LiLICoも登壇!「持続可能な消費とカーボンフットプリント」イベントレポート!

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 LiLiCo H&M アップルヤード和美 山浦誉史
10月29日(木)、スウェーデン大使館で気候変動ウェビナーの2回目「持続可能な消費とカーボンフットプリント」が開催されました。

現地在住で、長年環境問題に取り組んでいる"高見幸子"さんや、スウェーデン環境保護庁の"ヨーナス・アレルップ"さんからは、スウェーデンで実際に行われている"サスティナブルな取り組み"や、スウェーデンの現状が詳しく紹介されました。

そして、パネラーとして、タレントの"LiLiCo"さん、そしてH&Mの"山浦誉史"さんも登壇し「自分たちで環境問題に対して、何ができるか」という分かりやすい説明もあり、とても参考になるイベントでした。

今回は、実際にスウェーデンでは、サスティナブルな取り組みがどのようにされているかを、我々に身近な"衣食住"にフォーカスを当ててご紹介します

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スウェーデン大使から素晴らしい発表!

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 ペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使
イベント開催に先立ち、ペールエリック・ヘーグベリ駐日スウェーデン大使から発表がありました。

スウェーデン大使館で使用する電力を「自然エネルギー由来100%CO2フリー」に切り替えるというもの。

大使館が、再生可能エネルギーに100%切り替えることによって、様々な企業や団体も追随してほしいという思いを込めているそうです。

スウェーデンのサスティナブルな取り組み「衣」

H&Mの取り組み

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 H&Mジャパン CSR/サスティナビリティー・コーディネーター 山浦誉史
「アパレル業界のサスティナブルな取り組みの先導者でありたい」と語ったのが、H&MジャパンのCSR/サスティナビリティー・コーディネーターの山浦誉史さん

スウェーデンを代表するアパレルブランドH&M。「すべての人にファッションを届ける」というミッションで1947年の創業以来、日本はもちろん世界各国で、ハイセンスでリーズナブルな衣料品を提供しています。

日本の消費者の環境問題に対する意識に関しては、スウェーデンと比較するとまだ少ないと感じるようです。

「昨年の若者に対する、ある調査で「サスティナブルな衣装を取り入れたい」と回答した方が7割以上いたのですが、実際に購入した人は5%しかいませんでした。つまり、まだ意識と行動に大きな差があるんです」。

この状況で山浦さんが期待するのは「ファッションが持つ力」

「若い世代の方は、情報収拾がSNS経由がとても多い。これは、ファッションが持つ力が存分に発揮されると思っています。

かっこいい、可愛い」と思うものがいつの間にかサスティナブルなものになっているという世界をH&Mは作って行こうと思っています」。

今回ステージに並べられたのは、H&Mが毎年発表する「コンシャスエクスクルーシブコレクション」の一部。

「サスティナブルだけど、ハイファッションだったり、驚きを与えられるものを作っています。

例えばこのバッグは、ワイン製造するときに出てくるゴミになってしまう、ぶどうの皮、種、枝を原料として作られてるビーガンレザーで、人工皮革と比べても遜色ない出来栄えです。

この黒いドレスは、日本の伊藤忠商事が開発した「RENU(レニュー)」という高品質なリサイクルポリエステル素材でできています」。

購入する際に、どんな素材で作られているのか、どこで作られているのかという情報を得て購入するということだけでも、サスティナブルに繋がって行くというのを多くの方に知って欲しいですね」。

ヴィクトリア皇太子もサスティナブルな衣類を積極的に取り入れる

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 ヴィクトリア皇太子 アップルヤード和美
スウェーデンでは、国民に絶大な人気を持つ"ヴィクトリア皇太子"も、サスティナブルな衣類を積極的に取り入れています。

H&Mの海洋投棄を素材としたワンピースを着用(写真左)したり、母であるシルヴィア王妃が着用したドレスを着ることも多いため、メディアに「ヴィクトリア皇太子はサスティナブルのモデル」とよく取り上げられ、サスティナブルな衣類の浸透に一役買っているのです。

衣類リサイクル

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 高見幸子
衣類に関するリサイクルは、スウェーデンの日常生活にも浸透しています。

使わなくなった衣類や靴などを回収するボックスが設置されていて、回収されたモノは、セカンドショップで販売されたり、発展途上国に寄付される仕組みもされています。

スウェーデンのサスティナブルな取り組み「食」

若者が作り出す"肉食を減らすトレンド"

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 高見幸子
現在、スウェーデンで"トレンド"にまでなっているのが「肉食を減らす」ということ。

