2023年冬の出張4日目<前編>は、スウェーデンダーラナ地方の街ファールンを巡ります。
ファールン観光でおすすめのホテル、ダーラナホースの伝統を守り続けるショップ、世界遺産に登録されている大銅山、ダーラナ地方の歴史も学べるダーラナ博物館などをご紹介♪
※2023年 北欧旅日記 3日目の様子はこちら
ファールン観光でおすすめな「ファースト ホテル グランド」-MAP①
今回宿泊したのは、こちらの「ファースト ホテル グランド」。
中心地にも近く、中央駅からも徒歩10分以内ということもあり、ファールンの観光でよく利用されるホテルです。
オーソドックスなホテルとも言えますが、客室数も200弱あるため、朝食会場となるレストランもゆったりとスペースがとられています。
朝食は、宿泊すると無料で付くビュッフェスタイル。
サラダ、チーズ、ベーコン、フルーツはもちろんパンもライ麦パンや普通のパンまでさまざま用意されています。
現地の方でよくやられていたのが、パンにバターを塗り、好きな具材を乗せる、いわばオープンサンドでの食べ方。
朝ご飯をしっかり食べたい!けど時間がそこまでない!という方にもおすすめな食べ方です♪
ダーラナホースの伝統を守る「ダーラナ・デザイン・オブ・スウェーデン」-MAP②
「ファースト ホテル グランド」をチェックアウトして向かったのは、ホテルから数分の場所にある「ダーラナ・デザイン・オブ・スウェーデン」。
「ダーラナ・デザイン・オブ・スウェーデン」の中に入ると、さまざまな大きさ、色のダーラナホースが並びます。
スウェーデンのシンボルとも言われるダーラナホースですが、お土産需要も昨今高くなっており、機械による生産も増えているそうです。
「ダーラナ・デザイン・オブ・スウェーデン」は、今でも伝統的な手仕事でダーラナホースを作り続けています。
ダーラナ・ホース、ファールンの歴史、そしてこだわりをオーナーのアンデルス・フェルム(右)さんと、妻のヴェロニカ・フェルムさんに伺いました。
取材当日は、ダーラナ・ホースの絵付職人レーナ・ブローマンさんに、実際の絵付けの様子も見せてもらいました。
「「ダーラナ・デザイン・オブ・スウェーデン」への取材内容の詳細はこちら」
世界遺産にも登録されたファールンの大銅山-MAP③
ファールンの大銅山地域はかつてスウェーデンの銅生産を支えた場所で、17世紀ごろには、全世界の銅生産量の実に3分の2を占めたこともありました。
直径400メートル、深さ100メートルにも及ぶ巨大な穴は、1687年に坑道が大崩落を起こした際の跡。
千年に及ぶ採掘によって出来た地下坑道には落盤の跡や、鉱石の運搬用に使役された馬が通った通路など、当時の作業を忍ばせるものが残されています。
ファールンの銅はスウェーデン王国の銅貨、フランスのヴェルサイユ宮殿などの巨大建築の屋根にも使われています。
1992年に廃坑となりましたが、2001年に世界遺産に登録され、現在はファールンの観光スポットとして人気を博しているのです。
敷地内にあるレストラン「Restaurang Geschwornergården」-MAP④
その日のランチは、大銅山のすぐそばにあるレストラン「Restaurang Geschwornergården」。
中はとても広く、銅山を彷彿させるオブジェなども飾られています。
ランチはブッフェスタイルで、野菜類も豊富に用意されていました。
サラダは自分で好きなものを選んで取り分けるスタイルですが、メインは厨房で盛り付けられたものをセレクトします。
メインでセレクトしたのは厚切りのベーコンにマッシュポテトが添えられた一皿。
ベーコンにはマスタードも少し乗せられていましたが、このマスタードがとても美味しい!辛すぎもせず、ベーコンの味をうまく引き出す存在なのですが、実はダーラナで作られているそうです。
ランチの後、ダーラナで作られているマスタード「LissElla's」のさまざまな味を試食させてもらいました。
創業してから数多くのマスタードを作ってきた「LissElla's」は、これまで多くの世界大会で数々の賞を受賞してきたそうです。
創業者の一人でもあり、LissElla'sのマスタード職人でもある"Olle Bengtsso"さんは、「マスタードには無限の可能性があるし、その多様性を楽しんでほしい」と力強く説明してくれました。
新しいダーラナの名産になりつつあるLissElla'sのマスタード。今年の夏にはさまざまなマスタードを楽しめる「The mustard bar」をオープンさせるそうです。
ダーラナの歴史が詰まった「ダーラナ博物館」-MAP⑤
このファールンの観光スポットとして外せないのが、この「ダーラナ博物館」。
ダーラナが誇るダーラナホースの展示はもちろん、この地域の歴史も学べる場所です。
建物に入ると受付があり、受付の奥には関連アイテムが豊富に販売されているショップも。
ダーラナホースがスウェーデンの象徴となったのは、1939年ニューヨークで開催された世界万博。
スウェーデン館に2.8mの巨大ダーラナホース1体が展示され、その周りを約20,000体を超えるダーラナホースが取り囲み大きな話題となったのです。
そこから今まで実にさまざまなダーラナホースが生まれましたが、ここでも豆粒ほとの大きさのダーラナホースや、日本では見かけることがないユニークなダーラナホースも展示されています。
「ダーラナ博物館」は、ダーラナホースの展示だけではなく、どのようにしてダーラナホースに描かれる絵柄が生まれたのか、当時はどのような生活をしていたかなど、ファールンを含めたダーラナの歴史も学べる場所なのです。
ファールンを訪れたら、ぜひ巡っておくと良い場所です♪
※【2023 北欧旅日記 4日目】<後編>へと続く
編集部が2023年北欧旅日記4日目<前編>で訪れた場所はここ!
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