フィンランド人アーティスト、ピヴェ・トイヴォネンさんが手がけるサウナアート「Kettu galleria(ケットゥ・ガレリア)」と、埼玉県さいたま市にある北欧スタイルの温浴施設「おふろcafé utatane」がコラボレーション!
10月8日(木)から、館内のサウナ小屋や浴室、ホテルの客室などに、フィンランドの自然やサウナ文化をモチーフにしたアートが登場しています。
さらに、北欧の食文化を取り入れた限定メニューや、ここでしか手に入らないコラボグッズも展開。施設全体が、フィンランドの世界観に包まれています。
今回編集部が、開催にあわせて行われたプレス向けイベントに参加。
来日したピヴェ・トイヴォネンさん本人が語った、作品に込めた思いやフィンランドでの暮らしにまつわるエピソードとともに、コラボレーションの見どころをお届けします。
フィンランドの自然とサウナ文化が広がる、おふろcafé utataneのコラボレーション
北欧サウナの世界へと誘う、特別な暖簾

お風呂の入口には、フィンランドの美しい群島の風景を描いた大きな暖簾が登場。
今回のコラボレーションのために制作された「Summer day in Finnish archipelago(フィンランドの群島で過ごした夏の日)」が、訪れる人を北欧の世界へと誘います。
イベントでは、ピヴェさんが作品のモデルとなった場所についても語ってくれました。
描かれているのは、フィンランドの群島地域「アーキペラゴ」に実在する島。
ピヴェさんはヨットで島々を巡ることが好きで、なかでも、なめらかな岩肌が広がる無人島の風景に魅力を感じているそうです。
もともと島の丘の上には白い小屋が建っていましたが、今回のコラボレーションにあわせて、青いサウナ小屋として描いたのだとか。
暖簾をくぐることで、まるでフィンランドの島々を訪れたかのような気分を味わえます。
フィンランド式サウナへの思いが込められた「サウナコタ」

浴室には、ひときわ目を引く青いサウナ小屋「サウナコタ」。
おふろcafé utataneは「北欧のゲストハウス」をコンセプトにした温浴施設で、お風呂やサウナに馴染みのない人でも、カフェを訪れるような気軽さで楽しめる空間づくりを大切にしているそうです。
プレスイベントでは、施設担当者が、フィンランド式サウナへの思いを説明。
日本で親しまれてきた高温で乾燥したサウナとは異なり、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」によって、しっとりとした熱を楽しめる空間を目指したそうです。
設備だけでなく、フィンランドの文化や風景まで感じられる場所にしたい。そんな思いが、今回のアートとのコラボレーションにつながりました。
青いサウナ小屋に描かれた、かわいらしいキツネ

「サウナコタ」の外壁には、白樺の枝葉を抱えたキツネのアートが描かれています。
キツネの隣には、サウナで使う桶や柄杓も描かれ、ピヴェさんらしい遊び心にあふれたデザインに仕上がっています。
実は、この「サウナコタ」は2019年に設置されたフィンランド式サウナ。北欧産のパイン材を組み上げたログハウス型の建物で、セルフロウリュも楽しめます。
今回、ピヴェさんのアートが加わったことで、フィンランドの自然や暮らしをより身近に感じられる、温かみのある空間へと生まれ変わりました。
アートが施されているのは、サウナ小屋の外壁だけではありません。
木の温もりに包まれた室内にも、サウナを楽しむキツネのシルエットが描かれています。
木材の風合いを活かしたシンプルなデザインが、ログハウス型のサウナ室に自然と溶け込んでいます。
プレスイベントでは、ピヴェさんが作品の制作方法についても説明してくれました。
普段は鉛筆でスケッチをしたあと、ペンで線を描き、水彩絵の具で彩色することが多いそうですが、今回のような大きな作品では、木材などの素材や異なる制作技法を取り入れているとのこと。
かわいらしいイラストだけでなく、素材の質感を活かしたアートも楽しめるのが、今回のコラボレーションの魅力です。
フィンランドの食文化とアートを楽しむ限定コラボメニュー

館内のカフェでは、ピヴェさんのアートとフィンランドの食文化を組み合わせた、4種類の限定メニューが登場しています。
夜空に広がるオーロラをイメージしたクリームソーダや、フィンランドの花冠文化から着想を得たフレンチトーストなど、見た目にも楽しいメニューが勢揃い。
なかでもユニークなのが、フィンランドのサウナ文化を食事に取り入れたメニューです。
白樺の枝葉を束ねた「ヴィヒタ」をイメージしたサラダでは、サウナのロウリュで好みのアロマを選ぶ楽しさを、3種類のドレッシングで表現。
また、フィンランドで親しまれている「サウナマッカラ」をイメージしたソーセージ料理には、熱した石を使った演出も取り入れられています。
ピヴェさんのイラストが添えられたメニューとともに、フィンランドの暮らしやサウナ文化を味わえるのも、今回のコラボレーションならではの魅力です。
限定コラボメニュー(左から)
■焼き石サウナソーセージとニシンのオープンサンド:1,280円(税込)
■フルーツとエディブルフラワーの花冠フレンチトースト:1,280円(税込)
■サーモンスープとヴィヒタロウリュサラダ:1,080円(税込)
■夜空を彩る オーロラクリームソーダ:780円(税込)
フィンランドの群島風景に包まれる、特別な客室

