先日3月20日に国連が発表した世界幸福度ランキングでは、北欧5カ国が昨年に引き続きベスト10にランクインする結果となりました。
具体的なランキングは、1位に4年連続でフィンランド、2位はデンマーク(昨年2位)、4位:アイスランド(昨年4位)、6位:ノルウェー(昨年5位)、7位:スウェーデン(昨年7位)という結果。
日本は、56位(昨年62位)でした。
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世界幸福度ランキングとは?
毎年この時期発表される国連の「世界幸福度ランキング」は、各国で行われる世論調査が元になっています。
その年の調査結果がそのままランキングに直結される訳ではなく、その年の結果と過去3年間の平均値が加味される形となります。
※世界幸福度ランキングの決まり方を解説した記事はこちら
設問項目は様々ですが、「昨日、たくさん笑ったか」「昨日の多くの時間に楽しみを経験したか」などの設問の他に、政府への信頼、生活面での安全、社会保障制度の充実など多岐に渡ります。
4年連続世界幸福度ランキング1位フィンランド!
ビジネス・フィンランド(Business Finland)のインターナショナル・マーケティング シニア・ディレクターのHeli Jimenezさんは、今回の世界幸福度ランキング4年連続1位を受けてコメントを寄せています。
「フィンランド人の幸福はうわべだけのものではないし、目に見えるものでもありません。私たち自身に深く根差しているものです。持続可能な幸せというのは、私たちのスーパーパワーであり、ありのままの人生を受け入れるという姿勢そのものでもあり、昨今のような困難な時期に立ち向かう力となって、私たちを助けてくれます。例えば、サウナでリラックスしたあと、ベンチに腰掛けて誰もいない湖を眺めたり、仕事に出かける前に朝の海でひと泳ぎしたりという日常生活の小さな物事をありがたく思っています」。
こちらは、幸福度ランキング4年連続1位を達成を受けて、フィンランドのVisit Finland(フィンランド政府観光局)が製作した、フィンランドで幸せを感じるためのヒントをまとめたスペシャルムービー。
フィンランド人の哲学者が考える幸せとは?
なぜ、フィンランドの人々は幸福を身近に感じるのか。そのヒントが、3月22日(月)に発売されたばかりの、フィンランドの若き哲学者フランク・マルテラ著の『世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)にありました。
著者のフランク・マルテラさんは、新進気鋭のフィンランド人哲学者で、哲学と組織研究2つの博士号を持ち、「人生の意味」の問題を専門としています。
本著では「しあわせ」の意味、「人生の意味」をなかなか見出せない理由、そして現代社会で「人生の意味」を見出すために実践できる方法が紹介されています。
具体的な調査結果や、映画などの身近な題材も豊富に取り上げられていて、とても分かりやすい内容な上に、哲学の基礎も学べる内容になっています。
興味深かったのは、フィンランドを美化していないところ。きちんとフィンランドの足りない点や、ネガティブなことも正面から書いていることによって、彼が提唱する実践方法には説得力があります。
また、彼自身が感じた完璧に幸福だと感じた瞬間もとても印象的でした。多くは語れませんが、本著を読むとしあわせの意味や感覚がもっとより身近に感じるはずです。
「世界幸福度ランキング」がきっかけとなり、「幸福」「しあわせ」の意味や「フィンランドの現状」に関心が出た方に是非オススメしたい書籍です♪
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