牛肉をはじめとした肉類は、反芻することによってメタンが排出されるため、地球温暖化に大きな要因となっていると言われています。

スウェーデンでは、若者を中心に肉食を減らすことがトレンドになっていて、15~24歳の15%"ベジタリアン"もしくは"ヴィーガン"という状況です。

肉食を減らすというトレンドの裏にはレストランの存在

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 高見幸子 MAX サスティナブル
スウェーデンでは、多くのレストランでベジタリアン、ヴィーガン料理が用意されています。

若者は積極的にそのようなレストランを利用するようになり、ウオメ市では若者が独自に"サスティナブルレストランマップ"を作る動きもあります。

ファストフードにもベジタリアンバーガーが普通に

スウェーデンのファストフード大手「MAX」は、いち早くベジタリアンバーガーを展開していて、全体のメニューの実に40%が完全に植物を原料にしたバーガーになっています。

スーパーマーケットもベジタリアン商品を後押し

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 高見幸子
スウェーデンの「Hemköp」というスーパーでは「Vego」というベジタリアンの商品を販売しています。

この「Vego」と果物と野菜をセットで購入するとポイントが通常の2倍というキャンペーンを打ち出しています。

大手食品メーカーによるラベルで視覚的に訴える

スウェーデン大手食品ブランド会社「Felix」は、商品のラベルにパリ条約に沿う形の"カーボンフットプリント※"が表示される仕組みづくりを積極的に行っています。

※Carbon Footprint of Productsの略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み

スウェーデンのサスティナブルな取り組み「住」

スウェーデンでは、原子力発電の依存率がまだ高いですが、政府の政策として2040年までに全廃する方針です。

再生可能エネルギーに切り替えるための申請方法自体を簡素化する取り組み

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 高見幸子
そのため、再生可能エネルギーに変えていく方針がとられていますが、ソーラーパネルの設置コストを15%政府が補助する施策があります。

2021年からは、申請方法が簡素化され、設置会社に支払う金額は、補助額15%を差し引いた分を支払う形になります。

グリーン電力を選べる選択肢が多い

"100%再生可能な電源"という自然保護協会の環境認証ラベルを取得している電力会社は、スウェーデン国内で個人対象でも35社企業などを対象している会社も18社あり、選択肢がとても多い状況です。

LiLiCoから見たスウェーデンと日本、そして自分たちができること

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 LiLiCo
今年で日本での生活が31年になるLiLiCoさん。環境問題に関して、日本とスウェーデンの決定的な違いは"身近さ"だと語りました。

「私が小学生の時、森に行って動物の糞や、落ち葉を使ってプレゼンする事業がありました。1年後また同じ森に行って、その動物の糞が減ってたら、動物が少なくなっていると危険というような。授業でも環境に触れることが普通なの」。

「日々の生活も同じで、空のペットボトルをスーパーに戻すことも普通だし、家族と環境のことを話す時間もたくさんあったなぁ。ペットボトルはスーパーに戻すと現金が戻ってくるというシステムが当時あったからというのもあるけど(笑)」。

スウェーデンのように日本も多くの人が環境問題に対して考えるようになるにはどうしたらいいかという問いには、逆に質問で答えます。

「日本人って「環境に対することをやろう」って考えると「何か良いことをしよう」ってなると思うんだけど、良いことって長続きするの難しくない?」

特別なことをやろうと思わずに、環境のことを友達や家族と少し話すとか、気軽に話す"環境づくり"から始めたっていいと思うの」。

スウェーデン人の環境問題に対する意識は無意識

LifTe 北欧の暮らし スウェーデン スウェーデン大使館 カーボンフットプリント イベント 地球環境問題 LiLiCo
最後は、LiLiCoさんが、どのようにして、我々が、環境問題に取り組みをしていくと良いのかという質問にこう答えてくれました。

まず知ることから始めるってとても大切。子供は特にそうで、学校で環境問題に対する授業ってまだまだ少ないだろうから、親、親戚、そして近所の人たちが少しずつ子供と話していく事で大きな進歩」。

スウェーデンでは、私もそうだったけど、本当に小さい頃から環境問題に触れる土壌ができているから、"環境問題に対する意識"って"無意識"なの。

でも、この感覚ってすごく大切で、この感覚になるためには、硬い話をするとかじゃなくて、フランクに、優しく、そして気軽に話せる環境づくりがどこまでできるかにかかってるんじゃないかな」。

今回のイベントを通して感じたのは、教育を含め、スウェーデンの社会的な仕組みがだいぶ進んでいるということ。

LiLiCoさんが語ったように、まず知ること。そしてそれを身近な人と話してみる。この意識を少しでも高めていけば、より良い社会に繋がると肌身に感じました。

LiLiCoさんには、イベント後もお話を聞いたので、次回またお届けいたしますね♪

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