IKEA Tokyo-Bayで開催されたプレスイベントで、イケアは2026年度の注力テーマとして「Cooking & Eating(料理と食事)」を掲げ、『ちいさなアイデアで、いい毎日を味わえる』という新たなコンセプトを発表しました。
“食べる”という毎日の行為に、もっと楽しさと心地よさを。そんな想いが込められたイケアの取り組みが、いよいよ本格的に始まります。

イケア、日本初出店から20周年となる節目

2006年4月、日本で初めてのイケア店舗としてオープンした「IKEA Tokyo-Bay(旧 IKEA船橋)」は、2026年春に20周年という大きな節目を迎えます。
イケア・ジャパン代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officerのペトラ・ファーレ氏は次のように語りました。
「この20年、私たちは日本のお客さまの暮らしとともに歩んできました。多様化するライフスタイルや価値観に応えるため、オンライン・オフラインを横断した“オムニチャネルリテイラー”として進化を続けています。2026年度という節目の年を皆さまと一緒に迎え、これからも“自分らしい家が好きになる”暮らしを届けていきたいと考えています。」

また、イケアはさらなる成長戦略の一環として、2025年10月2日(木)に広島県初となる新店舗「IKEA広島」のオープンも発表。
新たな地域とのつながりが広がろうとしています。
日常の「食」をもっと自由に。小さなアイデアが暮らしを変える

「料理」と「食事」は、ただお腹を満たすだけの行為ではなく、心を満たす時間でもあります。
イケア・ジャパン Country Commercial Managerのニコラス・ジョンソン氏はこう語ります。
「料理や食事の方法を少し変えるだけで、暮らしはもっと健康的に、もっと楽しく、もっとサステナブルになります。“ちいさなアイデア”が、毎日の生活を驚くほど豊かにできるのです」。
忙しい平日も、特別な休日のディナーも──小さな工夫ひとつで“食卓の時間”は、もっと自分らしく、もっと心地よく変わっていく。
イケアは、そんな新しい食のあり方をサポートしていきます。
7つのステップに分けて商品・ソリューションを提案!

キッチン、ダイニング、リビングルームの商品展開と販売計画を担当するCore Area Managerの志村紗理氏は、料理と食事の時間をより楽しく、効率よくするための“7つのトピック”を紹介しました。

「食」に関わる7つのトピック
1. 下準備:インスピレーションから買い物まで、料理の準備をスムーズに。
2. 調理:誰でも簡単・安全・楽しく料理できるように。
3. テーブルコーディネート:日常も特別な日も、食卓を華やかに。
4. 食事:一人でも、みんなでも、食べることは喜び。
5. 清掃:限られた時間やスペースでも、簡単に片付けられる工夫。
6. 保存・整理:使いやすく整ったキッチンで、毎日がもっと快適に。
7. カスタマイズ:あなたらしいLDK空間を、見た目だけでなく使い方から。
これらの7つのトピックは、ただの暮らし方のヒントではありません。イケアはそれぞれのシーンに寄り添う形で、具体的な商品やアイデアを展開。
たとえば「下準備」には効率的な収納や調理器具を、「テーブルコーディネート」には季節のテーブルウェアを、「保存・整理」には整理整頓を助ける収納ソリューションを提案しています。
料理から食事、片付けまで。毎日の“食の時間”をトータルで支えるのが、イケアの新しいアプローチです。

そしてイケアとして初めて日本国内で生産されたアイテムも発表されました。
それが、10月に登場する新シリーズ「HARMYNTA(ハルミンタ)」。日本の伝統技術である美濃焼を取り入れた軽量食器で、日常使いしやすい丈夫さと、美しい質感を両立しています。
和洋どちらの料理にもなじむシンプルなデザインは、普段の食卓はもちろん、来客時にも活躍しそうです。
北欧らしさを日常に。Gustaf Westmanとのカラフルな新コレクション

イベントでは、料理や食卓の時間が増えるホリデーシーズンに向けた新コレクションもお披露目されました。
北欧デザイン界で注目を集めるスウェーデン人デザイナー、Gustaf Westman(グスタフ・ウェストマン)とIKEAが初めてコラボレーション。クリエイティブ・リーダーのMaria O’Brian氏とともに開発したカラフルなコレクションが、2025年10月2日(木)より順次発売されます。

シンプルな空間に彩りを添える遊び心は、まさに北欧らしさの真骨頂。暮らしの中で“自分らしさ”を楽しむヒントが詰まっています。
👉 「Gustaf Westman」との初コラボ商品を紹介した記事はこちら
食の体験もイケア流──スウェーデンの文化をテーブルで感じる

イケアの魅力は家具や雑貨だけではありません。店舗内のレストランやビストロも、多くの人が足を運ぶ理由のひとつです。
Country Food Managerの菊池武嗣氏は次のように話します。
「イケアでは、手ごろな価格とサステナブルな食材を大切にしながら、日本のお客さまの好みに合ったメニュー開発を進めています。スウェーデンの伝統料理や記念日を通して、食卓でも“北欧の文化”を感じていただければと思います。」

2025年度は、プラントベースのベビーカステラが累計415万個を突破し、家庭向けにも販売が拡大。

さらに、11月からは平日限定の「丼ぶりメニュー」も全国のスウェーデンレストランで登場予定です。

最後に、Country Food Commercial Manager岩垣剛史氏が登壇し、スウェーデンの食にまつわるユニークな記念日がありイケアではそれらに関連したアクティビティを開催していることを紹介しました。

その他にも旬の食材を使用したフェアを積極的に開催しており、いつ訪れてもさまざまな食体験を引き続き提供できるようにしていきたいと力強く話しました。
👉 現在開催している季節のデザートフェア「さつまいもフェア」を紹介した記事はこちら
「ちいさなアイデアで、いい毎日を味わえる」という言葉には、IKEAが20年かけて日本で育んできた想いが詰まっています。
それは“暮らしを劇的に変える”ということではなく、“今ある日常を少しずつ心地よくする”という考え方。
キッチンの使い方も、食卓の彩りも、料理のひと手間も──そのひとつひとつが、家をもっと好きになるきっかけになるはずです。
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