マリメッコデザインの核に迫る!企画展は13日(土)まで!

皆さんはマリメッコをお好きですか?

よく知っている方はもちろん、よく知らない方でもマリメッコのウニッコ柄と言われる大きな花のパターンデザインは一度は目にしたことがあるはず。

1951年に誕生したマリメッコは、フィンランド、いや北欧を代表するデザインブランドとして世界に名を轟かせていますが、なぜこれまで長い間人々に愛されているのか、その魅力の真髄が垣間見れる企画展が銀座で開催中です。

今回はマリメッコの若手デザイナーとして知られている3人にフォーカスを当てての企画展。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 入り口

会場は銀座7丁目にある「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」。銀座4丁目交差点から徒歩5分程度で会場に着きます。近くにはカフェの「アマンド」、「バーニーズ ニューヨーク銀座本店」などの目印になるお店や建物も多数。

マリメッコ・スピリッツ1F

 

|1F マリメッコデザイナー3人の代表パターン

マリメッコデザイナー パーヴォ・ハロネン

パーヴォ・ハロネン「Ruusuruoho(ルールルオホ)」「Torstai(トルスタイ)」

現代アーティストとしても活躍するパーヴォ・ハロネンさんは自然からのインスピレーションを有機的な抽象パターンにデザインするのを得意としています。

マリメッコ Ruusuruoho(ルールルオホ)

彼の代表パターンの一つ「Ruusuruoho(ルールルオホ)」。Ruusuruohoはフィンランドに自生する植物で、細い茎に可愛らしい丸い花を咲かせます。Ruusuruohoはバッグ、ワンピース、スカートなどに展開をされ、シンプルでありながら飽きのこないデザインになっています。

マリメッコ Torstai(トルスタイ)

そして、彼はペーパーカット技法も得意としており、その真骨頂がこの「Torstai(トルスタイ)」。技法としては切り抜きをして、色をのせて、部分的に色を抜き、また別の色を乗せていくという途方もない作業から成り立っています。この技法は天候(湿度)にも左右されるもので、なかなか思い通りにならないことも多いのですが、それが面白いともパーヴォ・ハロネンさんは語ります。

マリメッコデザイナー マイヤ・ロウエカリ

マイヤ・ロウエカリ「Veljekset(ヴェルイェクセトゥ)」「Kasvu(カスヴ)」

大胆な色使いと自然をモチーフにしたデザインが目を引くマイヤ・ロウエカリさん。

マリメッコ Veljekset(ヴェルイェクセトゥ)

フィンランドの独立100周年を記念してこの「Veljekset(ヴェルイェクセトゥ)」を制作しています。フィンランドの民話からインスピレーションを得て、森の中に生息している印象的でかつ力強い動物たちが描かれています。

マリメッコ Kasvu(カスヴ)

そして、彼女のもう一つの代表パターンがこちらの「Kasvu(カスヴ)」。大胆な構図で植物の多様性、成長を描いていて、このパターンはトートバッグ、ナプキン、ファブリック製品など多様なマリメッコ製品を生み出しています。

 

マリメッコデザイナー アイノ=マイヤ・メッツォラ

アイノ=マイヤ・メッツォラ 「Juhannustaika(ユハンヌスタイカ)」「Weather Diary Collection(ウェザー・ダイアリー・コレクション)」

水彩やフェルトペン、グワッシュなど多彩な画材で温かみのあるデザインパターンを得意とするアイノ=マイヤ・メッツォラさん。

マリメッコ Juhannustaika(ユハンヌスタイカ)

彼女の代表パターンとしてよく知られているのが、こちらの「Juhannustaika(ユハンヌスタイカ)」。夏至の魔法という意味を持つこのデザインは、夏を希望の一つとしても捉えるフィンランドの精神が昇華されたようなポジティブなデザインです。

マリメッコ Weather Diary Collection(ウェザー・ダイアリー・コレクション)

他にも彼女には明るい印象を与える「Sitruunapuu(シトルナプー)」も有名ですが、編集部で注目したのがこの「Weather Diary Collection(ウェザー・ダイアリー・コレクション)」。ヘルシンキの島に住んでいる彼女ならではの自然の豊かさ、儚さ、厳しさが描かれています。

|製作過程を垣間見る

そして今回の企画展の面白いところは、完成されたパターンの他に、それぞれのデザイナーが完成まで描いてきたラフスケッチも見れること。デザインが形になるまでの製作過程が垣間見ることができます。

|B1F 「日本」を題材に製作されたそれぞれの作品

 