今回のコラボレーションでは、宿泊しながらアートを楽しめる特別な客室も用意されています。
ベッドの横の壁いっぱいに描かれているのは、サウナ入口の暖簾にも使われている「Summer day in Finnish archipelago」。
青い海と空、丸みを帯びた岩肌、白樺の木々。そして、丘の上には小さな青いサウナ小屋が建ち、キツネが海を眺めています。
暖簾で見たフィンランドの群島風景が、今度は客室いっぱいに広がるという贅沢な演出。
ベッドでくつろぎながら作品を眺めていると、まるでフィンランドの小さな島に滞在しているかのような気分に浸れます。

コラボルームの楽しみは、室内の大きなアートだけではありません。
客室の扉にもキツネのイラストがあしらわれ、部屋へ入る前からピヴェさんの世界観が広がっています。
プレスイベントで印象的だったのは、ピヴェさんがこのホテルの廊下や客室を見て、子どもの頃の思い出を語ってくれたこと。
子どもの頃、フィンランドからスウェーデンへ向かうフェリーの旅が大好きだったというピヴェさん。
船内には細長い廊下があり、その両側にコンパクトな客室が並んでいたそうです。
今回のホテルの廊下や客室も、そんなフェリーの船内を思い出させるものだったのだとか。
ピヴェさんの幼い頃の旅の記憶が、思いがけず今回のホテルの空間と重なった、印象深いエピソードでした。
思わず持ち帰りたくなる、コラボ限定グッズ

館内のショップには、「Kettu galleria」とのコラボレーションで誕生したオリジナルグッズも並んでいます。
ポストカードやステッカー、アクリルキーホルダー、刺繍入りタオル、サウナハットなど、普段使いしやすいアイテムからサウナ好きにうれしいグッズまで、幅広いラインアップ。
ピヴェさんの作品に登場するキツネや、フィンランドの自然を描いたイラストが、さまざまなアイテムにあしらわれています。
今回のコラボレーションで初めて「Kettu galleria」を知った人も、サウナでアートに触れ、気に入った作品をグッズとして持ち帰れるのがうれしいところ。
フィンランドの温かみのある世界観を、自宅でも楽しめるアイテムが揃っています。
コラボグッズ(一例)
■ポストカード:220円(税込)
■ステッカー:380円(税込)
■アクリルキーホルダー:990円(税込)
■刺繍入りタオル:1,480円(税込)
■書籍:2,860円(税込)

今回のコラボレーションでは、埼玉県のクラフトビール醸造所「Teenage Brewing(ティーンエイジ ブルーイング)」が手がけた、オリジナルデザインのクラフトビール「After SAUNA PILS」も登場。
缶には、サウナ入口の暖簾やホテルの客室にも登場した、フィンランドの群島風景が描かれています。
フィンランドでは、サウナのあとに飲み物を片手にくつろぐ時間も、楽しみのひとつ。そんなサウナ後のリラックスタイムを思わせる、今回のコラボレーションらしいアイテムです。
館内のさまざまな場所に広がるピヴェさんのアート

ピヴェさんの作品に出会えるのは、サウナや客室だけではありません。
館内の階段にも、額装されたアートが並び、移動中にも小さなギャラリーを訪れたような気分を楽しめます。
2019年にフィンランド式のサウナ小屋を設置するなど、これまでも北欧のサウナ文化を取り入れてきた同施設。
今回はピヴェさんのアートを館内各所に展開することで、お風呂やサウナだけでなく、食事や休憩、宿泊まで、さまざまな場面でフィンランドの世界観に触れられるようになりました。
フィンランドの自然とサウナを愛するアーティスト、ピヴェ・トイヴォネン

今回のプレスイベントでお話を伺ったのは、フィンランドを拠点に活動するビジュアルアーティスト、ピヴェ・トイヴォネンさん。
ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)を卒業後、イラストレーションや美術教育など、幅広い分野で活動しています。
ピヴェさんが手がける「Kettu galleria」は、キツネをはじめとする動物たちを主人公に、フィンランドの自然や暮らし、サウナ文化をユーモラスに描いたアートブランドです。
プレスイベントでは、作品の着想源となるフィンランドの自然や、サウナ文化への思いについても語ってくれました。
普段は小さなサイズで描くことが多いサウナのイラストが、今回のように大きな作品となって施設に登場することを、とても喜んでいる様子が印象的でした。
サウナもアートも楽しめる、北欧スタイルの温浴施設

「北欧のゲストハウス」をコンセプトにした「おふろcafé utatane」では、お風呂やサウナだけでなく、カフェでの食事やラウンジでの休憩、ホテルでの宿泊まで、思い思いの時間を過ごせます。
今回のコラボレーションでは、館内の至るところにピヴェさんのアートが登場。
サウナで身体を温めたり、フィンランドの風景を描いた作品を眺めたり、北欧の食文化を取り入れたメニューを味わったりと、さまざまな楽しみ方が広がっています。
サウナ好きはもちろん、北欧デザインやフィンランドの暮らしに興味がある人にも、ぜひ訪れてほしい場所です。
この秋は、ピヴェさんが描く愛らしい動物たちに囲まれながら、フィンランドの世界観に浸るひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
▶「おふろcafé utatane」オフィシャルサイトはこちら
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)







この記事へのコメントはありません。