【関西万博 現地レポ ver.1.0】夏休みのお出かけにぴったり!北欧パビリオン徹底ガイド&暑さ対策も紹介

2025年7月、いよいよ本格的に盛り上がりを見せる大阪・関西万博。

今回はLifTe編集部が、実際に現地を訪れて体験した「北欧パビリオン」の魅力をレポートします!

会場ならではの注意点や、見逃せない展示・グルメ、そして他の注目パビリオンまで、リアルな“現地目線”でお届けします。




11時予約でも並ぶ!東ゲートの現地レポと猛暑の注意点

※2025.7.19に入場・撮影
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博東ゲート入り口混み具合
編集部が訪れたのは7月19日(金)。

11時の入場予約に合わせて東ゲートに10時30分に到着しましたが、すでに強烈な日差しが…。

日陰の少ない会場周辺では、帽子・サングラス・日傘が必須アイテム。そして細かい水分補給も必要です。

入場列には1時間ほど並び、実際に中へ入れたのは11時半ごろでした。

真夏の万博を快適に楽しむには、“暑さ対策を万全に”しておくことが何よりも大切です。

いざ!北欧パビリオン『ノルディック・サークル』へ

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの外観
いよいよお目当ての北欧パビリオン『ノルディック・サークル』へ!

ここでは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの5カ国が共同出展し、「持続可能な未来」をテーマに多角的な展示を展開しています。

実は分かりづらい?北欧パビリオンの入口に注意!

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの入り口
北欧パビリオン「ノルディック・サークル」は人気のため、長蛇の列ができていました。

その列には多くの日傘が並び、遠目からではどこが入り口か非常に分かりづらいという声も。

じつは、入り口はひとつではなく3つに分かれています。

・正面に向かって左側の列:北欧5カ国による展示を体験できる「パビリオンの入口」

・中央の列:雑貨やグッズが並ぶ「ショップの入口」

・右側の列:屋上のテラスにある「レストランの入口」につながっています

どの列も並んでいると一見同じように見えますが、目的地によって入口が異なるため、「なんとなく並ぶ」前に、入口をよく確認してから列に加わるのがポイントです。

これは北欧パビリオンに限らず、他の人気パビリオンでも同様。「列は一本ではない」という意識を持っておくと、スムーズに会場を楽しむことができます。

音と映像が織りなす、静かで深い“共生”体験

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの1F展示室の様子ノルディックサークル
1階の展示ホールでは、ぐるりと360度を囲む大きなスクリーンが目に飛び込んできます。

スクリーンには、北欧の自然や日常の風景が、静かに、ゆっくりと映し出されます。

その映像とともに流れるのは、この展示のためだけに作られたオリジナル音楽。音と映像が合わさり、まるで自分が北欧の暮らしの中に入り込んだような、心が落ち着く体験が広がります。
LifTe北欧の暮らし フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの北欧5か国共同で作り上げた大阪・関西万博の北欧パビリオンの1Fで使用されるスクリーンは食べられなかったお米を使用して作られている
特筆すべきは、このスクリーンの素材。

廃棄予定だったお米を活用したライスペーパーでできており、素材選びにも北欧らしい持続可能性へのまなざしが込められています。
LifTe北欧の暮らし フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの北欧5か国共同で作り上げた大阪・関西万博の北欧パビリオンの1Fで体験できるインタラクティブな展示
展示空間には、来場者の動きに反応するインタラクティブな演出も。

北欧各国が実践する再生可能エネルギーやサーキュラーエコノミー(循環型経済)への取り組みも紹介されており、「知識を得る」というより「体感して考える」ことを大切にした構成です。

北欧に詳しくない方でも、自然とメッセージが心に届くような設計が印象的でした。

京都大学レゴ研究部が制作した北欧パビリオンの建物は出口付近に設置!

出口でお水のサービスも。北欧らしい心配り

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの1F展示室出たときにもらえるお水
展示を見終えたあとは、出口付近で無料のお水を提供してくれるサービスも。

真夏の暑さの中、こうした小さな“おもてなし”に、北欧らしいやさしさが感じられました。

グルメも満喫!北欧の味を楽しめるフード&ドリンク

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの3Fにあるルーフトップレストランで食べられるノルウェーワッフル ブラウンチーズ ベリージャム
展示を見終えて向かったのは屋上に設置されているルーフトップレストラン。

ここでは北欧の味を存分に楽しむことができます。

まずいただいたのは、ノルウェー産のブラウンチーズが贅沢にトッピングされたスイートワッフル。

独特のキャラメルのようなコクと塩気をもつブラウンチーズと、甘酸っぱいベリージャム、そしてふんわり軽やかなホイップの組み合わせが絶妙!

サクッと焼かれたワッフルの香ばしさと、北欧らしいやさしい味わいに、思わず笑顔がこぼれました。

北欧のカフェでブランチをしているような気分が味わえる一皿です。
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの3Fのルーフトップレストランで食べられるセムラとスウェーデンのクラフトビール醸造所「ブリュースキ」によるフルーツビール「ドリーム・スムージー」
続いては、アーモンドクリームがたっぷり詰まったセムラと、スウェーデンのクラフトビール醸造所「ブリュースキ」によるフルーツビール「ドリーム・スムージー」をいただきました。

セムラはふわふわのパン生地に、まろやかでコクのあるアーモンドクリーム、さらにふんわりホイップがたっぷり!

