デンマーク料理人アダム・オーマンが手がけるスモーブローの世界を一冊にまとめた『スモーブロー・ザ・マニュアル』が、5月9日(土)に誠文堂新光社より発売されます。
ライ麦パンにさまざまな具材を重ねるデンマークの伝統料理「スモーブロー」。
その奥深い魅力を、技術と感性の両面からひもとく決定版ともいえる一冊です。
ガストロ・スモーブローの魅力を体系的に学べる一冊

本書では、魚、肉、野菜、卵、乳製品などの素材を活かしたレシピに加え、それを支えるパンやソースのレシピも網羅。
単なるサンドイッチの枠を超えた「ガストロ・スモーブロー」として、盛り付けや構成、味の組み立てまで丁寧に解説されています。
季節感や素材の組み合わせを大切にする北欧らしい考え方が詰まっており、読み進めるほどにその世界観に引き込まれていきます。
740品のレシピで広がるスモーブローの可能性

掲載レシピはなんと740品。
定番のスモークサーモンやエビ、ニシンを使ったものから、チーズやデザート系まで幅広く、スモーブローの多彩な表現を余すことなく収録しています。

また、日本版特別企画として、スモーブローの歴史やおすすめの組み合わせも掲載。文化的背景まで含めて理解を深められるのも魅力です。
名店「Aamanns」の哲学を自宅で体験

著者のアダム・オーマンは、コペンハーゲンの人気店「Aamanns(オーマンズ)」のオーナーシェフ。
伝統を大切にしながらも現代的な感性を取り入れたスモーブローで知られ、デンマークの食文化を牽引する存在です。
本書には、20年以上にわたる経験と探究の成果が凝縮されており、その哲学を自宅で味わえる内容となっています。

また、LifTe編集部は実際にコペンハーゲン国際空港内にある「Aamanns」を訪れたことがあります。
開放感のある店内には、スモーブローを気軽に楽しめるカウンター席が並び、トランジットの合間にも立ち寄りやすいカジュアルさが魅力。
一方で、その佇まいには北欧らしい洗練された空気が漂います。
気軽に楽しめる一皿でありながら、“北欧の美意識”を感じられる——そんな特別な食体験がここにはありました。

ショーケースにずらりと並ぶスモーブローは、ひとつひとつがまるでアート作品のような美しさ。
ライ麦パンの上に重ねられた具材は色彩豊かで、思わず見入ってしまうほどの完成度です。
目の前で選ぶ体験もまた楽しく、どれにするか迷う時間さえも、この店ならではの醍醐味。
シンプルでありながら素材の個性を引き出す組み合わせや、繊細な盛り付けからは、デンマークの食文化の奥行きがしっかりと伝わってきます。
気軽に楽しめる一皿でありながら、しっかりと“北欧の美意識”を感じられる——そんな特別な食体験がここにはありました。
スモーブローは、デンマークの暮らしや文化を象徴する存在。
本書を通して、その背景にある食の思想や歴史に触れることで、北欧のライフスタイルをより深く理解するきっかけにもなります。
北欧好きはもちろん、料理やデザインに興味がある人にも手に取ってほしい一冊です。
『スモーブロー・ザ・マニュアル』

著者:アダム・オーマン
翻訳:くもともときこ
仕様:B5変型・240ページ
定価:9,900円(税込)
出版社:誠文堂新光社
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