フィンランドのベストセラー作家が描く、家族の秘密と戦争の記憶。新刊『樹皮の下で』発売!

フィンランドで高い評価を受ける作家、トンミ・キンヌネンの新刊『樹皮の下で』が発売されました。

デビュー作『四人の交差点』がフィンランドでベストセラーとなり、高い評価を受けたトンミ・キンヌネン。

今回の作品では、戦争の深い傷を心に抱えながら生きてきた女性と、その家族が紡いできた物語が描かれます。

フィンランドの歴史を背景に、家族の秘密や世代を超えて受け継がれる記憶、そして人生の選択をめぐる、心揺さぶる一冊です。




フィンランドの歴史とともに描かれる、家族の秘密と記憶

LifTe北欧の暮らし 新潮クレスト・ブックスから10月28日(水)に刊行されたフィンランドの小説家トンミ・キンヌネンの長篇『樹皮の下で』
かつてフィンランドとソ連のあいだで戦われた「継続戦争」(第二次ソ連・フィンランド戦争)。

その舞台となったフィンランド北東部のロシア国境に近い町を舞台に、戦争の深い傷を心に抱えて生きてきた一人の女性と、その深い傷のせいで壊れてしまった家族について、物語は描かれます。

人生の最期まで続く葛藤。本人だけでなく、その家族をも破壊してしまう戦争の傷害とは、いったい何なのか。

家族のなかで長く隠されてきた秘密は、どのように明らかになっていくのでしょうか。

戦争という大きな歴史のなかで、ひとりの女性が背負ってきたもの。そして、親から子へ、さらに次の世代へと受け継がれていく記憶。

『樹皮の下で』は、戦争が終わったあとも人々の心や家族のなかに残り続ける傷と、そこから生まれる複雑な感情を描いた物語です。

フィンランドで高く評価される作家、トンミ・キンヌネンとは?

LifTe北欧の暮らし 新潮クレスト・ブックスから10月28日(水)に刊行されたフィンランドの小説家トンミ・キンヌネンの長篇『樹皮の下で』
トンミ・キンヌネン(Tommi Kinnunen)は、1973年にフィンランド北東部クーサモで生まれた小説家。

トゥルク大学卒業後、教師として働くかたわら執筆活動を続け、2014年に発表したデビュー作『四人の交差点』が大きな注目を集めました。

同作はフィンランドで13週連続売上1位を記録し、フィンランディア賞やヘルシンギン・サノマット文学賞など、数々の文学賞の候補に。

その後も作品を発表し、フィンランドを代表する作家の一人として活躍しています。

作品は20以上の言語に翻訳されており、日本でも『四人の交差点』に続いて『樹皮の下で』が刊行されました。


フィンランドの美しい自然や豊かな暮らしだけでなく、その土地で生きてきた人々の歴史や思いにも触れられる『樹皮の下で』。

戦争の記憶、家族の秘密、そして世代を超えて受け継がれるものとは何なのか。

秋の夜長にじっくりとページをめくりながら、フィンランド文学の奥深い世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

▶『樹皮の下で』詳細はこちら

『樹皮の下で』書籍情報

■タイトル:樹皮の下で(新潮クレスト・ブックス)
■著者:トンミ・キンヌネン
■訳者:古市真由美
■発売日:2026年10月28日(水)
■出版社:新潮社
■定価:2,255円(税込)
■ISBN:9784105902131




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