2025年3月、東京で開催されたムーミン80周年記念イベントに、フィンランドから「ムーミン アラビア」のデザインヘッド、アンニカ・ティックルさんが来日。特別なコレクションとともに、ブランドの今とこれからについて語ってくれました。

このイベントでは、「ムーミン アラビア」の歴史や新しいコレクションの魅力、さらに国際赤十字社との特別なパートナーシップについても発表され、メディア関係者の注目を集めました。

ムーミン誕生80年、原点と進化をたどる

ムーミンは、フィンランドの伝説的アーティストトーベ・ヤンソンによって生み出されました。1950年代、彼女とその母がアラビア社のために制作した陶器が、「ムーミン アラビア」の原点です。

1990年代に登場した「ムーミンマグ」は、北欧はもちろん、日本でも高い人気を集め、コレクターズアイテムとして定着しました。

長年、ムーミンのイラストを陶器に落とし込んできたのはトーベ・スロッテ。彼女の引退を経て、アンニカさんを中心とした5人のデザインチームが、その想いと技術を引き継いでいます。

家族と友情を描いた、特別なアニバーサリーコレクション

2025年は、ムーミンの小説が初めて出版されてから80周年の節目の年です。この記念すべき年のテーマは、「家族」と「友情」。

まず紹介されたのが、「ファミリー タイム」。

1955年のコミックス『ムーミン谷への遠い道のり』に着想を得て制作されており、ムーミンが両親と再会する感動的なシーンを描いています。柔らかい色合いと、物語を感じるデザインが目を引きました。

もうひとつが、「フレンズ フォーエバー」。

こちらは1958年『ムーミン谷の気ままな暮らし』にインスパイアされたもので、スナフキンの足跡をたどるムーミンとリトルミイが描かれています。友情の温かさと、子ども時代の冒険心が詰まった一品です。

👉「ファミリー タイム」と「フレンズ フォーエバー」を詳しく紹介した記事はこちら

赤十字との心温まるパートナーシップ「ホームアットラスト」

このイベントでも大きな注目を集めたのが、日本発のスペシャルコレクション「Home at Last（ホームアットラスト）」です。

このシリーズは、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)とのパートナーシップによって生まれました。

「Together for good ─ みんなで力を合わせて、より良い世界を」というメッセージとともに、商品の売上ごとに1点につき1ユーロが寄付される仕組みとなっています。日本赤十字社を通じて、人道支援活動のために活用される予定です。

「ホームアットラスト」コレクションは、家族が抱き合う感動的なシーンを描いたデザインが印象的です。ムーミン屋敷から立ちのぼる煙は、帰る場所のあたたかさを象徴しているようでした。

本コレクションでは、日本限定のラインナップが豊富にそろっています。

【ホームアットラスト】 マグ（0.3L）

■価格：税込3,960円

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【ホームアットラスト】 ミニプレート φ10.5cm

■価格：税込2,200円

【ホームアットラスト】 ミニマグ

■価格：税込2,200円

【ホームアットラスト】 サーモボトル 0.35L

■価格：税込3,300円　■サイズ：約350ml

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【ホームアットラスト】 ランチバッグ

■価格：税込2,420円　■サイズ：36.5×21cm

【ホームアットラスト】 トートバッグ

■価格：税込2,970円　■サイズ：38×34cm

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【ホームアットラスト】 ポケッタブルエコバッグ

■価格：税込1,870円　■サイズ：48x22x33cm　■カラー：ブルー／イエロー【大阪・関西万博限定品】

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【ホームアットラスト】 手ぬぐい

■価格：税込1,100円　■サイズ：34×80cm

【ホームアットラスト】 扇子

■価格：税込3,850円　■サイズ：H21cm

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【ホームアットラスト】 フェイスタオル

■価格：税込2,530円　■サイズ：34×80cm　■カラー：ブルー
【大阪・関西万博限定品】

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【ホームアットラスト】 タオルハンカチ

■価格：税込1,210円　■サイズ：25×25cm
■カラー：ホワイト【大阪・関西万博限定品】／イエロー【大阪・関西万博限定品】

日常使いできるアイテムの数々は、ギフトや自分へのご褒美にもぴったりです。ムーミンの世界観を、暮らしの中で自然に楽しめるのが魅力となっています。

大阪・関西万博でも販売、限定アイテムも登場！

この「ホームアットラスト」コレクションは、2025年4月13日(日)〜10月13日(月)開催の大阪・関西万博でも登場します。

「国際赤十字・赤新月運動館」では、万博限定アイテムの販売も予定されており、さらに、5月5日(月・祝)から9日(金)には特別展示も実施されます。

また、8月9日(土)の「ムーミンの日」には、北欧パビリオンにてさまざまなムーミン関連イベントも予定されており、多くのファンにとって見逃せない機会となりそうです。

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イベントの最後に、アンニカさんが語ったひと言が深く心に残りました。

「ムーミン屋敷は、誰もがそのままの自分で歓迎される場所です」。

ムーミンが描いてきた“家族の絆”や“友情のあたたかさ”は、時代や国を越えて、今もなお人々の心を包み込んでいます。

そんなムーミンの想いを、日常の中にそっと届けてくれるのが、「ムーミン アラビア」のデザインです。

それはまるで、毎日の暮らしに魔法を灯す、小さな“物語の器”。

2025年、ムーミンが私たちに贈るのは、どんな日々も優しさで満たされる世界なのかもしれません。

👉「ムーミン アラビア」オフィシャルサイトはこちら