2024年冬の出張1日目の後編は、ハカニエミマーケット、シナモンロールが評判の「Kanniston Leiponio」、『かもめ食堂』でもおなじみの「カフェ・ウルスラ」を巡り、宿泊先の「Glo Hotel Art」に向かいます。
※2024年 北欧旅日記 1日目<中編>の様子はこちら
映画『かもめ食堂』の舞台にもなったハカニエミマーケット -MAP①
到着したトラムの駅から目の前にあるハカニエミマーケット。建物の上に掲げられたワンピースを着た2人の少女が目印。
ヘルシンキにはいくつかマーケットがありますが、ハカニエミマーケットは映画『かもめ食堂』でも登場したことでも知られているので、日本人観光客にとても人気の場所。
もちろん地元の人たちも多く利用する場所なので、ローカルの雰囲気を楽し見たい方にもおすすめです。
1Fは生鮮食品が中心で、2階は雑貨などのお店が並びます(写真は1階)。
色とりどりの野菜
1階を歩いていると彩り豊かな野菜が並んだお店が。ジャガイモやトマト、パプリカなど日本でもおなじみの野菜もありましたが、フィンランドらしい大きなキノコ、そして小さな白菜みたいな野菜なども。
なかなか日本で見ることができないものも販売しているので見て回るだけで異国情緒を楽しめます♪
フィンランドの避暑地ハンコで人気!「ポ・クロケン」のサーモンスープ
1Fの奥に「På Kroken(ポ・クロケン)」の名前を発見!
「ポ・クロケン」は、ヘルシンキから西に車で2時間ほど行ったところにハンコというエリアにあるレストランで、ここはハカニエミマーケット店。
以前「ポ・クロケン」のオーナー兼シェフでのマグヌスを取材したことがありました。漁師でもある彼のサーモンスープは、シンプルでありながら深みがあり多くの人に支持されていて、夏の時期だけで17,000杯の注文があったほど。
残念ながら数年前に彼はなくなってしまいましたが、娘がその味をしっかり受け継いでいました。
マグヌスにインタビューした記事は、雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.01」で読むことができます。
「雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.01」詳細はこちら」
お土産探しにおすすめな2階
2階は洋服を販売するお店や、日用品、フィンランドの伝統工芸やビンテージアイテムを扱うお店も多くあります。
アート作品やポストカード、カレンダーなどちょっとしたお土産でも喜ばれそうなアイテムを見つけることもできるので、ゆっくり散策してみるのがおすすめです♪
ヘルシンキで一番美味しいという評判のシナモンロール「Kanniston Leiponio」-MAP②
ハカニエミマーケットを後にして向かったのは、徒歩5分ほどの場所にあるこちらのベーカリー「Kanniston Leiponio」。
1914年創業の老舗ベーカリーで、ヘルシンキの中心部にある百貨店「ストックマン」にも出店しているヘルシンキでは知らない人はいないと言われ、ヘルシンキで一番美味しいという評価をする人も多い人気店。
シナモンロール以外にも、ショーケースにはケーキや惣菜パンなども並びます。そして、この時期ならではのラスキアイスプッラも。
ビーガン向けのラスキアイスプッラもありましたが通常のラスキアイスプッラを注文。
「Kanniston Leiponio」のラスキアイスプッラは、オーソドックスなアーモンドペースト。
甘味をしっかり感じることができるので、歩き疲れた身体にはぴったりです。
そして、評判が高いシナモンロールは想像以上に大きめ。
生地はふわっとしていて、一口かむとじゅわっと味が広がります。甘さはしつこくないので、大きめのシナモンロールもペロッと食べられます。
値段も手頃(コーヒーとセットで4.9ユーロ)。このシナモンロールがヘルシンキで一番という人が多いのも納得の味わいです。
シナモンロールはフィンランド語では「コルパプースティ」と言いますが、日本語に翻訳すると「ビンタされた耳」という意味になります。
シナモンロールはスウェーデンとフィンランドでは巻き方が違うことでも知られていますが、「Kanniston Leiponio」のシナモンロールは、伝統的なしっかりした「ビンタされた耳」の形でした♪
ヘルシンキの最も高い場所にある「カッリオ教会」-MAP③
カッリオ地区を歩いていると必ず目にとまるのがこの大きな建物。
丘の上に位置しているので、周辺を歩いているとどの場所でもこの建物が目に入るのです。
気になって近づいていくと、その巨大さに圧倒されます。
ここは1912年に完成した「カッリオ教会」で、高さ64メートルの高さで塔の頂上はヘルシンキで一番高い場所と言われています。
この塔は、2024年5月から有料で一般の方でも登れるようになりました(編集部が訪れたのは2024年2月末なのでまだ塔には入れませんでした)。
教会の中は落ち着きがあって、ローカル感を強く感じることができます。
木製の椅子を見ると、この教会が長い時間を刻んできたのがとてもよく分かります。「カッリオ教会」はカッリオのランドマークとして親しまれ、長年カッリオを見守ってきたのです。
かもめ食堂でおなじみの「カフェ・ウルスラ」-MAP④
カッリオ地区を後にして向かったのは、ヘルシンキの南岸エリアにある「カフェ・ウルスラ」。
ここも映画『かもめ食堂』のロケ地として有名な場所です。ヘルシンキ湾をのぞむ絶景のロケーションで、ゆっくり時間を過ごせる場所です。
シナモンロールや惣菜パンなども豊富で、ランチブッフェも人気です。
「カフェ・ウルスラ」のシナモンロールは、「Kanniston Leiponio」のシナモンロールと比較すると、ふっくらとした形状。
パールシュガーが大粒で、パン生地の柔らかさとパールシュガーのざくざくとした食感を楽しむことができます。
そしてこちらは人気メニューの一つ「シュリンプのオープンサンド」。
これでもかといったくらいに大量に乗ったシュリンプの下にはマヨネーズ、そして甘いライ麦パン。
口に入れるとシュリンプのプリッとした食感、塩味、甘味を同時に楽しむことができます。そして北欧らしシュリンプの上にかけられたディルも良いアクセントに♪
「カフェ・ウルスラ」での取材の様子は、雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.05」で掲載しています。
「雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.05」詳細はこちら」
映画『雪の華』の舞台にもなった「Glo Hotel Art」!-MAP⑤
「カフェ・ウルスラ」の取材を終えて向かったのは、本日の宿泊先「Glo Hotel Art」。
フィンランドと日本を舞台にした映画『雪の華』でも登場したホテルで、建物自体は1903年に建設され、120年以上の歴史があります。
建物に入ると中世のお城に迷い込んだ感覚になるほどの重厚な空間が広がり、テンションが上がります。
一方で室内はモダンでシンプルなしつらえで、まさにフィンランドスタイルを体感できます。
この新旧高いバランスの融合を楽しめるのが「Glo Hotel Art」なのです。
「「Glo Hotel Art」オフィシャルサイトはこちら」
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※【2024 北欧旅日記 2日目】<前編>へと続く
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