2024年冬の北欧取材8日目。
この日は再び快晴に恵まれ、朝のヘルシンキを歩いてからフィンランド第2の都市・タンペレへと向かう取材日程。
澄んだ空気と朝日に包まれたヘルシンキの街を歩き、VR(フィンランド国鉄)の快適な列車で雪景色を楽しみながら移動。
到着後は名物のムンッキ(ドーナツ)と展望塔の絶景、静かなエリアに佇むホテルなど、タンペレならではの魅力をたっぷりと体感しました。
👉【2024 北欧旅日記 7日目】ヨーテボリ→ヘルシンキはこちら
冬の朝、光に包まれるヘルシンキ -MAP①

8日目の朝、ヘルシンキは雲ひとつない快晴。
冬の北欧では貴重な青空が広がり、街全体が朝日を浴びて輝いています。気温は低いものの、陽の光が差し込むだけで心が温かくなるような朝。
ホテルを出て中央駅へと向かう道すがら、思わず足を止めて見惚れたのがヘルシンキ大聖堂でした。

ヘルシンキ大聖堂の階段をゆっくりと上がると、広がっていたのは息をのむほど美しい朝の風景。
澄み切った冬の空の下、太陽がちょうど東の空から顔を出し、元老院広場をやさしいオレンジ色の光で照らしていました。
凛とした冷たい空気の中に、朝の陽射しのあたたかさが心にしみる。そんなひとときを、大聖堂の階段の上から静かに味わうことができました。

そのまま中央駅へ向かうと、歴史ある赤レンガの駅舎も朝日を浴びて力強く佇んでいました。
石造りのランタンを持つ巨人像も、いつもより凛々しく見えます。駅の前ではトラムが行き交い、通勤や旅立ちの準備に忙しい人々の姿が。
快適なVRの旅、2階建て列車でタンペレへ -MAP②

ヘルシンキからタンペレへは、フィンランド国鉄(VR)の列車の移動になります。
この日の列車は2階建てタイプで、座席もゆったりとしていて快適。

大きな窓からは、冬のフィンランドらしい雪景色が広がり、移動中も旅の気分を盛り上げてくれました。

出発前にヘルシンキ中央駅のロバーツコーヒーでクロワッサンとコーヒーを購入。
さらに、駅構内で試供品として配られていたarioのヨーグルトも手に入れ、車内での朝食にしました。
シンプルなクロワッサンに、濃厚なヨーグルトの組み合わせが◎。

そして、もうひとつの楽しみは、駅で購入した見た目も鮮やかなサラダボウル。
プリプリの小エビに、アボカド、パプリカ、トウモロコシなど、彩り豊かな野菜がたっぷり。
見た目以上にボリュームがしっかりあって、大満足の朝食になりました。

VRの車両は設備も充実しており、各シートには充電用のコンセントが備え付けられているのも嬉しいポイント。
さらにWi-Fiも完備されているため、パソコンで移動中に調べ物をしたり、メールをするのにも便利でした。
フィンランド国内の移動は長距離でも快適で、景色を楽しみながらのんびりと過ごせるのが魅力です。
タンペレ駅に到着!機能的なデザインの玄関口 -MAP③

ヘルシンキ中央駅を出発して約2時間、列車は定刻通りタンペレ駅に到着。
フィンランド第2の都市・タンペレの中心に位置するこの駅は、シンプルで機能的なデザインが特徴。
1936年に建設され、アール・デコ様式の影響を受けた建築が印象的です。

ヘルシンキ中央駅のような装飾的な要素は少ないものの、茶色い外観が街の落ち着いた雰囲気に溶け込み、温かみを感じさせます。
駅構内にはカフェやパン屋があり、自然派のフードを提供するショップも。
到着したばかりの旅行者にとって、ほっとひと息つける場所になっています。

駅の周辺にはトラムやバスの発着所もあり、市内各地へのアクセスも便利。
駅から徒歩10分ほどで「ムーミン美術館」にも行けるため、観光の起点としても最適です。
タンペレ名物!ピューニキンの絶品ドーナツと展望塔 -MAP④

タンペレ駅からタクシーで向かったのは、地元の人にも観光客にも長年愛される「ピューニキン・ムンッキカハヴィラ(Pyynikin Munkkikahvila)」。
ここは、フィンランドで最高のムンッキ(ドーナツ)が食べられると評判のカフェです。

揚げたてのムンッキは外側がサクッとしていて、中はふんわり。
シナモンとカルダモンの香りが広がる生地に、たっぷりまぶされた砂糖が絶妙な甘さを演出しています。
コーヒーとの相性も抜群で、タンペレを訪れたら必ず食べたい一品です。

このカフェは、ピューニキン展望塔(Pyynikin Näkötorni)に併設されており、塔の上からはタンペレの街並みや、周囲に広がる湖の美しい景色を一望できます。
ムンッキを味わいながら、フィンランドらしい自然あふれる絶景を楽しめるのも、この場所の魅力です。
👉Pyynikin Munkkikahvilaを紹介した記事は、雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.05」で読めます
Hotel Kauppi:静かなエリアに佇む快適なホテル -MAP⑤

タンペレのTammela地区に位置するHotel Kauppiは、市内中心部から約1.5kmの静かな環境にあり、周囲には広大な森が広がる自然豊かなロケーションが魅力です。

全46室の客室は広々としており、冷蔵庫や電子レンジ、ティー/コーヒーメーカーが完備されていて快適に滞在できます。

宿泊料金にはビュッフェ式朝食が含まれ、さらに月曜から土曜の夕方にはサウナと屋内プールの利用も可能。
旅の疲れを癒しながらリラックスできるのも嬉しいポイントです。
市内中心部や主要観光スポットへのアクセスも良好で、タンペレ滞在の拠点として最適なホテルなのです。
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