2023年冬の出張3日目は、ストックホルムを巡り、ダーラナ地方の街ファールンに向かいます。
150年以上愛される手工芸店「スベンスクヘムスロイド」、2022年ストックホルムのベスト オブ セムラ第2位に輝いたベーカリー、居心地がよく地元の人たちに支持されるカフェも巡ります。
※2023年 北欧旅日記 2日目<後編>の様子はこちら
世界一長い美術館と称されるストックホルムの地下鉄
ストックホルム地下鉄の駅は「世界一長い美術館」と称されるほど駅が個性的。
アーティストによって手掛けられた壁面アートやオブジェなどが駅ごとに楽しめるのです。
アートを身近に感じてほしいという試みで始まったのは1950年代のこと。現在では実に90以上の駅でさまざまな箇所でこの地下鉄アートを満喫できます。
ちなみにこちらはストックホルムの中心地でもある駅「ティーセントラーレン駅」。
手工芸が趣味の人に大人気の「スヴェンスク ヘムスロイド」
ストックホルムにある「スヴェンスク ヘムスロイド」は、伝統的な工芸を保存するために発足したスウェーデン手工芸協会がセレクトするショップで、125年もの間、この場所で運営をしています。
「スヴェンスク ヘムスロイド」に登録されている職人は100人を超え、スウェーデン国内の高品質なな手工芸品が入手できます。
どの製品をこの店に並べるかを決めるのは、CEOでもあり手工芸家でもあるジェニー・ベリエさん。
彼女の品揃えの基準、こだわり、お店が人気な理由などを取材しました。
「「スヴェンスク ヘムスロイド」への取材内容の詳細はこちら」
2022年ストックホルム ベスト オブ セムラ 第2位のショップ「Lillebrors Bageri」
取材を終えて向かったのは、地元新聞「Dagens PS」が主催した2022年のストックホルム ベスト オブ セムラで見事2位となったベーカリーの「Lillebrors bageri」。
訪れたのはちょうどお昼ごろということで、多くのお客が列を作っていました。
店内に入ると出来立てのパンのいい香りがします。ショーケースには、店内で作られたパンがずらりと並びます。
お目当てのセムラをテイクアウト!
店頭のベンチに座りながら食しましたが、クリームはコクがあるのにしつこくありません。また大振りのナッツによって食感も楽しめるのも特徴。
大人の手のひらサイズなのですが、ぺろっと食べれてしまう素晴らしいセムラでした。
ベンチに座って食べていると、通行人の何人かが「ここのセムラ美味しいだろ!?」と声をかけてくれました。それくらい地元の方々に支持されているのが実感できるベーカリーでした。
地元で愛されるカフェ「Daily’s cafe&bistro」!
この後ファールンへの長めの移動となるため、その前に腹ごしらえということで足を運んだのが、「Lillebrors Bageri」から徒歩数分の場所にあるカフェ「Daily’s Café & Bistro」。
ここではスウェーデンのクラフトビールも豊富に用意していて、当日はスタッフのおすすめをチョイス♪
メインで注文したのは、「Sandwich today's special」。
いわゆるオープンサンドみたいなものですが、カリッと焼いたパンの上には野菜、卵、ベーコンが乗っています。卵は半熟で、何よりもこのソースがとても美味しい。
一緒に合わせたペールエールのビール(sleepy dog pale ale 1st)との相性も抜群でした。
こちらは「Daily’s cafe&bistro」の名物とも言われるオムレツ。外は固めで中はフワッ。付け合わせのレモンを一振りすると味変も楽しめる素敵な一品。
また、特筆したいのはスタッフのフレンドリーさ。おすすめや、各料理の説明も丁寧でしたし、料理含めて心地よい空間を楽しむことができます。
地元で愛されるカフェでランチをしたい方に是非お勧めしたい場所です。
ファールンへ移動
ストックホルムからダーラナ地方の街ファールンへ電車で移動します。
ストックホルム中央駅から、目的地のファールンまではおよそ2時間30分ほどの行程。車窓からはスウェーデンの大自然を存分に満喫できます。
ファールン
夕方の16時30分過ぎ、定刻通りファールン駅に到着。
こちらはファールンの駅舎。
夕暮れまで時間があまりないですが、ファールンの中心地を少し巡ります。
ファールンは世界遺産にも認定された大銅山がある街。スウェーデンの郊外でよく見かける赤い外壁の家はファールンレッドと呼ばれますが、ファールンの大銅山で採れた銅が使用されています。
上質なお肉を楽しめる「Black Stone Steakhouse」
「Black Stone Steakhouse」はスウェーデン内でチェーン展開をしている上質なお肉を楽しめるレストラン。
ファールンの店内はシックで落ち着きがあり、訪れたのは土曜日の夜ということもあり満席状態でした。
溶岩プレートで焼きながら自分の好みの焼き具合で食べれるというのも嬉しいポイント。
デザートは、目の前でチョコレートをフランベしてくれる演出もあり、前菜から最後まで楽しむことができました♪
※【2023 北欧旅日記 4日目】<前編>へと続く
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