「イケア」でおなじみの、あの青いバッグ「FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ」が、誕生30周年を迎えてリニューアル!
ひと目でイケアとわかる鮮やかなブルーのデザインや、抜群の収納力、手ごろな価格はそのままに、リサイクル素材の使用率を90%以上に高め、環境に配慮したバッグへと進化しました。
世界中で親しまれているフラクタは、なぜこれほど長く愛され続けているのでしょうか。
誕生から30年の歴史を振り返りながら、約9年の開発期間を経て実現したリニューアルのポイントに迫ります。
世界中で愛されて30年!イケアを象徴する「FRAKTA/フラクタ」とは?

1996年に誕生した「FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ」。
もともとは、イケアで購入した商品を自宅まで持ち帰るための、実用的なショッピングバッグとして開発されました。
大きな荷物もすっぽり収まる収納力に、軽くて丈夫な素材、繰り返し使える機能性。そして何より、ひと目でイケアとわかる鮮やかなブルーのデザインが特徴です。
誕生から30年が経った現在では、イケアを象徴するアイテムのひとつとして、世界中で親しまれる存在に。
その人気は数字にも表れており、現在では世界中で年間4,400万個以上が販売されています。
実はフラクタは、イケアで最も売れているホームファニッシング商品でもあります。
そんなフラクタの魅力は、ショッピングバッグという枠にとどまらない使い勝手のよさにもあります。
洗濯物をまとめたり、衣類や日用品を収納したり、資源ごみの分別に使ったり。引っ越しの荷物を運ぶときや、アウトドアでも頼りになる存在です。
シンプルなつくりだからこそ、使い方は自由自在。
日々の暮らしのさまざまな場面で活躍してくれることも、フラクタが世代や国を超えて愛され続けている理由なのかもしれません。
見た目はそのまま!リサイクル素材90%以上のバッグへ進化

今回のリニューアルで最も注目したいのが、バッグに使用される素材の変化です。
新しくなったフラクタは、36リットルと71リットルの2サイズともに、リサイクル素材の使用率を90%以上に高めています。
さらに、そのうち少なくとも70%には、食品業界やプラスチック業界から出る包装廃棄物を再利用。
例えば、プラスチック製の食品容器や、粉ミルクの原料などを運ぶ大型バッグ。これまで廃棄物となっていたプラスチックが、私たちの暮らしで活躍する新しいフラクタへと生まれ変わっています。
一方で、フラクタといえば欠かせないのが、あの特徴的なブルーカラー。
今回のリニューアルでも、少量の青い顔料を加えることで、おなじみの鮮やかな色合いを維持しています。
もちろん、最大25kgの荷物を運べる丈夫さも健在!
バッグの強度を保つために必要な最小限の割合で、新しいポリプロピレン素材も使用されています。
リサイクル素材を大幅に増やしながら、見た目も使い勝手もこれまでと変わらない。
長年親しまれてきたフラクタの魅力を守りながら、環境への配慮をさらに進めたことが、今回のリニューアルの大きなポイントです。
製造方法も大きく進化!約89,000km分の糸を削減

今回のフラクタは、素材だけでなく、バッグのつくり方にも大きな変化がありました。
新しいバッグの本体と持ち手には、同じ種類の素材であるリサイクルポリプロピレン(PP)を使用。
さらに、生産工程を完全自動化することで、製造効率の向上や品質の安定化、材料ロスの削減にもつなげています。
なかでも興味深いのが、持ち手の取り付け方法です。
これまでは持ち手を手作業で縫い付けていましたが、新しい製造工程では、熱を使って素材同士を直接接合する「溶着」という方法を採用。
この変更によって製造時間が短縮され、なんと約89,000km分もの糸の使用削減につながっているそう!
地球を2周以上できるほどの長さと考えると、その規模の大きさが伝わってきます。
また、製造工程で余った材料も回収し、再び新しいバッグをつくるための材料として活用されています。
こうした製造方法の見直しによって、リサイクル素材の加工や品質管理に必要な追加コストを抑え、フラクタならではの手ごろな価格も維持。
環境への配慮を進めながら、丈夫さや品質、価格も大切にする。身近なバッグひとつにも、イケアのものづくりへのこだわりが詰まっています。
リニューアルまで約9年!変わらない使いやすさへのこだわり

見た目はこれまでとほとんど変わらない新しいフラクタですが、実は今回のリニューアルには、約9年もの歳月がかけられています。
イケアでは2017年から、商品開発者やエンジニア、サプライヤーが協力し、リサイクル素材の使用率を高めるための開発に取り組んできました。
しかし、リサイクル素材を増やすことは、決して簡単ではなかったそう。
リサイクルポリプロピレンを使用するには、追加の加工や品質管理が必要になるほか、バッグの強度や手ごろな価格を維持するための工夫も求められます。
さらに、バッグの本体と持ち手に同じ種類の素材を使用するため、従来の製造方法そのものを見直す必要もありました。
こうした課題を解決するために、何度もテストと改良を重ね、素材の選定から製造工程まで一つひとつを見直してきたのです。
今回の開発を担当したIKEA of Swedenの製品開発者、Julia Rosenberg(ジュリア・ローゼンバーグ)氏も、フラクタが持つ機能性やシンプルさ、特徴的なデザイン、低価格を維持することを重視したと説明しています。
誰もが知る定番アイテムだからこそ、その魅力を変えずに進化させることが大切だったのでしょう。
約9年にわたる開発の末に完成した新しいフラクタ。
いつもの青いバッグの背景には、長年の試行錯誤と、よりよい製品を届けたいという開発チームの想いが込められています。
新しくなった「FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ」は2サイズ!
今回リニューアルされたのは、日常使いに便利なMサイズと、たっぷり収納できるLサイズの2種類。
どちらもおなじみのブルーカラーと使いやすさを受け継ぎながら、リサイクル素材を90%以上使用した新しい仕様になっています。

FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ M
普段のお買い物はもちろん、洗濯物の持ち運びや日用品の整理など、毎日の暮らしで使いやすいMサイズ。
36リットルの収納力がありながら、かさばりにくく、必要なときにさっと使える手軽さが魅力です。
■価格:99円(税込)
■サイズ:45×18×45cm / 容量:36L

FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ L
かさばる荷物をまとめて運びたいときに頼りになる、71リットルの大容量タイプ。
衣類や寝具の整理、季節のアイテムの収納、アウトドア用品の持ち運びなど、さまざまなシーンで活躍してくれそうです。
■価格:129円(税込)
■サイズ:55×37×35cm / 容量:71L
Mサイズが99円、Lサイズでも129円という手ごろな価格は、今回のリニューアルでも変わりません。
使いやすさや丈夫さはそのままに、環境への配慮をさらに進めた新しいフラクタは、世界中のイケア店舗で販売されています。
1996年の誕生以来、世界中の人々の暮らしに寄り添ってきた「FRAKTA/フラクタ キャリーバッグ」。
30周年という節目に行われた今回のリニューアルでは、おなじみのデザインや手ごろな価格を守りながら、素材だけでなく製造方法まで大きく見直されました。
長く愛されてきたもののよさを大切にしながら、これからの暮らしや環境に合わせて進化させていく。
そんな考え方は、ものを長く使い続けることを大切にする北欧の暮らしにも通じるものがあります。
いつも何気なく手に取っている青いバッグも、その背景を知ると、少し違った目で見えてくるかもしれません。
次にイケアを訪れた際は、30周年を迎えて新しくなったフラクタにも、ぜひ注目してみてください。
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