先日東京ビッグサイトで開催された「ツーリーリズムEXPOジャパン」へのスウェーデン出展にあわせ、ストックホルムとスウェディッシュ・ラップランドの観光関係者が来日。
9月29日(火)、青山のVolvo Studio Tokyoで観光セミナーとネットワーキングイベントが開催されました。
スウェーデンの首都ストックホルムから、北極圏に広がる雄大な自然が魅力のラップランドまで、それぞれの地域ならではの観光スポットや旅の楽しみ方、最新の観光トレンドが紹介された今回のセミナー。
歴史ある街並みや北欧デザイン、オーロラや氷のホテルなど、スウェーデンを旅するうえで知っておきたい魅力が詰まったイベントの模様をお届けします。
日本から直行便で!身近になったスウェーデンへの旅

セミナーは、スウェーデン大使館のヨハンナ・リンドクヴィストさんによる挨拶で幕を開けました。

続いて登壇したのは、ストックホルム観光の魅力を紹介する、ストックホルム・ビジネス・リージョンのヨナス・アルヴィンさんと、ビジット・ストックホルムのカリン・ストラスバーグさん。
日本からのアクセスや観光トレンド、歴史的な建築物から新しい旅のスタイルまで、ストックホルムを訪れる際に知っておきたい情報が紹介されました。

まず注目したいのが、日本とスウェーデンを結ぶ空のアクセスです。
羽田空港とストックホルム・アーランダ空港を結ぶANAの直行便が就航したことで、乗り継ぎをせずにスウェーデンへ向かえるようになりました。
北欧旅行の選択肢が広がり、ストックホルムは日本からさらに訪れやすい都市のひとつとなっています。

また、ストックホルムは北欧各国へのアクセスにも優れた都市です。
鉄道やフェリー、バス、飛行機など、さまざまな交通手段が充実しており、ストックホルムを起点に周辺都市や近隣諸国を巡る旅も楽しめます。
北欧を初めて訪れる人はもちろん、複数の国や都市を組み合わせて旅をしたい人にとっても、魅力的な拠点となりそうです。
歴史と文化が息づくストックホルムの世界遺産

14の島々からなるストックホルムは、水辺の美しい景観と歴史的な街並みが共存する都市。
その周辺には、スウェーデンの歴史や文化に触れられる世界遺産も点在しています。
セミナーでは、ストックホルム中心部から約10kmに位置する「ドロットニングホルム宮殿」が紹介されました。
17世紀に建てられたこの宮殿は、現在もスウェーデン王室の居住地として使用されており、美しく整えられた庭園や歴史的な建築物が見どころです。
また、宮殿敷地内には18世紀に建てられた宮廷劇場も残されており、当時の舞台装置を今に伝える貴重な文化施設として知られています。
さらに、ヴァイキング時代の交易拠点として栄えた「ビルカ」も、ストックホルム近郊にある世界遺産のひとつ。
湖に浮かぶ島に残された遺跡からは、かつて北欧の人々が築いた交易ネットワークや暮らしの様子を感じることができます。
都市観光とあわせて少し足を延ばすだけで、スウェーデンの奥深い歴史に出会えるのも、ストックホルムならではの魅力です。
定番の観光地から一歩先へ。新しいストックホルムの楽しみ方

セミナーでは、ストックホルム近郊の街を訪れる「日帰り旅行」も、旅の楽しみ方として提案されました。
紹介されたのは、マリエフレッドやウプサラ、スウェーデン最古の都市のひとつとして知られる町シグトゥーナなど、歴史ある街並みや自然が残るエリア。
なかでもシグトゥーナは、木造の建物が並ぶかわいらしい街並みが魅力で、散策しながらカフェやショップに立ち寄るのも楽しそうです。
ストックホルムでの滞在に小さな旅を組み合わせると、楽しみ方がさらに広がります。
世界的なブランドを生み出してきたスウェーデン

スウェーデンの魅力は、観光地や自然だけではありません。
セミナーでは、世界中で親しまれているスウェーデン発のブランドや人物についても紹介されました。
IKEAやVolvo、Spotifyといった身近な企業をはじめ、世界的な人気を誇る音楽グループ「ABBA」、スウェーデンを代表するアーティストのアヴィーチーなど、音楽やデザイン、テクノロジーの分野でも多くの才能を生み出してきました。
さらに、世界中で親しまれているゲーム「Minecraft」もスウェーデン生まれ。
普段の暮らしの中で何気なく触れているブランドやカルチャーにも、実はスウェーデンとのつながりが数多くあります。
街を歩きながら、そうしたブランドのショップやデザイン、文化に触れられるのも、ストックホルムを旅する楽しみのひとつといえそうです。
スウェディッシュ・ラップランドの魅力と最新情報

続いて登壇したのは、スウェディッシュ・ラップランド観光局のソフィ・ホルムグレンさん。
スウェーデン北部に広がるラップランドについて、地域の特徴や観光スポット、冬ならではの体験などが紹介されました。

スウェーデン北部に位置し、北極圏を含むこのエリアには、手つかずの自然が広がり、夏には白夜、冬にはオーロラなど、季節によって大きく表情を変える景色が待っています。
ストックホルムのような都市観光とはひと味違う、北欧の自然を全身で感じられる旅先として注目したいエリアです。
セミナーでは、「アイスホテル」と「オーロラ」についても紹介されました。
氷と雪が生み出す幻想的な空間「アイスホテル」

まず、スライドに映し出されたアイスホテルは、まるで氷の美術館。
氷でつくられた空間に美しい彫刻が並び、客室そのものがアート作品のようです。
ここで一夜を過ごすと、どんな気分になるのでしょう。写真を見ているだけでも想像が膨らみます。
そして驚いたのが、365日楽しめるアイスホテルがあるということ!冬の旅でしか出会えないと思っていた氷の世界を、ほかの季節にも体験できると聞き、旅の選択肢が広がりました。
冬の夜空を彩るオーロラ

もうひとつ、スウェーデンのラップランドを訪れるならぜひ体験したいのが、夜空を幻想的に彩るオーロラです。
ソフィさんによると、このエリアでは8月から4月末にかけて、オーロラを観測できるチャンスがあるそうです。
雪に覆われた真冬の風景を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、今回特におすすめの時期として紹介されたのが9〜10月。
その理由のひとつが、湖の水面に映り込むオーロラです。
夜空に広がる緑色の光が、穏やかな湖面にも映し出される光景は、湖が凍結する前の秋だからこそ楽しめる特別な風景。
空と湖面の両方にオーロラが広がる幻想的な景色は、スウェーデンのラップランドを秋に訪れたくなる大きな魅力のひとつです。

歴史ある街並みや北欧デザイン、カフェ文化を楽しめるストックホルム。そして、雄大な自然と幻想的な風景が広がるスウェディッシュ・ラップランド。
同じスウェーデンでありながら、訪れる地域や季節によって、まったく異なる旅の魅力に出会えることを改めて感じた今回のセミナー。
都市での街歩きやショッピングを楽しんだあと、北へ向かって大自然に触れる。そんな旅の組み合わせも、スウェーデンならではの楽しみ方です。
次の北欧旅行では、少し足を延ばして、まだ知らないスウェーデンの風景に出会ってみてはいかがでしょうか。
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