コーヒーと甘いものを囲みながら、家族や友人、同僚との会話を楽しむ。スウェーデンの暮らしに欠かせない「Fika(フィーカ)」の時間を、本場ストックホルムのコーヒーとともに楽しめる場所が東京に誕生します。
スウェーデン発のスペシャルティコーヒーブランド「Drop Coffee Roasters(ドロップコーヒーロースターズ)」が日本初上陸。
9月18日(金)、中野マルイ2階に日本1号店をオープンします。
世界的に評価される焙煎技術や生産者との長期的な関係を大切にしながら、ストックホルムの日常に根付いてきたDrop Coffee。
一体どんなコーヒーブランドなのか、その魅力と日本1号店で楽しめるFikaを紹介します。
ストックホルムの日常に根付く「Drop Coffee」

Drop Coffeeが誕生したのは2009年。
ストックホルムの"Mariatorget(マリアトリエット)"近くにオープンした、小さなコーヒーバーからその歴史は始まりました。
創業当初から大切にしてきたのは、おいしいコーヒーを提供することだけではありません。
コーヒーを囲んで人々が自然に集まり、会話を楽しみ、豊かな時間を過ごせる場所であること。
創業から1年後には店舗内で焙煎をスタートし、2012年には25kgのDiedrich焙煎機を導入。
2018年にはストックホルム北部のRosersbergへ焙煎拠点を移し、現在は認証オーガニックロースターとしてコーヒーづくりを続けています。
ストックホルムの店舗には世界各地からコーヒー愛好家が訪れる一方で、地元の人々にとっては日常的に立ち寄る場所でもあります。
「特別な一杯」でありながら、「いつもの一杯」でもある。
そんな距離感も、15年以上にわたってDrop Coffeeが大切にしてきたものです。
一杯のコーヒーの向こう側にいる「生産者」

Drop Coffeeのコーヒーを知るうえで欠かせないのが、生産者との関係です。
同ブランドでは、世界各地のコーヒー生産者や農園を実際に訪問し、長期的な関係を築きながら豆を買い付けています。
なかには10年以上にわたってパートナーシップが続いている生産者もいます。
主な産地は、ボリビアやコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、エチオピア、ケニアなど。
単に高品質な豆を仕入れるのではなく、「誰が、どこで、どのようにつくったコーヒーなのか」を大切にし、透明性のある取引を通して公正な価格での購入や品質向上、持続可能なコーヒーづくりを目指しています。
生産者からロースター、バリスタ、そして私たちの手元に届く一杯まで。
コーヒーに関わる人々のつながりそのものを大切にする姿勢が、Drop Coffeeのものづくりを支えています。
世界が認める焙煎士、Joanna Alm Leighton

そんなDrop Coffeeの品質と哲学を支える中心人物のひとりが、共同オーナーのJoanna Alm Leighton(ジョアンナ・アルム・レイトン)です。
Joannaは、世界最高峰の焙煎技術を競う「World Coffee Roasting Championship」で準優勝を含む2位、3位、4位の入賞歴を持つロースター。
また、スウェーデン国内の焙煎大会でも複数回の優勝経験を持っています。

Drop Coffeeが追求するのは浅煎りのコーヒー。
ストックホルムでは8〜16kgという小さな単位で焙煎し、それぞれの豆が本来持っている個性を引き出します。
目指しているのは、自然な甘さや鮮やかな風味、そして「どこで育ったコーヒーなのか」が感じられるような透明感のある味わいです。
そして日本1号店で使われる豆も、ストックホルムで焙煎されたもの。
つまり中野にいながら、Drop Coffeeがストックホルムで追求してきた味を楽しむことができます。
雑誌『LifTe 北欧の暮らし』vol.03でも紹介した、ストックホルムのカフェ

