世界を旅する写真家・在本彌生(ありもとやよい)による新しい写真集『Lithuania, Lithuania, Lithuania!-リトアニア リトアニア リトアニア!』がアノニマ・スタジオより刊行されました。
この一冊に収められているのは、自然と自由を尊ぶ小さな国・リトアニアの断片。
穏やかな日常の風景、美しい光、歴史や人々の営みが、彼女ならではの視点で捉えられています。
リトアニアで出会う「日常」と「自由」

世界を旅する写真家・在本彌生が今いちばん惹かれる小さな国、リトアニア。
自然と自由を尊ぶこの国で出会った風景や歴史、人々の暮らしの断片を、2018年から長い時間をかけて撮影してきました。
遠い国の日常が、自分自身の感覚や記憶と重なっていくような不思議な共鳴をもたらす写真集です。

在本にとって10年ぶりとなるこの写真集には、リトアニアの「美と記憶の断片」が散りばめられています。
広がる自然や街の姿を写すだけでなく、過去と今、他者と自分、世界とわたしを繋いでいく視点が通底しています。
ページをめくるごとに、遠い国での「日常」が、読む人それぞれの人生と静かに響き合っていきます。
また、リトアニア生まれの映像作家ジョナス・メカスを辿る旅や、独立の父ランズベルギス氏のポートレート、自然崇拝の伝統が色濃く残る祭り、非暴力で自由を勝ち得た歴史の軌跡なども収められています。
リトアニアの光や風、人々の営みを丁寧にすくい取った在本彌生のまなざし。
その写真は、遠い国の物語でありながら、私たち自身の心の奥にも響いてきます。一枚一枚の写真を通じて、「生きることの意味」や「自由のかたち」を静かに問いかけてくれる一冊です。
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著者プロフィール
在本彌生(ありもとやよい)
東京生まれの写真家。アリタリア・イタリア航空の客室乗務員として勤務後、写真と出会い、2003年に初個展を開催。以降、国内外の土地を舞台に数々の作品を発表。写真集に『MAGICAL TRANSIT DAYS』『わたしの獣たち』『熊を彫る人』など。独自の感性で「旅と表現」を行き来しながら活動を続けている。
書籍情報

■定価:5,500円(本体 5,000円+税)
■ページ数:208 ページ
■判型:B5判 並製・ポスター判カバー装
■ISBN 978-4-87758-876-2 C0072
■出版社:アノニマ・スタジオ
■デザイン:藤田裕美
*巻末に著者によるエッセイ収録(日英バイリンガル)
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