【2023 北欧旅日記 8日目】ヘルシンキ〈前編〉

2023年冬の出張8日目<前編>は、フィンランドの首都ヘルシンキを巡ります。

フィンランドを代表する建築家エリエル・サーリネンの偉業を感じるホテル、今年創業100周年を迎えたフィンエアーの本社などをご紹介♪

※2023年 北欧旅日記 7日目<後編>の様子はこちら

気持ちよく朝を迎えられる「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」の朝ご飯♪ -MAP①


「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」の朝食は、1Fのレストランスペースでブッフェ形式となります。

席数は大分多く用意されている印象なので、行ったけど座れないということはほとんど無さそうです。

おすすめは、窓際の席。北欧らしく天井まで伸びる大きな窓で開放感を感じることができます。

ブッフェで用意されている料理はバラエティ豊か。

フィンランドのホテル朝ご飯で定番のシナモンロール、カルヤランピーラッカ、チーズ、ベリーはもちろん、果物、そして新鮮な野菜も豊富でした。

朝ご飯をしっかり取りたい方は、きっと満足できる内容です♪

鉄道オフィスの面影をうまく残したフィンランドらしいリノベーション


朝食の後は、「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」の広報担当者が、ホテルツアーを実施してくれました。

フィンランドをはじめとした北欧は、古い建物を残しながら室内のリノベーションを行うことがとても多く、このホテルもかつての鉄道オフィスの面影をうまく残しています。

この建物を手がけたのは、フィンランドを代表する建築家エリエル・サーリネン。

アール・ヌーヴォー様式が取り入れられ、それらの特徴はきちんと残されています。

こちらは、かつての鉄道オフィスで使用されていた案内がそのまま残されています。

こちらは会議室として使用されていた場所。

エリエル・サーリネンがデザインしたオーク材の家具が置かれ、格調高いオリジナルの雰囲気が色濃く残っています。

「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」の2Fにあるこの部屋を含むいくつかの会議室は、フィンランド文化遺産庁から管理されています。

中庭も広く取られていて、ヘルシンキの中心地とは思えないほど静寂を感じることができます。

春〜秋は、テラス席も用意されるので、ここでゆっくりと食事やお茶を楽しむのもオススメです。

昨晩のサウナで外気浴をしたのもこちらの場所。

最上階からは、ヘルシンキ中央駅象徴の1つともいえるサーリネンが作り上げた高さ48.5メートルの時計塔も見ることができます。

こちらはスーペリアルーム。

濃いブルーがアクセントとして使用されていて、シックな落ち着いた印象。

「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」は、綺麗にリノベーションされていますが、柱などはもちろん建築当時の物を使用しています。

ヘルシンキ中央駅に隣接しているという抜群の利便性、そして清潔感に目が行きがちですが、フィンランドの建築技術を飛躍的に進歩させたといわれるサーリネンの偉業を目の当たりにできる貴重なホテルなのです。

このエレベーターは、宿泊者は通常使用できない物ですが、設立当初からあるもの。

手動式でドアを開けるタイプで、ドアにつけられたプレートを見ると歴史を感じます。

部屋のタイプによっては、隣接するヘルシンキ中央駅のホームがこのように窓から見ることが可能。

ヘルシンキ中央駅は、日本で言うと東京駅に当たる場所なので、さまざまなタイプの電車が発着するので、「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」は電車好きの方にもオススメなホテルなのです♪

創立100周年を迎えたフィンエアー本社へ取材! -MAP②


「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」を後にして向かったのは、フィンエアー本社。

1923年に創業し、長年多くの方の快適な空の旅を実現してきたフィンエアーは今年で100周年を迎えました。

フィンエアー本社は、ヴァンター空港付近にあります。本社入り口には機体のモニュメントが飾られていました。

フィンランドを代表する企業としても知られるフィンエアーでの働き方はどのような物なのかを今回取材してきました。

こちらは、オペレーション&コントロールセンター。24時間365日体制で、世界中に飛んでいるフィンエアーの飛行機がどのような状態なのかを把握する場所です。


機体を模したミーティングスペースや、一人用のブースもあり、さまざまな働き方がサポートされ、とても働きやすいオフィス。


テラスからは、ヴァンター空港を目にすることができます。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、手すりの向こう側には「FINNAIR」の文字が。

1Fには食堂も完備されています。

このビルは、フィンエアー以外の会社も入っており、ビル内の職員であればだれでも食堂を利用することができます。

フィンエアー本社の取材は、雑誌「LifTe北欧の暮らし vol.04」で掲載しています。

フィンエアーの機内に置き忘れたパソコンが翌日に帰ってきた!!- MAP③


実は前日の、コペンハーゲンからヘルシンキ移動の際、機内にノートパソコンを座席に置き忘れてしまったのです。。

気づいたのは、「スカンディック・グランド・セントラル・ヘルシンキ・ホテル」の部屋に入った後。。

途方に暮れ、現地のコーディネーターに聞いたり、webで調べたりして、あるサイトを教えてもらいました。

それは、遺失物の登録をするサイト。有料になるのですが、便名、シート番号、何を忘れたかなどを入力(英語でも可)すると、それに基づき遺失物を探してくれるという物。

もちろん、見つからない場合もあるそうですが、さまざまな人からの情報によると「フィンエアーでの遺失物は出てくることが多いけど、時間がかかることもあるから、2週間くらい覚悟をした方が良い」そうです。

見つかることを願いながら送信ボタンを押しその日は終わりました。

そして翌日フィンエアー本社への取材に向かう途中にメール受信!「あなたの荷物が見つかりました」という件名!

前日の夕方17時頃に登録して翌日朝10時くらいにメール受信。1日もかからず見つけてくれたと言うことになります。

パソコンが届けられたのは「Lost&Found INTERNATIONAL」の事務所。

ヴァンター空港の隣のビルになりますが、ちょっと分かりづらい場所だったので、何人かに場所を聞いてなんとかたどり着けました。

受信したメールを見せたらすぐにノートパソコンを持ってきてくれました!

見つかるとは思っていたのですが、ここまで早く連絡が来るとは思っていませんでした。

フィンエアーへの安心感がさらに増した瞬間でもありました♪

空港でおすすめのレストラン「HELSINKI MARKET(ヘルシンキ・マーケット)」!- MAP④


パソコンが戻ってきた安堵感からか、空腹を感じたので空港内の「HELSINKI MARKET」へ。

ここは何回か利用しているレストランですが、フィンランドらしい食べ物を食べられる場所であるという点と、店内が広いので待たずに飲食ができるというのもオススメなのです。

今回も待たずに無事着席ができ、コーヒーとシナモンロールを頂きました。

しっかり腹ごしらえをして、ヘルシンキ中心地に戻ります。

※【2023 北欧旅日記 8日目】<後編>へと続く




関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

Translate

sponsored

sponsored

ページ上部へ戻る