「北欧に行きたいんだけど、一緒にどう?」
そんな一言から始まる旅に、正直ピンと来ていない男性も多いかもしれません。おしゃれなカフェ、雑貨、かわいい街並み……正直、自分向きではない気がする、と。
でも実はフィンランド、男性にこそ刺さる要素がたくさんある国なのです。
徴兵制があるためミリタリー文化が根づき、寒さに耐えるためのアウトドアウェアが発達し、さらに世界有数のメタル大国。無骨で機能的で、理にかなったものが評価される土壌がフィンランドにはあります。
そんな背景を知ったうえで訪れる古着屋は、想像以上に面白い。
今回は、奥さんや彼女の北欧旅に付き合うつもりが、気づけば自分のほうが夢中になってしまう——そんな古着屋を5軒紹介します。
ヘルシンキ随一の大型古着店「UFF Vintage Hakaniemi」-MAP①

ハカニエミのマーケット近くにある「UFF Vintage Hakaniemi」は、ヘルシンキでも屈指の広さを誇る店舗。
観光地というよりは地元の人の生活圏に近く、店内には常に多くの服が並び、活気のある雰囲気が漂います。

この店の最大の魅力は、何と言っても圧倒的な物量。
価格帯も比較的リーズナブルで、ヴィンテージ古着というより普段着として使えるアイテムが中心。
分かりやすくコーナーごとにまとめられているため、お目当ての物が探しやすいのも嬉しいポイントです。

メタル大国として知られるフィンランドらしく、ヘヴィメタルやロック系のTシャツや革のベストなどをまとめたコーナもしっかりありました。

毛皮のコートや厚手のジャケットなど、北欧ならではの防寒アイテムも充実。
実際の暮らしを感じられるセレクトは、見ているだけでも楽しく、時間を忘れてしまいます。
時間に余裕があれば、地元の人の暮らしも垣間見える「ハカニエミマーケット」に立ち寄るのもおすすめです。
UFFを巡るなら外せない「UFF Vintage Bulevardi」 -MAP②

ヘルシンキ中心部、ブーレヴァルディ通り沿いの「UFF Vintage Bulevardi」も、おすすめの場所です。

この店の魅力は、個性的な帽子や革靴、バックなどのファッション小物が多いところ。
ミリタリージャケットやワークウェア、ヘビーアウターといったフィンランドらしい実用性重視の服から、デニム、ネルシャツ、Tシャツ、ワンピースまで幅広く揃います。
マリメッコやフィンレイソンのTシャツなどのレディースアイテムも置かれていました。

日本ではなかなかお目にかからないリーバイスのショートホーンタグ復刻のネルシャツや、ここ数年日本で人気のあるバンドTシャツなどもありました。
先程紹介した「UFF Vintage Hakaniemi」と同じ系列のお店ですが、UFFはヘルシンキ内でもさまざまな場所にあり、もちろん品揃えも違うので複数店舗を巡りながら掘り出し物を探すのを楽しめます。
ヘルシンキで人気の古着が分かる「Almost New second hand Kallio」 -MAP③

カッリオ地区にある「Almost New second hand Kallio」は、ヘルシンキの中でも“ヴィンテージセレクト”として知られる存在です。

80年代以降のユニセックス古着やシューズ、アクセサリーを中心に扱うショップで、観光客だけでなく地元の若い世代にも支持されています。

見逃せないのが地下フロアで、ヴィンテージTシャツとデニムが並ぶ空間が広がります。
バンドTシャツやグラフィックTシャツなど、メタルカルチャーを感じさせるアイテムも多く、さすが音楽文化の根付くフィンランドと感じさせるラインナップ。

UFFなどと比較すると、デニムの量は少なめですが、スウェーデンブランド“Nudie Jeans”など北欧らしい品揃え。
足元に並ぶのは、ハイテク系ではなく、シンプルな白ベースのスニーカーが中心で、フィンランドを代表するスニーカーブランドのカルフの姿も。
シンプルでどんなスタイルにも合わせやすく、日常使いしやすいセレクトは、北欧らしい実用性を感じました。
ネクストヴィンテージのデニムを探すなら「FTA® Vintage」 -MAP④

ヘルシンキ中心部に位置する「FTA® Vintage」は、並んでいるアイテムの状態がどれも良く、セレクトに洗練された空気感が漂う古着店。
各アイテムの陳列にもこだわりを感じます。

特にレザージャケットやミリタリーアイテムのクオリティには定評があり、地元のファッション好きからの支持も厚い一軒です。
同じ古着系でもUFFのように大量のアイテムの中から掘り出し物を探すスタイルとは異なり、FTA® Vintageは丁寧に選び抜かれた上質なアイテムが並ぶセレクトショップ感覚。

デニムは、80年代〜90年代のものが多めな印象で、コンディションと実用性のバランスが良いのも特徴です。
トレンドに寄りすぎず、日常のコーディネートに取り入れやすい古着を探している人におすすめです。
ヴィンテージ雑貨の宝庫「Helsinki secondhand oy」 -MAP⑤

最後におすすめしたいのが「Helsinki secondhand oy」。
ここは、いわゆる古着屋というより、北欧の暮らしそのものを切り取ったようなヴィンテージショップです。

扉を開けるとまず目に入るのは、食器やグラス、花器、照明といった生活雑貨の数々。
木の棚に並ぶアイテムは1950〜80年代頃のものが中心で、やわらかな色合いや、実用性を大切にした北欧らしいデザインが揃います。
ガラス製品や陶器類は、使い込まれた風合いがありながらも状態は良好で、旅の思い出として持ち帰りたくなる一点ものが見つかるのも魅力。
実際に、観光客の姿も多く見かけました。

そして店の奥へ進むと、雰囲気ががらりと変わり、アウターを中心としたヴィンテージウェアのラックが並ぶスペースが現れます。
こちらは60〜80年代を中心としたアイテムが多く、派手さはないものの、素材感やシルエットの良さが光る服が揃う印象。
中でも目を引いたのが、フィンランドの歴史あるレザーブランド「FRIITALA」の革ジャン。
日本ではもちろん見かけることが少ないですが、革の質感やシルエットが良く、状態のいいものも多かったため、一目惚れして一着購入してしまいました。
雑貨目当てで訪れても、気づけば服もしっかり見てしまう。
暮らしの道具とヴィンテージウェアの両方を楽しめるのが、この店ならではの魅力です。
フィンランドへの旅行は、決して“かわいいだけ”ではありません。むしろ、男心をくすぐる要素もたくさんあります。
もし次にフィンランドを訪れるなら、旅の途中でふらりと古着屋に立ち寄ってみてください。
きっと、これまでとは少し違う視点でフィンランドを楽しめるはずです。
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