シンプルながら満足感のある甘さで、コーヒーとの相性も抜群です。

そしてラズベリー&ブラックカラントが香る真っ赤なフルーツビール「ドリーム・スムージー」は、ジュースのようにフルーティーで飲みやすく、暑い日のリフレッシュにもぴったりの味わいでした。

【カクテル1杯でもう1杯14:00~17:00】
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博 フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、デンマーク5か国で北欧パビリオンの3Fのルーフトップレストランで販売されている限定ピンバッジ

レジ横では限定ピンバッジも販売中。スタッフの方がストラップに着けていたのを真似て、ついつい購入してしまいました。




その他のパビリオンのお薦め:世界を巡る旅

万博会場には、北欧パビリオン以外にも多くの魅力的なパビリオンがあります。各国のパビリオンを巡ることで、世界の多様な文化や技術に触れることができ、知識や視野を広げることができます。

バルトパビリオン

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開しているラトビア・リトアニア共同で展開しているバルトパビリオン
ラトビアとリトアニアが共同で出展し、自然と人間、技術の調和をテーマにした「バルトパビリオン」。

展示では、バルトの豊かな自然や文化を体験でき、インタラクティブな「WALL OF THE FUTURE」などもあります。

また、バルトの森を象徴する愛らしいキャラクター「バラビちゃん」も登場し、リラックスした空間を提供しています。


イタリアパビリオン

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開している
イタリアパビリオンでは、芸術と科学の融合を象徴する見どころが満載。

重量感あるアトラス像は人類の叡智と責任を象徴し、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の聖火トーチ展示はイタリアの未来的デザイン精神を体現しています。
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開している
また、レオナルド・ダ・ヴィンチの500年前の手書きのメモもあり、ルネサンスの創造力と科学の礎を感じられる貴重な展示です。

伝統と革新が交差する空間で、イタリアの本質を五感で味わえます。


ドイツパビリオン

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開している
ドイツパビリオン「わ!ドイツ」は、「循環経済(サーキュラーエコノミー)」をテーマにしたサステナブルな体験空間。

癒し系キャラクター「サーキュラー」ちゃんと一緒にインタラクティブな展示を通じて素材がどのように再循環されるかを楽しく学べます。


ポーランドパビリオン

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開している
ポーランドパビリオンの外観は、木造の螺旋構造が印象的な建築で、ポーランドの創造性と日本の伝統工法(木組み)を融合したデザインが特徴です。
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開している
展示は、デジタル演出やプロジェクションで、ポーランドの歴史と未来を感じられる構成に。

心地よい木の香りに包まれながら、クラフトや音楽による癒しの時間が堪能できる、芸術的かつサステナブルな空間です。


シグネチャーパビリオン:null²(ぬるぬる)

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開しているシグネチャーパビリオンnullnullの外観
メディアアーティスト落合陽一氏がプロデュースし、「いのちを磨く」をテーマに鏡とデジタルを融合した“動く建築”です。
LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で展開しているシグネチャーパビリオンnullnullの中
まるで異世界に迷い込んだかのような唯一無二の体験──null²は、万博全体でも最も挑戦的で未来的なパビリオンです。


音楽x噴水で魅せるショー「水と空気のシンフォニー」

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博で体験できる噴水ショー水と空気のシンフォニー
パビリオン以外にも、万博の見どころは色々あります。

こちらは、ウォータープラザで毎日開催される「水と空気のシンフォニー」。

約300基の噴水が軽やかなピアノメロディ(菅野よう子作曲)に合わせて踊る昼のショー。

11:00〜16:00の間、毎時0分から約5分間、開放的な天空と海に包まれた約8,800㎡のステージを舞台に繰り広げられます。

■実施日:会期中毎日 ■時間:11:00~、12:00~、13:00~、14:00~、15:00~、16:00~ 毎回約5分間※自由観覧(予約不要)

夜も楽しめるライトアップと幻想的な雰囲気

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博の夜景
万博会場は夜になると、各パビリオンがライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。

北欧パビリオンも美しく照らし出され、光と建築が織りなす特別な景色が広がっていました。

LifTe北欧の暮らし 大阪・関西万博の夜景 ガンダムとnulnul2

夜の涼しい時間帯に訪れれば、混雑を避けながら、より静かで落ち着いた空間で展示をじっくり味わうことができます。


大阪・関西万博の北欧パビリオンは、映像や音、そして素材の工夫を通して、北欧の文化や価値観を静かに、丁寧に体感できる展示空間が広がっていました。

やさしくて、あたたかくて、でも確かな未来への視点が込められた体験です。

北欧だけでなく、世界各国のパビリオンを巡ることで、「これからの暮らし」や「持続可能な未来」について、自然と考えが深まっていくのも、この万博ならではの魅力。

そして万博全体を楽しむうえで大切なのが、暑さ対策などの事前準備。

真夏の会場では帽子や日傘、水分補給が欠かせません。しっかり備えて、快適に楽しんでください。

2025年の今しか出会えない、世界との特別な時間。

ぜひあなた自身の感性で、そのひとときを味わってみてください。

👉「北欧パビリオン」オフィシャルサイトはこちら




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