クリスマスの象徴とも言えるクリスマスツリー装飾の起源がどこにあるかご存じでしょうか?
諸説ありますが、ラトビアの首都リーガが世界で初めてクリスマスツリーを飾った場所だと言われています。
その歴史を記念する記念碑がリーガにあるのです。
1510年に誕生したラトビアのクリスマスツリー
ラトビアのリーガでは、独身の商人たちが集う館「黒頭館(ブラックヘッドハウス)」が古来よりありました。
当時この「黒頭館(ブラックヘッドハウス)」は、地域の文化的なイベントやお祭りを主催する役割を担っていたのです。
1510年のクリスマス時期、「黒頭館(ブラックヘッドハウス)」の商人たちが、館の前にある広場に一本のツリーを持ち込みました。
そのツリーに彼らが装飾し、ダンスや祝祭を行ったのが世界初のクリスマスツリーの起源だと言われています。
この出来事を記念して、リーガ旧市街の中心部には「クリスマスツリー装飾発祥の地」を示すプレートが設置されています。
プレートには"リーガに初めてクリスマスツリーが登場したのは1510年"と書かれていて、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
よく見ると日本語でも書かれているので、訪れた際は是非チェックしてみてください。
そして、クリスマスシーズンの時期には、プレートの近くに大きなクリスマスツリーが飾れるので、クリスマスの時期に訪れるのであれば、こちらもぜひご覧になってみることをおすすめします♪
リーガ国際空港から記念碑までのアクセス
リーガのクリスマスツリー記念碑は、旧市街の広場「市庁舎広場(Rātslaukums)」にあります。
この広場は、リーガ旧市街の観光の中心とも言える場所で、リーガ国際空港からのアクセスもとても便利。
公共交通機関を利用する場合
空港から市内中心部へ向かうには、22番バスが便利です。
このバスは空港と旧市街を約30分で結び、運賃は1.15€と非常にリーズナブル。
市内中心部に到着したら、徒歩で市庁舎広場へ向かうことができます。
リーガ旧市街はコンパクトにまとまっているため、観光地を歩いて回るのに適しているのです。
タクシーや配車アプリを利用する場合
空港からタクシーを利用すると、約20分で市庁舎広場に到着します。
料金は15€〜20€程度で、公共交通機関よりも快適に移動できます。
また、配車アプリ「Bolt」もラトビアでは広く利用されており、こちらも便利な手段です。
リーガ旧市街 ほかの見どころ
リーガ旧市街には、クリスマスツリー記念碑以外にもたくさんの観光スポットがあります。ここでは、その中でも特におすすめの場所をご紹介します。
1.聖ペテロ教会
旧市街のランドマークである聖ペテロ教会は、その高い塔から市内を一望できる展望スポットとして人気です。
冬の季節には、雪に覆われたリーガの街並みを眺めることができ、訪れる人々に感動を与えます。
2.リーガ大聖堂
リーガ大聖堂は、バルト三国で最も大きな中世の教会。
その歴史は13世紀に遡り、ゴシック様式やロマネスク様式、バロック様式など、さまざまな建築スタイルが融合しているのも特徴。
クリスマスの時期には、美しい装飾とともに荘厳な雰囲気が漂います。
3.リーガ大聖堂広場のクリスマスマーケット
リーガ旧市街では、クリスマスシーズンになるとマーケットが開催されます。
手作りの雑貨やお土産、地元の伝統的な料理やブリューワインが楽しめるこのマーケットは、観光客にも地元民にも大人気。
特に夕方以降、イルミネーションに彩られたマーケットは幻想的な雰囲気に包まれます。
いかがでしたか?
リーガの冬は厳しい寒さがありますが、それでもクリスマスの装飾や雪景色が街を特別なものにしています。
旧市街の石畳の道を歩きながら、歴史的な建物やマーケットを巡るのは、まるで中世のヨーロッパにタイムスリップしたような気分になります。
また、クリスマスツリー装飾発祥の地を訪れることで、クリスマスという文化がどのように始まり、どのように広がっていったのかを感じることができるはず。
リーガに訪れる機会があれば、ご覧になってみてはいかがですか?
取材協力:Latvia Travel (LIAA)
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