実はDrop Coffeeは、LIFTeにとっても馴染みのある場所です。
北欧の暮らしやカルチャーを現地取材とともに紹介する雑誌『LifTe 北欧の暮らし』vol.03では、ストックホルムで訪れたいカフェのひとつとしてDrop Coffeeを紹介しています。
ストックホルムの街に根付き、地元の人々はもちろん、世界中のコーヒー好きが訪れるDrop Coffee。
現地を訪れた際に感じられるのは、世界的に評価されるスペシャルティコーヒーの専門店でありながら、決して敷居の高い場所ではないということです。
コーヒーを飲みながら会話をしたり、甘いものと一緒にFikaを楽しんだり。そこにあるのは、スウェーデンの日常に溶け込んだカフェの風景です。
そんなDrop Coffeeが今回、日本で初めての店舗をオープンするというニュースは、LifTeとしても嬉しいもの。
ストックホルムで紹介した一杯を、今度は東京・中野で味わえるようになります。
▶雑誌『LifTe 北欧の暮らし』vol.03の詳細はこちら
約12種類のコーヒーから、その日の一杯を選ぶ

中野店では、常時約12種類のシングルオリジンコーヒーが用意されます。
面白いのは、すべてのシングルオリジンを860円(税込)の統一価格で提供すること。
「高いからこちら」「安いからこちら」と価格で選択肢を狭めるのではなく、その日の気分や自分の好奇心から、飲んでみたい産地や味わいを自由に選べるようにしています。
さらに各コーヒーには、生産国だけでなく農園、生産者、品種、精製方法などの情報も添えられます。
「今日はエチオピアにしてみよう」「この生産者のコーヒーはどんな味なんだろう」。
そんな会話がバリスタとの間に生まれることも、Drop Coffeeが考えるコーヒー体験のひとつです。
初めてスペシャルティコーヒーを楽しむ人には、630円(税込)の「本日のコーヒー」も用意されます。
そしてぜひ体験してほしいのがスウェーデン流の「Fika」を楽しむこと。
スウェーデンのFikaは、単なるコーヒーブレイクとは少し違います。
コーヒーや甘いものを囲んで、家族や友人、仕事仲間と会話を楽しむ。忙しい日常の途中で少し立ち止まり、人と過ごす時間を大切にする習慣です。
中野店では、そんなFikaを楽しめるフードも充実。
スウェーデンで親しまれているシナモンロールやカルダモンロールをはじめ、北欧スタイルの朝食、サンドイッチ、ペストリーなどが提供されます。
さらに、日本のために開発された7〜8種類のオリジナルケーキも登場。
北欧らしい素材を生かしたシンプルな味わいを大切にしながら、日本の季節感や嗜好を取り入れ、Drop Coffeeのコーヒーとのペアリングを考えて開発されています。
朝のコーヒーからランチ、午後のFika、仕事帰りの一杯まで。
「北欧文化を体験しに行く特別な店」というよりも、ストックホルムの店舗と同じように、いつもの暮らしの中でふらっと立ち寄れる場所を目指します。
ストックホルムから中野へ。新しいFikaの場所が誕生

Drop Coffeeが日本でつくろうとしているのは、コーヒーを研究するラボのような場所でも、限られた人だけが楽しむ特別なコーヒー体験でもありません。
一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーを囲んで多くの人が行き交い、生産者や産地、味について自然と会話が生まれる、活気のあるカフェです。
共同オーナーのJoannaも、中野店を「誰もが心地よく過ごしながら、コーヒーへの好奇心を持ち、新しい味や体験に自由に挑戦できる場所」にしたいと語っています。
ストックホルムで15年以上にわたって育まれてきたコーヒーと、その周りに流れる豊かな時間。
この秋、中野で本場スウェーデンの一杯とともに、新しいFikaを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Drop Coffee Roasters 日本1号店
■オープン日:2026年9月18日(金)
■営業時間:8:00〜22:00
■席数:51席
■定休日:なし(1月1日〜3日は休業)
■住所:東京都中野区中野3-34-28 中野マルイ2階
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)







この記事へのコメントはありません。