地下1Fには、今回の企画展に合わせて製作されたそれぞれの作品と、それが生み出されるまでのラフ、インスピレーションを与えたものが展示されています。彼らは日本への滞在経験はなく、あくまで自身の想像で製作されたもので、それぞれの日本に対するイメージで自由に描かれています。

マリメッコ Aureoli(アウレオリ)

マリメッコ ペーパーカット

パーヴォ・ハロネン作 「Aureoli(アウレオリ)」

日本の古典芸術にインスピレーションを受けたパーヴォ・ハロネンさんが製作したのは「光の輪」と名付けられた作品。彼が最も得意とするペーパーカット(切り紙)の技術が使用されていて、製作されたラフの精巧さは、パターンデザインに継続性、持続性をもたせたいと願う彼の真髄を体験出来る出来栄え。

マリメッコ Kirsikankukkasade(キルシカンクッカサデ)

マイヤ・ロウエカリ作「Kirsikankukkasade(キルシカンクッカサデ)」

街の喧騒が好きだという彼女の作品は賑やかで鮮烈な印象を残します。彼女が「日本」という言葉で想像したのは「人の多さ」そして「忙しく行き交う光景」だったそうです。そして「桜」。街中の喧騒のすぐ近くに自然も存在する、忙しく行き交う人々と、ゆったりと舞い落ちる桜の花びらのコントラストが素晴らしい作品です。

マリメッコ Kokedera(コケデラ)

アイノ=マイヤ・メッツォラ作 「Kokedera(コケデラ)」

自然の中での生活をこよなく愛する彼女が描いたのがこの作品。モチーフとなったのは京都の苔寺としても知られる「西芳寺」。苔は自身が住んでいる近くにある自然の中にも存在しているのと、森を漂う平穏な雰囲気と西芳寺の持つ雰囲気がとても似ていてこの作品を製作したそうです。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー1F-2

|マリメッコ・スピリッツとは

この企画展で展示されている作品、そして期間中に開催された彼らのギャラリートークを見て感じたのは「マリメッコという大きな枠組みの中で与えられる自由」。

特に今回のデザイナー3人は小さい頃から普通にマリメッコに触れて育った世代。日常の生活に入り込んでいるマリメッコにとても愛着を持っています。彼らそれぞれがマリメッコに対して愛情というベースを持ちながら、彼らの発想を相当の裁量を与えて自由に作らせていく。

マリメッコ・スピリッツを持ったデザイナーを招き入れて、次々と新しいデザインを生み出していく、この挑戦と寛容性のバランスがマリメッコが強く、そして長く愛されるブランドとして成長を続けている、マリメッコデザインの核だと強く感じました。

今回の企画展は1月13日(土)まで開催中。

マリメッコ・スピリッツに触れるチャンスをお見逃しなく。

【マリメッコ・スピリッツ】
開催場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
住所:〒104-0061
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1F
電話:03-3571-5026
時間:11:00~19:00
入場無料

|連動企画 マリメッコとフィンランドのクリスマス・グッズ

企画展会場のすぐ近くの「MMM メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド」では連動企画も開催中です。今回ご紹介したデザイナーの商品も販売されているので、企画展を見た後に訪れるのがオススメです。

MMM マリメッコ関連グッズ

 

【マリメッコとフィンランドのクリスマス・グッズ】
開催場所:MMM メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド
住所:〒104-0061
東京都中央区銀座7-7-4 DNP銀座アネックスB1〜3F
電話:03-3547-2380
時間:11:00~19:00

|デザイナーが語るギャラリートーク

11月15日(水)に開催された作家3名(パーヴォ・ハロネンさん、マイヤ・ロウエカリさん、アイノ=マイヤ・メッツォラさん)と今回の企画展監修ミンナ・ケメル=クトゥヴォネンさんによるギャラリートークの模様が下記でアップされています。

1時間30分に渡るトークでは、どのような経緯で彼らがマリメッコと仕事を始めたのか、マリメッコへの想いなど多岐に渡って展開され、とても興味深い内容となっています。

 

|マリメッコとユニクロのコラボが実現!

LifTe マリメコとユニクロのコラボ

3月末には、マリメッコとユニクロのコラボ商品が発売となる発表がありました!
デザインを担当するのは、今回の企画展で紹介をされたマイヤ・ロウエカリさん。
きになる方はこちらもチェックですよ!

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