後の身体に染み渡っていくような味わいでした。
※【2024 北欧旅日記 3日目】へと続く
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